プレゼンワザまとめ:仕事ができる人に見えるエグい最初のつかみ③選
プレゼンの最初って何をすれば良いのかな・・・
プレゼンの始め方のマニュアルがあれば知りたい
この記事はそんな人へ向け書いています。
仕事ができる人に見えるエグい最初のつかみ③選
こんにちは、放送作家の村松です。
私はキャリア20年超えの放送作家として
これまで「池の水ぜんぶ抜く大作戦」「出没!アド街ック天国」「スッキリ!」
「ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 路線バスで鬼ごっこ」「ハモネプ」など
多くの番組制作に携わってきました。
そして20年以上のキャリアで培った伝える技術を詰め込んだ講座を
早稲田大学エクステンションセンターで担当しています。
この記事では、20年以上にわたる「伝える仕事」のキャリアで学んだ、
あなたの伝え方を劇的に変えるための訓練方法を紹介します。
放送作家という伝えることのプロならではの視点で、
一般的に書籍などには書かれていないようなこともお話ししようと思います。
これを知れば
ビジネスシーンやプライベートで
あなたの企画やアイデア、表現したいことを
相手に伝えることができるようになります。
プレゼンで最も大切なのは「始め方」
プレゼンで大切なポイントというと
画期的なアイデア、ソリューションや
聞き手を魅了する話ぶり、論理展開などと思いがちですが
それよりも大切なことがあります。
それがプレゼンの始め方です。
小説でも映画でもテレビ番組でもYouTubeでも
最も大切なのは
一番最初にあなたがお客さんを触れ合う瞬間です。
このファーストコンタクトが全てを左右します。
その理由をご存知ですか?
なぜ「最初が肝心」なのか
なぜプレゼンで最も大切なのは「始め方」なのか?
最初でつまづくと
せっかくその後に用意してある
良いアイデアまで辿り着く前に
相手は聞く気を失ってしまうためです。
最後まで聞いてもらえたら
良いアイデアだということが伝わるのに・・・
という経験はありませんか?
あなたの気持ちはわかりますが
それはあくまであなた側の都合にすぎません。
プレゼンは相手が納得するかどうか
というものなので
そこを理解していないと
残念な結果になってしまいます。
「最後まで聞いてもらえたら
良いアイデアだということが伝わるのに・・・」
とならないように
プレゼンをデザインしておくことが
あなたに求められているのです。
具体的にどうやってプレゼンを始めれば良いのか?
プレゼンの最初が大切なのはわかったけど、
どうすれば良いのか?
という方のために、まずは気をつけるべきポイントをお伝えします。
ポイントは3つです。
アイスブレイク
つかみ
最初のブロック
これらをマスターすればプレゼンの成功率が上がります。
それぞれ詳しく見ていきます。
エグいつかみワザ①アイスブレイク
アイスブレイクは、プレゼンの前の時間に行うものです。
見ず知らずの相手と話す場合、
いきなり核心の話をするのはちょっと抵抗がありますよね。
あなたも話しにくいでしょうし、
相手もリラックスして聞くことができません。
そこで注目されているのがアイスブレイク。
文字通り、氷(アイス)を壊す(ブレイク)するためのもので
あなたと相手が対話しやすい空気を作るための技です。
いわば、プレゼンにおける助走です。
雑談などをイメージするとわかりやすいかもしれません。
アイスブレイクのポイントは温度差
アイスブレイクの目的は
プレゼンをしやすい雰囲気を作るためのもの
なのですが、ここで1つ気をつけたいポイントがあります。
何の意味もない雑談をするだけでは
プレゼンの成功率を上げることができません。
一体何のためにアイスブレイクをするのか?
ここがポイントです。
キーワードは温度差です。
落語でもいきなり本ネタは入りません。
「まくら」と呼ばれる小話がありますが、
日常から非日常へと誘うために
ここの助走が重要視されます。
落語の本ネタというプレゼンをする前に
お客さんの聞く準備を整えながら
さて何を話したらウケそうか?というあたりをつけるそうです。
あなたのプレゼンも同じで
お客さんの聞く準備を整えながら
あなたとお客さんとの温度差を埋めることがアイスブレイクの目的であり、
あなたのプレゼン成功率をアップさせる鍵になります。
もっと詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
エグいつかみワザ②つかみ
つかみという言葉を聞いたことはありますか?
プレゼンの一番最初に話す部分のことです。
ここの役割としては
あなたのプレゼンにグッと興味を持たせる
ということにつきます。
ここで
おっ、面白そう!
と思ってもらえるかどうかで
プレゼンの成功率が変わります。
誰だってつまらなそうな話は聞いていたくはありませんよね。
だからこそ、冒頭で
相手の気持ちを惹きつける必要があります。
これこそが、つかみの仕事です。
「おっ、面白そう!」の正体
とはいえ、
芸人じゃないからそんな面白ネタなんてないよ
という方も多いかと思います。
ここで誤解を解いておきたいです。
「おっ、面白そう!」というのは
笑える話という意味ではありません。
・何か気になる
・どういうことだろう?
このような印象も「おっ、面白そう!」に含まれます。
・続きが気になる
・理由が気になる
・もっと詳しく知りたくなる
聞くつもりがゼロの状態から
1ミリでも良いのでこんな状態へと導くことができれば成功です。
・吾輩は猫である。名前はまだない。
これを読んだ時にあなたは
は?どゆこと?
という気持ちになりませんか?
目指すのはそのような状態です。
どうやって、つかみを作るのか?
とはいえ、実際に自分で作るとなると
なかなか手強いのがつかみです。
どこから手をつけて良いのかわかりませんよね?
そんな時は
つかみのテンプレを使うという手もあります。
テレプレは当てはめるだけで
欲しいものができちゃうので楽ちんですよね。
特にテレビ番組はつかみの宝庫です。
あなたもなども見たことがあるはずなので
理解もしやすいはずです。
テレビ番組のつかみのテンプレを
自分のものにすれば
あなたも簡単にプレゼンのつかみを量産することできます。
もっと詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
エグいつかみワザ③最初のブロック
プレゼンの成功率を左右する重大要素の3つ目は
最初のブロックです。
プレゼンは
ソリューションや、裏付け情報、現状の分析、締め方など
色々なブロックで構成されますよね。
全体を見てみると
ソリューションと並んで大切なので
最初のブロックです。
最初のブロックは
アイスブレイク → つかみ に続く場所です。
具体的にはここで
ソリューションへとつながるアイデアをチラ見せすることになります。
それにより
相手は「もっと聞きたくなる」のです。
その「もっと聞きたくなる」という状態は
具体的な作り方を紹介します。
「もっと聞きたくなる」導入は○○から作る
プレゼンにおいて
あなたが用意したソリューションがあるはずです。
そこに注目することで
この最初のブロックを強化することができます。
この方法がなぜ効果的なのかというと
プレゼンの目的は
最終的にはあなたのソリューションに対し
なるほど、効果がありそうだ
と思ってもらうことですよね?
なので
ソリューションと最初のブロックが
連動している方が説得力が増すからです。
いくら面白いものがひらめたとしても
この2つが全く別物だと
聞いている方は混乱してしまいます。
説得力も減ってしまうので
別々に作ることは逆効果です。
最初のブロックでバリエーションを作る方法
最高の最初のブロックを作るためには
いくつかのパターンを作ってみることをお勧めします。
それらを並べて比べてみることで
最も説得力があるのはどれか?
というのを検討して
あなたのプレゼンの成功率を上げていきましょう。
そのためには
1つのソリューションからいくつかの「最初のブロック」を生み出す必要があります。
そこにも実はテンプレがありますので
テンプレを使って量産してみましょう。
複数作って比べれば
きっと「これだ」という最初のブロックが生み出せるはずです。
1つのソリューションから複数の“つかみ”を作る方法を
もっと詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
まとめ
プレゼンは最初が肝心です。
アイスブレイク、つかみ、最初のブロックを強化して
あなたもプレゼンの成功率を上げてください。
それぞれの具体的な作り方や
詳細を知りたい方は各ブロックにある別記事をご覧ください。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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