アンサング

unsung-ほめたたえられない、

4月に入ってから英語を全くやらなくなってしまい久しぶりの英単語。自粛期間中に手話を始めようとしたけど結局挨拶とか基本的なことしかやってない、。続かないなあ。

最近はアンサング・シンデレラというドラマを見ている。医者や看護師と比較して、誰からも称賛されない・医者からは奴隷のように下にみられる・給料も安い、まさにunsungな存在として扱われる病院薬剤師の話。ドラッグストアで働く薬剤師は、深夜にワンオペでレジ打ちや商品品出しもこなし、一人一人の患者に向き合う時間が取れないと嘆く。患者のために薬剤師になったのに。そんなもどかしさもあるだろうが、ドラマの中で奮闘する彼・彼女の姿はフィクションとして脚色されている部分が大きそうだが、何だか元気づけられそうだ。最近の回は患者さんとの接触が多く、おいおいそんなことまでしてるのかともはやアンサングじゃないじゃないかと思うことも多いのだけど。

半沢直樹とか社会人の奮闘を描くドラマは多いけど、最近はああいう勧善懲悪系のドラマは疲れてしまってみれなくなってしまった。世の中あんなにはっきりと善と悪がみえないもの。ツイッターをみると、総理や野党を罵倒して相手を悪、倒すべき対象、自分が正義みたいなことが多く描かれているけど、本当にそうなのかと思ってしまう。もちろん批判はあってしかるべきだし、称賛ばかりの世の中は気持ち悪い。大切なのは、人格や存在の否定ではなくて、criticalな物言いなのだと思う。

こんなことが言いたいのではなかった。

アンサング・シンデレラを見ていて自分が共感してしまうのは、何だか自分の仕事もあんな感じなんじゃないかと思っているからだ。電話対応などをしていると無茶苦茶な要望と罵詈雑言が多い。最近は慣れたけど、最初はえ?え?え?ってなっていた。説明会で職員の方がいっていた「批判こそされるが、感謝されることがほとんどないのがたまに虚しくなる」とはこのことかと実感した。まあ感謝されすぎるのも気持ち悪いけど、そういう仕事の人を見ると羨ましさを感じる。

でもでも今の仕事は好きだ。アンサングな仕事の小さなsungの積み重ねが嬉しいのだと思う。

積み重ねていきたい。




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