![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/70019205/rectangle_large_type_2_8dd140e78c8f0f5c58c0eb92a51ca385.png?width=800)
Photo by
voice_watanabe
下見の効果 〜コーチの一言〜
試合会場の下見。微妙な傾斜や風の回り方を確認、といったことからトイレの場所の確認まで様々な下見があります。実は、ちゃんと下見をしなくても、会場にただ行くだけで効果があります。
初めて歩く道は長く感じます。
帰りは「こんな短かったのか」と思うのですが、これは一度見ていることで無意識に情報がインプットされているからです。行きはセンサーが多方面に向いて、神経を使っているので疲れます。これが長く感じさせる。
何故神経を無意識に使うのかと言えば、不安だから。危険な場所で無くとも初めての場所では通常の状態がわからないので、安全を確認しようと本能が動きます。初めての道の場合は自分が正しい方向に向かっているかを確認したいので、そのヒントになる情報にもセンサーが向かうから余計に神経に負荷がかかります。
知っている場所ならば通常の状態であれば危険がない事がわかります。よく知るまでいかなくても、初めてと2回目は2回目と3回目より遥かに差があります。なので帰り道は短く感じる。こういうわけです。
下見に行くだけでプレーに必要な情報収集をしなくとも効果アリというのは、不安を減らし、神経の負担を抑えることに繋がるからなのです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?