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ご機嫌を伺うのは、自分に。

体が鉛のように重い、朝、雨でも降っていたら、ますます、そんな気分になる、昨日まで、夜勤も入れて、6連勤での仕事は、体には、キツイ。
職場のシフトを決めるのは、ベテラン社員なんだけど、
新人の僕は、一人前にもなっていないので、希望なんていえる訳もなく、
そのうちに、連続出勤に、なってしまうのである。
久しぶりの休日は、、こんな風にはじめている。

寝ぼけまなこで、歩いてすぐの、駅前にあるスターバックスへ、
ここで、自分に決めている、自分の機嫌をとる、お作法をはじめるのである。
そう、前に聞いたことがある、
「ご機嫌は、意識、不機嫌は、無意識」で、それには、作法を習得する稽古が必要なのである。

①“自分様“が、秘書になった気分で、今日の予定を伺う
~しないといけないので、~の締め切りが、となると、機嫌を損ねるので、まずは、今日の天気から、「カラッとしてますね~」、「雨がしっとりして、瑞々しいですね~」、今日は、一日、終わったら、どんな気分になってたいですかぁ、と伺う、そして、その感覚を得るのを、いちばん大切にしましょうね、っと気持ちを寄せる。

②今朝の新聞、わかりやすく“自分様”に、説明をしてあげる。
政治面から、経済、そして、社会面にいたるまで、新聞は、切りばりのように、記事がはりついてるので、
頭が混乱しやすいので、そーっと、わかりやすい面から、そう、生活面はいいかなぁ、アート関連の記事なんかから、そして、わからない用語は、グーグルなんかで調べてあげてね。

③音楽に包まれて、イメージを想起させる。
気持ちのいい朝のスタートは、音楽に包まれて、ジャスやボサノヴァ、ラテン系といった定番音楽に加え、ヒップポップ、フレンチポップス、オールディーズなどの名曲や、時には、クラシックやコンテンポラリーなど、流行すぎない、ほどほどの曲に身を委ねて、今日一日のイメージを。

④1分間、“自分様“の、ホントの声を聴いて、さしあげる。
家でも、会社でもない、サードプレイス、喧噪から離れて、“自分様”のコトバにならない内なる声を聴いてあげる。カフェのメモ調に、1分間、心に浮かんできたことを、とりとめもなく書いてみる。考えてしまう前に、そう心に感じたことを、心配事や気になってること、やりたいこと。書き終わったあとに、それを俯瞰してみると、「あぁ、こんなことを考えてらっしゃったんだ」と思うだけでいい。

⑤世界を旅するように、豆を味わい香りを伺う。
定番の豆や季節のもの、キリマンジャロやサイフォンでの抽出方法など、バリスタをお話をしながら、コーヒーの香りを楽しみ、その素材がたどった道を想像してみるのである。山々や、川、畑、そして、それに関わった人の顔や、手の感覚など、まるで、“自分様“に世界の旅を提案するように。さらに、旅で出会う方々に、少しだけ貢献できるようなことに思いを馳せてみるのもいい。

⑥繋がりたい人を、聞いてあげる。
エネルギーが下がっているときに、むやみに、SNSを覗いてみると、リアルが充実している知人の投稿に、焦りや嫉妬などが渦巻いてくるので、これは、危ない。久しぶりに会いたくなった、話したくなった人を思い浮かべさせてあげて、その人だけにDMを送ったり、SNSの投稿をさせてあげる。繋がっているという感覚は、なんとも心地よくさせるものだ。

⑦店を出るときに、一日どうなっていたいか“自分様”に伺う
今日一日、終わった時に、どんな状態になっていたいか、“自分様”に改めて、伺う。仕事のプレゼンや、家族との時間など、大切にしたい人の笑顔を思い浮かべて、「ありがとう、うれしかったよ」と、言ってもらえる、そんな喜びや、気持ちよさ、さわやかさ、安心感、体で、感情を味わうのである。

おおよそ、これくらいのことを、“自分様”に、大切にしてあげると、ずいぶんと、機嫌がよくなってくるのがわかる。目が醒めて、音の周波数が整いクリアに聞きわけられ、セロトニンが分泌されて、血液のながれもよくなって、副交感神経がはたらきだす。むやみに、闘争心を掻きたるより、リラックスさせてあげる方が、フローに入りやすく、パフォーマンスもあがるものである。そして、「よし、今日も一日、頑張ろう」と、思ってくれるもんである。

人は、生まれた時から、一人で生きられないので、お母さんの顔色を伺い、興味、関心を惹くことで、自分へのお世話を促し、成長をしていく生き物である。だから、大人になっても、会社の上司や、妻や夫、先生、顔色を伺って、毎日を生きるのは、当たり前になっている。
ただ、その前に、自分の機嫌をとること、とくに、五感を働かせて、朝一番のスタートを大切にしてあげることは、一日の流れをよくするし、今日一日、自分に関わる、大切な人との関係をよくするものだと思う。

「今日も、笑顔で、いってらっしゃい!」

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