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人類みな兄弟

朝から「はぐれ”デカ”純情派」か、「はぐれ”けいじ”純情派」かパートスタッフさんと揉めた”デカ派”の僕です。#ググったら負け#純情派って何?

こんにちは、コッシーです。


さて、愛知県でも27日から緊急事態宣言が発令されました。それに伴い入居施設の面会を基本的に禁止とさせていただきました。

ご家族や関係者に事前にお知らせをしたせいか、緊急事態宣言の発令前にはいつもよりも多くご家族が面会に来られていました。

その中には本当に久しぶりに施設を訪れるご家族もおられ、入居者のYさん(90代男性)の弟さんと甥っ子さんも数年ぶりにこちらを訪問されました。

Yさんはあまりに久しぶり過ぎて最初は誰か分からない様子でしたが、弟さん達と認識すると、目に涙を浮かべて喜んでおられました。

弟さん達もYさんの元気そうな姿を見て安心されていました。


ところで、ご兄弟やご家族は年齢を重ねれば重ねるほど顔がソックリになっていくように思えます。

長年ご入居いただいている利用者さんは特にそういう傾向がありまして、入居当初はそれほど似ても無かったのに、時が経過していくとどんどんと顔立ちが似通ってきます。

そのため、入居者の息子さんや娘さんと、「最近、本当に母に顔が似てきてしまって…(照)」「まぁ血が繋がってますからねぇ…」としみじみ語り合ったりすることも少なくありません。


Yさん兄弟は10歳年齢が離れていたせいか、もともとはそれほど似てはいませんでした。背格好もYさんよりも弟さんはかなり大きくて、ご兄弟と言われないと分からないほどでした。

しかし、数年ぶりにお会いした弟さんは本当にYさんソックリで、心なしか身長も縮んでいるような気がします。

確かYさんは弟さんと既に亡くなられた妹さんの3人兄弟でしたので、別の弟ということはありません。

歳を重ねると顔だけじゃなくて体格まで似てくるんだなぁ…すごいなぁ…

なんて思いながら弟さんに声をかけました。

「さすがご兄弟ですね!お顔立ちが本当にソックリで僕らでも見分けがつきませんでしたよ(笑)」

そう僕が言うと、弟さんは一瞬驚いた顔をされましたが、すぐに笑顔になりました。

「ああ、違いますよコッシーさん。私はYの弟の家内ですよ(笑)」

そう、僕が弟さんと思っていたのは弟さんではなく弟さんの奥さんでした!

どうやらその日は弟さんは都合が悪く弟さんの奥さんとその息子さんだけで施設を訪れたとのことでした。

血は繋がっていないどころか、女性に向かってとんでもない失礼な事を言ってしまい動揺を隠せない僕は、「えっと…まぁ人類みな兄弟って言いますからね。ははは…」と訳の分からないごまかし方をするしかありませんでした。#弟さんの奥さんはとても気さくな方で笑って許してくれました


Yさんの弟さんの奥さん達が帰られ、他のスタッフから「気を付けてくださいよ」と指摘を受けつつも、「でも…めちゃくちゃ似てましたね(笑)」と僕以外のスタッフもみんな似ていると思っていたらしく、やっぱり人類はみな兄弟で年齢を重ねると全ての人類が同じ顔になっていくんじゃないかと思った次第です。#いずれ僕もあなたも同じ顔になりますよ

※それにしてもよく似てたなぁ


それでは良い日曜日を。

コッシー

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