新社会人のみなさんに伝えたいふたつのこと
新社会人のみなさま。ようこそ社会へ。おめでとうございます。嬉しい人もいればそうでない人もいると思いますが、いいことも悪いこともたくさん起きるのが社会です。そんな世界へようこそ。
この社会を生きていくために必要なことが二つあります。これらを偉そうにお伝えできればなと思います。
ひとつ目は、失敗と意思決定の経験です。
今年40歳になるぼくが美容師になったのは21歳の時。今のようなコンプラのかけらもないブラック全盛期の時期。
寝る間もないとはこのことかと日々実感する毎日で、やる気のある同期もどんどんいなくなりました。
美容師の世界は結果が全てで、性別年齢は関係ありません。自分の意思を持ち、技術を磨く。誰かが手を差し伸べてくれるのではなく、自分から取りにいく。そんなサバイバルな雰囲気です。
これが現代の社会に浸透している気がします。自分の身は自分で守る。これが社会の鉄則なんだと思います。
そんな中、人生をいいものにしていくには、自分で決断することが必要です。不安定な社会に正解不正解はなく、自分で選んだ道を正解にしていくのがこれからの生き方だと感じるからです。
そのためには様々な経験をし多くの意思決定をしてみてください。どんな小さいことでもいいです。友達との飲み会の店を選んだり、遊びに行く場を決めてみたり。
そして失敗をしてください。あんまりいい店じゃなかったとか思ってたより面白くなかったなぁなど。損した気分になるかもしれませんが、その経験が大きな得になっていきます。
仕事をするとたくさんの失敗をします。これが普通です。だって新しいことをやるわけですから。あなたができないわけでなく、まぁそんなものなんです。
失敗してもほとんどのことは何とかなります。一週間もすれば無かったことになるなと経験上感じます。
また、重大な意思決定も後から考えとどっちでもよかったりします。人生たいがいどっちでもいいことが多いです。
失敗の経験から多くのことを学び、また選択をし新たな体験をする。
これが自分の人生をよりよくすると思います。
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ふたつ目は、一人でなんとかしないことです。
自分の身は自分で守りつつも、時に助けてもらった方がずっと楽だからです。
この仕事をしていると、本当に多くの人と出会います。
自分と似てる人、趣味思考が違う人、普通に生きていたら出会わないような人。世代問わずたくさんです。
人生は人の数だけあるなと思います。誰ひとり同じ人はいないとよく言いますが、仕事を通じて日々実感します。
誰もがいい時と悪い時を繰り返し、喜んでは悩む。順風満帆かと思いきや、思いもよらないことが起きたりもする。
そんな経験をこれからするはずです。困った時は誰かが助けてくれます。だから助けてと言いましょう。
逆に調子がいい時は誰かを助けてあげましょう。見渡すと困っている人がいるはずです。
自分自身で意思を持つことと、自分ひとりで生きていくのは全く違います。後者はしんどいです。そこまで無理するせずいきましょう。
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新社会人の方の新鮮な姿を見ると、とても嬉しい気持ちになります。エネルギーを感じ忘れていたものを取り戻す感じがします。
ぜひ一日一日を大事にして、いい人生を歩んでほしいです。そんなみなさんを髪を通じてサポートできるよう、ぼくもしっかり働きます。
お互い豊かな毎日にしていきましょう。これからよろしくお願いします。
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