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緊急事態宣言解除に伴う小杉湯の営業方針について

4月7日に発令された政府の緊急事態宣言は、5月25日をもって全ての都道府県で解除されました。解除にあたって、今後どのように営業を続けていくか、また新型コロナウイルスの感染予防・防止に向けてどのように対応していくか、小杉湯としての考えをまとめました。

これからをお話する前に、まずは先日投稿させていただいたnoteをお読み下さったことへお礼を申し上げます。想像を超えた反響をいただき、小杉湯スタッフ一同、大きな勇気をもらいました。正直に申しますと悩みながら上記のnoteを書かせていただいたので、営業を続けていく上でみなさんのコメントがとても励みになりました。また、noteをご覧いただき、小杉湯に来ることを自粛してくださった方々も誠にありがとうございました。5月末現在、従業員やお客さまの中に新型コロナウィルスに感染した方は出ておりません。ご協力くださった方々に、改めましてお礼を申し上げます。

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新しい生活様式への対応

改めまして、6月1日以降の小杉湯の営業方針についてお伝え致します。まず、緊急事態宣言中はご自宅で入浴が可能な方につきましては来店をお控えいただくようお願いをしておりましたが、こちらは解除をさせて頂きます。また、待合室と漫画棚もアルコールでの手指消毒を徹底してもらいつつ、今後ご利用いただけるように致します。

ただし、皆様もすでにご承知のとおりと思いますが、緊急事態宣言が解除されたからといって、新型コロナウイルスとの戦いが終わったわけではありません。第2波、第3波に備えた体制整備は急務となっており、ワクチン・治療薬が開発されるまでの1年〜2年という長期間の戦いになることを覚悟しています。また、東京都が5月22日に発表をした「新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップ」に記載されているとおり、暮らしや働く場での感染拡大を防止する習慣=「新しい生活様式」が定着した社会を構築する必要性が求められています。

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※東京都防災ホームページより引用

つきましては、今後の営業は厚生労働省が公表した「新しい生活様式」に沿って実施いたします。

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※厚生労働省Webサイトから引用

【1】一人ひとりの基本的感染対策に対しての方針

①具合が悪い方はご来店をお控えください

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新型コロナウイルスに限らず、体調不良中の入浴は非常に危険です。自分では大丈夫と思っていても入浴中に悪化することもありますので、上記の症状の自覚がある方は入店をお控えください。

②マスクを着用してご来店ください

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飛沫感染を防止・予防するため、ご来店の際は必ずマスクをご着用頂きますようお願いします。

③店内でのおしゃべりはお控えください

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脱衣所、浴室内でのマスクの着用は難しいため、飛沫感染防止を徹底する上で、店内でのお喋りの自粛をお願いしております。どうしても喋る必要がある際は、タオルや手を口にあて小声でお話ください。

④入口でのアルコール消毒、店内で利用した場所の消毒のお願い

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待合室、脱衣所、玄関、コインランドリー、トイレなど合計12箇所に除菌スプレーを設置しております。従業員側でお客さまが触れる部分の消毒を徹底的に行っておりますが、より安心安全の場をつくるためにも、ご使用になったあとはお客さま自身でも消毒いただけますと幸いです。


【2】日常を営む上での基本的生活様式

①咳エチケットにご協力ください

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「咳エチケット」は、咳・くしゃみをする際に、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえることです。浴室内で咳・くしゃみがでる際には、浴槽から出て手で口を抑えて静かに行いましょう。また、浴槽に戻る際には、必ず手を石鹸で洗ってください。

②「3密」の回避(密集、密接、密閉)
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"3つの密”の環境を避けるため、徹底的に換気を行っています。元々、銭湯は天井が高いため換気の良い環境ではありますが、さらに換気を強めるため浴室・脱衣所・待合室の普段は閉じている窓も開けています。

③ 従業員による定期的な除菌の実施

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従業員が3時間毎に人が触れる部分への除菌スプレーを使った消毒を行っています。下足箱鍵、自動ドアボタン、浴室ドアのノブ、飲料冷蔵庫の扉、水栓、 番台ドアノブ、脱衣所ロッカー、トイレドアノブ、洗面台、浴室ドアノブ、洗面台蛇口、体重計、血圧計操作パネルなどの箇所を毎回30分程の時間をかけて消毒します。

【3】日常生活の各場面別の生活様式

①キャッシュレス化

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※AirペイWebサイトから引用

これまで現金のみを取り扱っておりましたが、今後の新しい生活様式を見据えて番台にて電子決済を導入します。6月中旬から下旬にかけて、各種クレジットカード・電子マネー(一部電子マネーを除く)・QRコード決済が利用できるようになる予定です。
※各決済手段側の規約により、共通入浴券など一部商品にはご利用できない場合がございます。ご了承ください。

②密の見える化と来店の分散化のお願い

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密集の状況を避けれるように、混み合う時間帯の見える化を行います。1日の終わりに上記の時間帯別の来店人数をグラフ化してTwitterにて発信を行います。なるべく混雑する時間帯を避けた来店ができるように参考にしてもらえたらと思っています。(小杉湯 Twitter アカウント

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平均的には上記の時間帯が混み合う傾向にありますので、混雑する時間帯を避けつつ、小杉湯のツイートを参考にしていただけますと幸いです。


従業員の感染予防策の徹底と、感染者・濃厚接触者が発生した際のガイドライン

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小杉湯ではスタッフやお客さまに感染者が出た際のガイドラインを作成しております。アルバイト・パートを含む従業員に対しての自己管理の徹底と、体調不良や不安や心配事があった際に相談しやすい社内体制をつくっています。また、従業員の感染が発生した場合の対応、お客さまの中から感染が発生した場合の対応、業務の継続判断についてのガイドラインを作成し、従業員への共有を行っております。


緊急事態宣言が発令された際、小杉湯は銭湯を生活のインフラと捉え、お風呂が必要な方に向けて”いつも通りの営業を続ける”ことを大切にしてきました。とは言いつつも、通常に比べて来客数は4割ほど減少し、経営としては辛い状況が現在でも続いています。ですが、玄関に設置したメッセージボードを通じて「いつも幸せな時間をありがとう」「こんな時にいつもどおりに過ごせて幸せに感じました。」などの温かいメッセージをお客さまからいただき、苦しい状況ではありますが、小杉湯を守り維持していくことの大切さを改めて感じています。

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緊急事態宣言は解除されましたが、ワクチンが完成され完全に新型コロナウイルスがなくなる日までは新型コロナウイルスと共存を余儀なくされる日々が続くでしょう。そんな不安な状況に対して、小杉湯は体だけでなく心のインフラとしてあり続けたいと考えています。不安が続くけれど、この場所に来る時だけは安心していられるように。そんな想いを持って営業を続けています。この安心安全の場を今後も守っていくためにも、上記の点をご理解いただき、ご来店してくださると幸いです。


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これからも小杉湯をよろしくお願い申し上げます。
小杉湯スタッフ一同


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