kosuke ouchi

宮城県仙台市の印刷屋の者です。このご時世に印刷に取り憑かれてしまいました。印刷や紙、デ…

kosuke ouchi

宮城県仙台市の印刷屋の者です。このご時世に印刷に取り憑かれてしまいました。印刷や紙、デザインにまつわるアレコレを書いていきます。

最近の記事

上質紙チャレンジ - ①用紙選定

こんにちは。先日、お客様からこんな相談がありました。 当初は、カタログで写真が多いデザインになるので、当然塗工紙を提案しました。しかし、アート紙・コート紙に特有の光沢感を完全に排除したいとのこと。一瞬、私の中でマットコート紙+マットニスでの印刷方法も浮かびましたが、費用が高くなるので、これは脳内で却下。ここで完全に開き直り、「上質紙の印刷仕上がりの悪さをどこまで綺麗にできるか?これ以上再現できない所まで持っていくためにどうしたらいいか?」という方針に切り替え、そのための選択

    • この時代になぜ印刷なのか?

      壮大なテーマにしてしまいましたが、普段感じていることを少し。 様々な印刷屋のパターンがあると思いますが、当社は基本的に既存のお客様をまわる、いわゆるルート営業の会社です。なので、新規での印刷物をご発注頂く場合より、定期刊行物の発行や、会社案内の増刷などといった、実績のあるお仕事を繰り返しご発注頂く場合が多いです。 もちろん、そのようなお仕事の規模は小さくなってきています。これは当社に限った話ではなく、業界全体として、その市場規模は年々縮小しています。その理由は色々な要因が

      • noteをはじめました

        はじめまして。宮城県仙台市の印刷会社に勤務するオオウチと申します。 普段は営業として主に仙台市内のお客様を担当し、チラシ・DM・パンフレット等をメインに、デザイン・編集・web・ムービー制作などを承っています。どこの地方にもチラホラあるような、印刷以外のこともやる、いわゆる総合印刷会社に在籍しています。 仙台市に拠点を構える会社としては社歴はそこそこ古く、地元企業のお客様に長年ご商売をさせてもらっているような会社になります。 僕自身は大学の経済学部を卒業したあと、新卒で

      上質紙チャレンジ - ①用紙選定