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こんな世界を愛するため

どこで聞いたか忘れました。

でも、はっきり覚えていることがあります。


愛の順番


まずは自己愛があって、その上に初めて他者愛が成り立つ。その次が集団愛。そして人類愛。

自分を愛せない人に他者は愛せない。

他者を愛せない人に集団は愛せない。

集団を愛せない人に人類は愛せない。


自己愛が全ての土台となります。

自分を愛せていない人は、意外なほど多いです。

不必要に自分を卑下したり、自分の気持ちを蔑ろにしたり、抱えた不満をぐっと堪えたり。

そういうことはやめて、まずは自分を愛する。

その上で他者を愛し、組織を愛する。

そんな人が集まる組織こそ、強い組織だと思います。


そして、もし、可能であれば、人類を愛する。アガペー。

そこまで辿り着ける人はごく僅かかもしれません。

自己愛を求めるか、他者愛を求めるか、集団愛か人類愛か、それがすなわち視座の高さでもあると思います。

偉大な人ほど、大きな愛を持っています。


そういえば、サム・アルトマンは、まさにこの人類愛に基づいて行動しているように思います。


スタートアップの世界では「効率化は善」が基本思想になっている気がします。

無駄は悪であり、省かれるべき存在。

でも、僕はたまに、ふと「ほんとにそうか?」と思うことがあります。

医療事務の効率化を目指す僕らにとって、ある意味自己否定でもあるのですが。


僕たちスタートアップが省こうとしている無駄は、誰かにとっての生き甲斐であり、自らの価値を感じられる行為でもあるわけです。きっと。

それを社会の全体効率の観点から無駄と決めつけ省こうとするのは、随分と傲慢だなぁとも思うわけです。

全ての人にとっての善は存在しない。

その中でどうやって人類を愛していくか。世界を愛していくか。


表題の「こんな世界を愛するため」とは、僕が愛してやまないEXILEの曲名でもあります。

こんな世界を愛するためには、この世の善も悪もその矛盾も全てひっくるめて愛する力、すなわち人類愛が必要なんだと思います。