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カニと雑炊と私

知ってました?カニってめちゃくちゃ美味しいんですよ。

こんにちは、コッシーです。


さて、皆さん本日12月27日が何の日かお分かりでしょうか。

ピーターパンの日?違う違う。

※1904(明治37)年のこの日、イギリスの劇作家ジェームス・バリーの童話劇『ピーターパン』がロンドンで初演されたらしい。

テリー伊藤さんの誕生日?全然違う!

そう、今日は待ちに待ったカニ雑炊の日です。

カニを食べたいという入居者の願いを叶えたく、普通のカニを出すと予算オーバーしてしまうため創意工夫を凝らしカニ缶を使ってカニ雑炊を出すという涙涙の物語です。※詳しくはこちらの記事を見てね。

カニ缶と一口に言ってもピンからキリまであり、お安いのなら1缶何百円で買えますが、今回僕が用意させていただいたカニ缶がこちら。


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紅ずらいがに!


ご覧ください、この高級感漂う佇まいを。金の缶詰なんて見た事ありますか?僕はありません。

「カニ好きなあなたへ」ですって。はい!カニ好きなわたしです!

おいくらかは各自ググっていただくとして、このカニ好きが唸る紅ずらいがにの缶詰を使って特製カニ雑炊を作らせていただきました。

普段は厨房に入ることなんてほとんどしませんが、今日だけは別です。カニ雑炊が出来上がるまでしっかりと見届けるのも統括責任者としての役割だと思うのです。

缶詰を開けるとそこにはカニの良い香りとそしてギッシリと詰まった身が

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厨房スタッフ「食べてみる?」

コッシー「い、いいんですか?!」

厨房スタッフ「ほら、(一欠けらをつまんで差し出す)」

コッシー「モグモグモグ…」

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う、うまいぞぉーーーーー!!

※味皇知ってる?


たった一欠けらなのにカニの風味が口いっぱいに広がり、カニ缶とは思えないほど身が引き締まっており、もはやこの幸せを表現する方法が僕にはありませんが、一言で言うなら「めっちゃ美味いです」。#食レポがクソすぎる

あんまり僕が「うまい!うまい!」言うもんだから、優しい厨房スタッフから、「もう一口食べる?(笑)」と言われお言葉に甘えてもう一口食べさせていただきました。

う、うまいぞーーー!!※ミスター味っ子知ってる?

いや本当にカニ缶のクオリティの高さを知りました。下手すればそこらの蟹よりも美味しいんじゃないかと思うレベルで、教えてくれた厨房スタッフに感謝です。

味見ばっかりしてても進まないので、もう一口食べたい気持ちをグッと堪えて料理進めます。

残りのカニ缶も全部明け、身とほぐしに分けます。

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ほぐしで出汁を取り本物の蟹の風味を出します。身は崩さずに後乗せにしてカニの食感を楽しんでもらいます。

ここでもちょこちょこ味見をさせてもらい、その都度「うまい!うまい!」言いながらなんとか完成しました。#味見しに厨房来ただけだろ


完成したカニ雑炊がこちらです。

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写真じゃ分かりづらいかもしれませんが、所々にカニの切り身が見え隠れしており、見た目も良い感じです。香りからもカニを感じることができ、食べる前からその美味しさが伝わってきます。

入居者全員へ配膳が終わり、いざ実食です。

皆さんの反応を見ると、いろんなテーブルから「美味しい」の声があがっています。その声もありがたいですが、やはり入居者が笑顔になってくれていたのが本当に嬉しかったです。

おそらくカニ雑炊が美味しかったこともあるかもしれませんが、普段食べる事がないカニを食べられたという嬉しさや珍しさからくる楽しさなどが相まって笑顔になってくれたのではないかと思います。


カニ雑炊は確かに普段の食事と比較するとコスト高ではありますが、みんなが喜んでくれるのなら、たまにはこういうのも良いなぁと思いました。来年も是非実施したいと思います。

ただスタッフの間では、「コッシーさんが1番はしゃいでいたし、1番喜んでたから単純に自分が食べたいだけじゃね?」という疑惑が持ち上がっております。

うん、多分間違ってないと思います。


現場からは以上です。それではまた。

コッシー

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