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クロスバイクに与える風の影響①

向かい風を受けながらだとペダルが重くて一生懸命こいでもなかなか前に進まない、一方で追い風を受けながらだとペダルが軽くてすいすい速いスピードで走ることができる。こんな経験、自転車に乗ったことがある人ならだれでも体験したことがあると思います。

昨日荒川サイクリングロードの下流区間、距離にして片道15kmちょっとを往復してみました。Windyという風などの気象情報を提供してくれるサービスによると風は5~7m/s、ほぼ真南から入るという条件で、ちょっと風が強いな、でも行きは大変かもしれないけど帰りは追い風で楽になるし、距離もそんなに長くないからなんとかなるだろうと出かけました。最近の目安である平均25km/hを維持して走りたいなと思ってました、出発するまでは。では実際の走行データはどうだったかというと、こちら。

走行データ

復路は計測ストップする場所をちょっと早めにしてしまったので距離が短いけど、往路と復路で約1.4倍巡航速度が違います。往路はちょっとのんびり、復路は頑張ったというわけではなく、体感的な体への負荷は往復ともに同じくらいか、むしろ復路のほうが楽だったと感じるくらいでした。往路ですれ違う人は軽々とビュンビュン飛ばしているのに、復路ですれ違う人は本格的なローディーの人もスピードもあまり乗らず辛そうに走っていたので、データを意図的に調整したということではありません。

この速度の違いの原因は5~7m/sという強風にほかなりません。風が強くない時なら平均速度25km/hはキープできるはずの速度なんですが、無残にも目標の届かずじまいでした。代わりに復路はあまりにすいすいスピードが出るので調子に乗って目標速度の25km/hを無視して飛ばしています。風の影響で9km/hも巡航速度に差がついたという結果ですが、これを数学的に考えてみたいと思います。

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