苦しい空気も言えない言葉も

前職で病んでしまう少し前、何時ごろからかわからないけれど、仕事中無意識に空気を飲むことが増えた。生唾を飲むと言った方が分かりやすいかもしれない。

飲んだ空気が胸に溜まって気持ち悪くなり、気持ち悪くなるとつばがでて、反射で飲んでしまいまた胸が痛くなるという悪循環だった。

後々ネットで調べたところ呑気症、というらしい。

当時は知らなかったから、休憩時間はテーブルに額をついて空気を吐きやすくしたり、仕事中は水分摂取を増やして口の中の気持ち悪さを和らげ、苦しくなると歩き回って気を紛らわせたりした。

休みの日は空気を飲むことはなかったし、出勤しなくなってからもなかった。ストレス反応だとしたら、防衛反応が正しく起きているってことだから人間ってすごい。

胸がつまる不快感が苦手だった。でも仕事できなくはないんだよなぁ。しかも目に見えるものでもないから周囲の理解も得難いと思う。休むまでは至らないけれどたしかに不快で、ストレスだった。



僕の場合空気を飲んでしまうトリガーがふたつ。

ひとつは無意識のもの。たぶんストレス起因。

もうひとつは唾液。吐き気がするときに似た感覚で、口の中が苦くてつい空気ごと飲んじゃう。気をつけて空気を飲まないようにしても、つばを飲むのは一回では済まないので結局そこそこの空気を飲んでしまう。

無意識については対策しようがないから、唾液起因をメインに不快感を改善しようといろいろ試してた。


1. 飲む回数を減らす。

唯一の無意識対策。鼻呼吸を意識した。そしたら鼻に意識が行く。


2. 口の中の水分量を増やす。

年中脱水人間だから、まず水分摂取。口の中が不快なときはうがい。あとは唾液を薄め?たくて、舌で歯の裏なぞってました。cubeの映画でボタン舐めて唾液増やす描写があったような気がする。


3. うがいをする。

唾液を飲まない練習というか意識づけになった気がする。ぺってするのはいやだったからうがいしてた。がらがらぺっじゃなくて、ぐちゅぐちゅぺってタイプのうがい。



最近落ち着いていたんだけど。転職後、月曜の朝めちゃくちゃ空気飲んじゃった。

まぁストレスだよね、月曜朝だもん。

こういう癖って嫌われがちだけど、ほどほどなら自分のストレスレベルが分かるし、そのおかげでストレス対策できるし悪いことだけじゃない。朝から大好きなラジオ聞いてあげた。

度を過ぎるとしんどいけど、たまにならいい指標だなって思えるくらいに落ち着いた。

ストレス源から離れづらいならストレス発散をしっかりすればよかったのかもしれない。発散が苦手だった僕は飲み込みまくって胸を痛めた。

今はストレスの少ない生活ができてる。いつかは発散が必要になるときが来るから、比較的穏やかな日々の中で少しずつストレス発散の練習していきたいな。








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『優しいニートのつくりかた』

前職期間の2話目。マガジン入れたら有料記事なっちゃうから別のマガジンに入れました。

1話目はこちら。



大好きなマイルドカフェオーレを飲みながらnoteを書こうと思います。