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【本まとめ】僕は君の「熱」に投資しよう 著:佐俣アンリ

君は必ず成功する。
投資家の仕事は世界の金を動かすこと。
起業家はこの世界そのものを動かす。
起業家は新しい車を作る。
投資家はその車に入れるためのガソリンを調達してくるのが仕事。

熱があるならぶつけようぜ。
才能が人を起業家にするのではない。
熱が人を起業家にする。企業と言うのは熱で出来ている。
事業とは、誰でも考えつくことを100倍の規模でやること。
起業家が思いついたことを100倍の規模でやった結果で今の世界ができている。
どんなに偉大な起業家も、創業当初のビジネスは総じてひどいものである。
10年後の格差は、今の自分の熱が決める。

自分の熱を肯定し、行動すること。
希望を100倍にすること。
能力ではなく選択が人生を決める。

生きる場所を選び間違えるな。
成功の9割は場所で決まる。
努力が大好きな日本人は、頑張ることが絶対的な正義のように語られる。
しかし、投資家の観点から見ると重要な前提である、『どこで頑張るか』が抜け落ちている。

人間は場所でしか変われない。
自分にとって正しい場所がどこか、常に見極めること。
ただそこにいて、平均点を取る努力をすること。

成長しなければ死ぬ。
部屋の電気を消して真っ暗にして、全力でジャンプする。
これがとても怖い。
よく知っている部屋であっても、明るくどこに何があるか見えている状態とは違い、うまく飛べないし、着地も怖い。
起業家はそんな毎日の連続である。
起業家が死ねば、投資家も死ぬ。
出資者のお金も、死ぬ。
とても怖いが、それを続けなくなった時もまた、死ぬのである。
だから、起業家も投資家も、頑張ることではなく、成長し続けなければならない。

頑張ることと成長する事は全く別。
意味のない努力を止めて、意味のある努力をする。
打率10割の成功に囚われず、次の打席に立つこと。

君は、本当に成功したいのか??
起業もベンチャーも、ハードでめんどくさい。
それでいて失敗する可能性の方がはるかに高い。
だからこそ、ご機嫌でいる。そんな責任がある。
挑戦し続けること。
いつもニコニコご機嫌でいること。

人生はあっという間に過ぎる。
本当にあっという間に過ぎる。
若者でいられる時間なんて、一瞬で終わる。
熱はあるか??
熱中していたらいつの間にかまだ見ぬ最高の場所にたどり着いている。
それが挑戦だ。
今の時代は挑戦に対しての費用対効果が高い時代。
一昔前のように大企業に所属していると言うことがコスパが良い。
そんな時代はもうとっくに終わった。
起業だけではなく、挑戦することの費用や精神的なハードルは年々下がってきている。
ハイリスクハイリターンだった挑戦のリスクはどんどん下がり、
リターンは相変わらず高いまま。
だからこそ、
安心して好きな道を行け。

おススメ度★★★★★

間違いなく、事業に挑戦したかったり、何かを変えたい人全員におすすめの1冊。一貫して、「責任」と「熱量」の必要性を分からせてくれる。

ただ単にVC(ベンチャーキャピタリスト)である著者の成功体験を伝えるのではなく、関わってきた様々な起業家たちの変化や覚悟の様、成長、行動の過程がリアルに描かれている。

自分自身、22歳で副業的に事業を始め、25歳でFIREを果たし、30歳となる今、いくつもの事業を走らせているが、熱量が年々下がっているような感覚になり、読了後、目が覚めた。

本気でぶつかり、溢れるほどの熱量を気付かぬうちに忘れていたように思う。心ではなく頭で辿り着ける領域は限られている。ぬるい。

心から湧き上がる熱こそが、何かを成し遂げるときに必要なものであるということを再確認できた。感謝の一冊であり、バイブルになる本だった。




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