訪問自粛の時に出来る準備(前編)

こんにちは😃コッシーと申します。

愛知県で介護事業を運営している会社の介護事業部の統括責任者をしております。

【訪問は基本自粛】

さて、うちの介護事業部では福祉用具貸与事業所(以下福祉用具)の運営も行っており、福祉用具のレンタルや販売、住宅改修などを行っております。

福祉用具を運営されてる会社ならご理解いただけると思うのですが、福祉用具は他の介護事業所とは若干色合いが違い、割と一般的な会社に近いように思えます。

もちろん介護保険を使いますので一定の基準をクリアーしていないと運営は出来ませんが、その業務内容は一般の営業職と遜色なく、ケアマネ等に普段から営業をしております。

先日、そこの事業所の管理者のT君からこんな相談を受けました。

新型コロナウイルスの影響により不必要にケアマネのところに行くことが出来ない。用もないのに営業電話をかけるわけにも行かない。いくつか新規の利用者のお話をあるが、やはりこういう状況なので以前よりも少なくなってきている。このまま何もしないままコロナが終息するのを待ってても良いのでしょうか?かと言って何をすれば良いんでしょうか?

管理者としてこのような不安を持ってくれるのは喜ばしい事であり、統括責任者としてとても誇らしく思いました。ただ喜んでいるだけでは何も解決しないので、こういう時だからこそ出来る事を一緒に考えましたので、前置きが長くなり恐縮ですが今日は僕らが考えた戦略というか作戦を共有させていただき皆様の参考に少しでもなれば嬉しく思います。

【手すり無料キャンペーン】

訪問自粛の今だからこそ、それが明けた際に今までよりもスムーズに営業できるよう彼が考案したのは、手すりの1本無料キャンペーンです。自粛明け後1カ月もしくは100本限定で、住宅改修における手すり工事の1本目を無料にしますという案でした。このキャンペーンの意図は、3つあります。

①コロナの影響により金銭的に苦しくなった方への支援

手すり工事は介護保険が適用になるとは言え、利用者の負担はあります。仮に収入が減った方や年金を収入が減った家族への足しする方などいるかもしれません。そういう方々には良い支援になります。

②コロナの影響により介護施設に入居出来なくなってしまった方への自宅で過ごすための支援

退院後や状態が悪くなりご自宅で過ごすのが難しく施設などに入居が必要なご利用者で、コロナの影響により施設から入居を断られてしまい自宅での生活を余儀なくされてしまった方に向けてご自宅でも過ごせるよう支援する。

③新規利用者の獲得への武器として

今までうちの福祉用具を利用されてない方に向けての武器となります。

とても良い案だと思います。実現すれば今後のうちの福祉用具事業所に追い風になることは間違いありませんが、僕は却下しました。次回では僕がなぜ却下したかの理由とそして僕が考えた案をお話させていただきます。

(後編へ続く)

現場からは以上です。それではまた。

コッシー

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