Vol.11 いーこの臨死体験②
臨死体験では三途の川の話を聞くことが多いが、いーこが体験したのは三途の「山」だったそう。
三途の山?
手術した時以外にも3回臨死体験をした。
手術の時と違って、何かきっかけ(体調が悪い等)があったわけではないけど3回とも普通に夜に寝て、気付いたらそこへ行ってた。
1回目の臨死体験。(いーこ19〜21歳の頃)
景色の色は月明かりのような光と黒に近い灰色で、山が3つあった。
山は日本昔ばなしに出てくるような感じで、
おまんじゅうみたいな同じ山が3つ並んでた。
なぜそれを知っているかは自分でも分からなかったけど、誰かに聞いたことがあるのか否か、山を3つとも超えてしまったらこっちへは帰って来られないらしい。
山を超えるのも歩いていくのではなくて、
山の上からふわあっと軽く飛んでいく感じ。
私の周りには山を超えている人がたくさんいた。
私は2つ目の山まで来たところで
祖父が現れて「帰り」と言ってきた。
山を超えるほど体が軽くなって
その感覚が楽しくて気持ちよかったから
私は先に進みたかったけど、
祖父が通せんぼするので仕方なく帰った。
2回目の臨死体験。
2回目も山が出てきた。
今度の山は中国の山みたいに切りだってて
私は入口からロープウェイに乗ろうとした。
でも乗る前に男の人と女の人に止められた。
(その二人には会ったことはなかったけど、魂の知り合いのような感覚があった。向こうが私の顔を見て「あ!」って表情をしていた。)
それでも制止を振り切ってロープウェイに乗り込んだものの、結局その二人にロープウェイ自体を止められて仕方なく帰った。
3回目の臨死体験。
3回目は知らないうちに
3つ目の山まで来てしまっていた。
"あ。ここまで来てしまった。"と思ったら
仏壇にいらっしゃった阿弥陀如来様が
私の目の前、光輝く中に立っておられて
「帰りましょう。」と語りかけてくださった。
"はあ、帰ってきたわ。"
と思って眠りから覚めたら、
なんと阿弥陀如来様がまだベッドの前に立っておられた。
もの凄い輝きだった。
阿弥陀如来様は何も言わず、
暫く私を見守って下さった後、仏壇に戻って行かれた。
あれほどの黄金の光を見たのはこの時と、
祖父が亡くなった時の黄金の蓮の花を見た時だけだった。
#いーこの風たより
#不思議体験
#臨死体験
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?