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AIでうまくイラストが描けないときにする方法

今、AIでのイラスト作成がめちゃ流行ってますよね!

AIがイラスト描いてくれるので、イラスト素人のぼくらでもAIでイラストを作れるのがうれしいですよね(´ω`)

そんなわけで、昔やってた古いゲームのキャラクターをAIで描いてみました↓

かなり頑張った~

某パズルゲームのキャラクターです。
結構好きなのですが、古いゲームなので、今じゃあんまりイラスト描かれてる方もおらず……


だったらAI使って自分で描いてまえ!


と、勢いでAIでイラストを描いてみたのですが、割としんどかった……


自分の備忘録も兼ねて、軌跡を残しておきます(`・ω・´)ゞ

・AIでイラスト描いてみたい
・画力が無くてもイラスト描いてみたい
・でもなかなかAIでうまく描きたいイラストが描けない!

こんな人たちの参考になれば幸いです!

使用AI:Stable Diffusion
モデル:Counterfeit-V2.5


img2imgとペイントソフトを駆使する

AIイラスト作成は、基本的にはプロンプトと呼ばれる英語の単語を入力していきます。

作りたいキャラクターに近づけるために英語の単語を入れていくんです。

でも、なかなか欲しい絵が出てこないんですよね……

今回だと、少女の左肩と左胸に飾りを付けたいので shoulder armor などプロンプトを入れるのですが、うまく出てこない……
ゴリゴリの甲冑が出てしまうんですよね
肩当・胸当て、みたいなパッドのようなものでいいのに……!


そこで考えたのが、画像から画像を生成するモードを使うこと。


見てもらった方が早いです↓

ゴリゴリの甲冑を着てしまってる……

AIでがんばって作った絵に、自分でペイントツール使って塗りつぶしていくんです。


こんな感じで↓

相当頑張った。

無料のペイントソフトがいろいろあります。
好みのものを使ってください。

・肩当と胸当を描き足し
・髪の色を変えたかったので塗りつぶし
・スカートの色やTシャツ、リストバンドなども追加

ペイントソフトで、上記を追加して画像を保存します。


保存した画像を、AIのimg2imagモードで読み込ませます。
そのあと、同じプロンプトのままでいいので書き出し。


AIすごいわ。

このとき、img2imgの設定にある、Denoising strengthを0.5くらいにすると、いい感じにAIが絵を馴染ませてくれます。

Denoising strengthを上げすぎると、文章のプロンプトに引っ張られてしまって、ぜんぜん違う絵になるので注意です。

Denoising strengthは数値が低いほど変化が少なく、数値が高いほど変化する、イメージでOKです。

0.2~0.3 ほぼ同じ絵柄のままで、AIに馴染ませたいとき
0.3~0.5 ペイントで色を塗ったのでAIで馴染ませたいとき
0.5~ 絵を思い切って変えたいとき

ぼくは上記の感覚ですが、もしかするとモデルによって違うかもなので、何とも言えないです。
いろいろ試してみてください。


img2imgには、他にもInpaint upload でマスクを使う方法もあります。

ちとムズイ

ペイントソフトで、

・色を上から塗った、色だけのレイヤーをコピーして使う
・自動選択で背景を選択して黒に塗る
・選択範囲を反転して色の部分をすべて白色に塗りつぶし

という工程でマスクの画像を作るので、ちょっと手間はかかります。
ただ、このマスク機能を使うと、マスクした部位だけをAIで馴染ませられます。
なので、ポーズや背景を変えないようにできます。

便利なのですが手間なので、ぼくは途中からあまり使わないようになりました(´ω`)

シンプルに、

img2imagで書き出し

ペイントソフトで描き足し

img2imagで書き出し

という工程を地道に繰り返していきます。


だいぶ近づいてきた気がする

AIで出てこない絵は描くしかない

ただ、このゲームの女の子のキャラには、ウサギ型のマスコットキャラクターがくっついてるんです。

でも、プロンプトだけではうまく出なかったんです。

黄色のウサギ、うまく出ないんですよ


なので、これはもう力技ですが、ペイントソフトで描き足します

かなりがんばった

キャラクターを描きます。


AIの絵に描き足し。


ぜったいプロンプトで出てこない(もはや試しても無い)

キャラクターを描きます。


AIの絵に描き足し。


描き足したら、img2imgで馴染ませます。

このときのDenoising strengthは0.2~0.3くらいでいいです。

上げすぎるとマスコットキャラクターが消えます。

Denoising strength 0.5でウサギが黄色い花に変えられてしまった


Denoising strength 0.3でこんな感じです。


マスコットキャラクターが原型を留めてくれてます

これで完成です。


LoRaを使う手もある

かなり手が込んだやり方でしたが、実はもっと簡単な方法もあります。

LoRaという、AIに学習させたデータを使う方法です。

まぁLoRaを作られてる方がいるんで、LoRaあるんですよね。

プロンプトにそのLoRaを呼び出すプロンプトを書き込めば、学習した絵に寄せて、絵を描いてくれます。

ただ、これはあくまでぼくの感覚ですが、LoRa使っちゃうと、なんというか、なんか自分で描いた気がしないなと……
(AI使ってる時点で何を言ってるんだ、と突っ込まれそうですが)


まとめ

今回は、AIでうまくイラストが描けないときにする方法を紹介しました。

・img2imgとペイントソフトを駆使する
・AIで出てこない絵は描くしかない
・LoRaを使う手もある

最後に、AIイラスト作成にあたって、読んだ教材を紹介します。

NFTマーケター・ChatGPTなど、いろいろ詳しいけいすけさんの教材を参考にしました。

初心者にはうってつけだと思います。基礎マスターコースは無料で、それだけでも十分勉強になるので、よかったらどうぞ٩( ‘ω’  )و




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