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今年初!

「売れ残っていた氷砂糖を出張コンビニの時にどさくさで売れば良かったのに」と言うスタッフがいて、天才かと思いました。

こんにちは、このスタッフに一回運営を任せてみようかと企んでいるコッシーです。


※今日の記事はもしかすると飯テロになる恐れがあります。空腹時には注意してお読みください。

さて、僕は介護のお仕事を本業とさせていただいておりますが、実は副業もしています。
ご存知の方もいるかもしれませんが、副業とはローストビーファーです。
え?ローストビーファーを知らないって?
やだなぁ、趣味でローストビーフを作るオジサンのことですよ。忘れないでくださいよ。

というわけで、僕は趣味でローストビーフ略してロービーを作っているんですが、たまに奥さんから女子会などの手土産に持って行くから作ってと頼まれることがあります。
そんな時は自腹で肉を購入して、人様にお出しするのですから普段よりも丁寧に時間を掛けて作ります。ええ、もちろん代金なんていただきません。

僕はロービーを食べるのではなく作るのが好きなので、利害は一致していると言えます。
だからお金なんていりません。ただ「美味しい」と言ってくれるだけで良いのです。
#ローストビーフの神

でもたまに奥さんから「今日のはちょっとしょっぱかったよ」とか言われると奥さんをローストしたくなる時があります。
#ローストビーフの悪魔


そんなローストビーファーに今年初めてのオーダーが入ったのです。
いつも通り友人宅で行われる女子会の手土産にロービーを持っていきたいとの言われました。
これまで数十回と作っておりますので、普段通りにサクッと作るだけですが、今回はいつもよりも気合が入っていました。

先日のことでした。
地元で奥さんと買物をしていると偶然奥さんの友人に遭遇しました。

その方は僕を見るなり「いつもローストビーフご馳走様です。とっても美味しいです。」と言ってくれました。
そしてそれだけではなく、「今度お店にも行きますね」と言ってくれるじゃありませんか!

え?お店?何を言ってるんだこの人は。頭がローストしてるのかな?(言い過ぎ)なんて酷い事を考えていると、奥さんが「店なんてないよ。素人が好き勝手作ってるだけだよ」と光の速さで否定していました。

要するにその人は僕のロービーが店を出すくらい美味しいってことが言いたいのだと思います。おそらく、多分、きっと、いや絶対にそう!

奥さんからは「調子に乗るなよ。社交辞令だからな」と釘を刺されましたが、僕の鼻はピノキオのように伸び切っていました。

まぁそんな出来事は全く関係ありませんが、今年初のロービー作りと言うことでいつもよりも気合が入っていました。
奥さんからは手土産に、なんて言われましたが、女子会のメインを張ってやるくらいの意気込みでロービーを作りました!
#完全に調子に乗っている


いつもよりも値段の高い国産牛肉をチョイス。見てくださいこの肉に輝きを。
いつも丁寧にローストしました。見てくださいこの肉の艶めきを。
普段は肉しか焼かないくせに、ホワイトマッシュルームとウインナーをバターと岩塩でシンプルに炒めた物も作りました。
そして完成。美味しそうでしょう。


女子会の主役に躍り出ること間違いなしと言うくらい完璧の出来栄えでした。過去一と言っても良いかもしれません。その気になればお店も出せるかもしれません。

もう店名くらい準備しておいた方がいいかもしれません。
【ロービー専門店 ザ・コッシー】なんかダサいですね。
【愛と勇気とローストビーフと】意味が分かりませんね。
【お前もローストしてやろうか?】完全にホラー映画ですね。
ちょっとしっくりくる店名は思い浮かばなかったですが、僕の調子はマックスになっていました。

いつもなら奥さんにロービーを渡したら僕の役目はおしまいで、その後ロービーがどうだったかなんて気にもしませんがその日は気になって仕方ありませんでした。

料理の感想なんて絶対に作った人から聞いたら負けなのは分かっていましたがその日の僕は我慢できず思わずLINEで奥さんに聞いてしまいました。

「どやった」って冗談っぽく聞く当たりがダサい

「みんな美味しいって!」と言われて、いやもっと表現あるだろ!と思わなくはありませんでしたが、でも美味しいと言われて悪きはしませんでした。
しかし、奥さんからその後に送られてきた画像を見て僕はショックを受けました。

他の料理が豪華すぎるやん!!

僕のロービーが絶対にメインを張っていると信じて疑っていませんでしたが、他の料理が豪華すぎて完全に僕の料理は脇役でした。
おそらくキンパやサムギャプソルなどの韓国料理たちが女子会のメインなのでしょう。
僕のロービーはコリアンガールズに花を添える日本男児のようですばい。
#いやロービーは日本じゃないだろ

何が店を出せるだ、何が【ザ・コッシー】だ、何が「どやった」だ、調子に乗っていた自分が恥ずかしくなってきました。
そんな僕の落ち込みを察してか奥さんから温かいLINEが送られてきました。

売れてた!

どうやら僕のロービーはちゃんと売れていたみたいです。
もしかしたら奥さんが気を使ってくれたかもしれませんが、奥さんの言葉を信じたいと思います。僕のロービーは売れました。


バカの一つ覚えみたいにロービーを作り続けてきましたが、韓国料理も覚えて女子受けを狙おうと虎視眈々狙っている今日この頃です。


それでは素敵な日曜日をお過ごしください。

コッシー

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