見出し画像

6月1日 22,000円を目指す?

こんばんは、リバーです。
ここ最近、市場が予想以上に強いですね。暴落の時から思っていることですが、やはりAIのアルゴリズムは売りなら売り一辺倒,買いなら買い一辺倒の様で、動き出したら大きく動きます。
やっぱり、人間のトレーダーは機械に負けていくのでしょうか。まるで、ターミネーターの世界。

5月第4週の振り返り

画像1

出典:楽天証券

日経平均は、ボリンジャーバンド+2σのバンドウォークを継続しています。
また、MACDはまだまだ上があることを示しています。 他方、オシレーター系で唯一ストキャスティクスは高値であることを示しています。
また、連続で売り越していた海外投資家が、買い越しに転じました。
それにより、日経平均株価は1週間で1,500円上げるという、大暴騰を見せています。
しかし、確実にアメリカは中国に対する態度を強く批判的なものと化しており、米中関係は過去最悪であったり、香港は中国共産党による表現の自由などの規制が法律て認められることが決まり、世界各国からの批判を集めていたり、市場の周辺情勢はかなり悪化してきています。
そのため、大暴騰の理由は、AIのアルゴなどによる需給によるものでしょう。

トランプ大統領、WHO脱退と中国批判

ほとんど予想通りの内容だったのでしょう。S&P500,NYダウ,NASDAQは上昇に転じました。

会見で、トランプ大統領は「世界保健機関(WHO)脱退」「香港に対する優遇措置廃止」「コロナウイルスのパンデミックと香港情勢に関して、中国政府を批判」を語りました。
市場が予想していた「中国当局関係者に対する制裁」は無かった。
これにより、市場は直ちに市場に悪影響を及ぼす内容は無いと判断した様です。
しかし、将来的には何らか行動は起こすでしょうから、全く影響が無いとは言えないです。

また、トランプ大統領は大統領専用機内で記者団に対し、6月に開催予定だったG7を9月に延期し、主要7カ国(フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ)に加え、ロシアとオーストラリア、インド、韓国を加え、対中問題を話し合うことを明かしました。
大統領選挙前の9月に持ってくるのは、さすが。

※正式には、WHO脱退ではない。WHO規約には、脱退について記載されておらず、資金拠出の停止により、投票権を失うことになり、実質的に脱退となるのだろう。しかし、WHOは国連の一部であり、国連に加盟するための条約を少々弄らないといけないのでは?深くは分かりませんが。

オプション市場 22,000円の建玉厚い

画像2

出典:トレーダーズウェブ

C22,000円とP21,000円の建玉が厚いことがわかります。
やはり、圧倒的に資金力のある外資系の動きを参考に見ていくべきです。例えば、アムロ,ゴールドマン,クレディスイス,JPモルガンです。
私は、大抵の場合、ゴールドマンとクレディスイスに注目しています。
今回大きな動きをとっているのは、ゴールドマンです。
見てみますと、ゴールドマンはC22,000円227枚売り、P21,500円84枚売り、P21,375円70枚売り、P21,250円160枚売り、P21,000円350枚売りです。

このポジションをSBI証券の損益シュミレーターで視覚化すると↓

画像3

これだけがポジションではないと思いますが、プットとコールの両方の売り建てですから、いわゆるストラングルを形成しています。
6月SQ値が、22,000円〜21,500円の時に最大利益(181,660,000円)ですね。
これがポジションなら恐ろしいですよね、必要証拠金も訳わかりません。

ストラングルを形成する時は、投資家はその幅に絶対にSQ値が到達することを確信した時です。
オプションの売り建ては、損益は無限、利益は有限ですから、最も危険です。
そう考えると、22,000円〜21,500円が6月SQになるのかも知れませんね。
6月SQはメジャーSQですし、まだまだ波乱は起こり得ますので、現時点で決めにいくのは危険ですから、慎重に向かいましょう。

明日の日経平均

画像4

出典:トレーダーズウェブ

日経平均先物ラージでは、ゴールドマンとクレディスイスは買っています。
しかし、金曜の日経平均は、「終値が、前日の終値より安く」「出来高が、前日の出来高より多い」つまり、ディストリビューション日でした。

ディストリビューション日といえば、5回連続観測されれば、暴落が発生するということで有名ですよね。
大体は、下降トレンドへ転換する転換日となることが多いです。
Q.何故か→A.高値付近で売り建が集中しているから。

これがよく観察すべきポイントです。
高値を超えるとなると、売り建が集中している箇所を踏み上げるほどの強い相場であるということですから、損切りは止む無しで、売り建は全て捨てた方が良く、押し目買いで構わないでしょう。
しかし、セオリー通り、高値を超えないとなると、下落トレンド突入を予想して、売り売り売り。

普段のディストリビューション日なら、売りを選びますが、先物をゴールドマンとクレディスイスが買っている手前、決め難いという訳です。

でも、いずれにしても現在のゴールドマンのオプションポジションを参考に考えると、予想レンジは22,000円〜21,500円です。

よろしければサポートをお願いします!サポートいただいた費用は、記事作成活動に当てていこうと考えています。