訪問自粛の時に出来る準備(中編)
こんにちは😃コッシーと申します。
愛知県で介護事業を運営している会社の介護事業部の統括責任者をしております。
さて、本日は前回の続きとなりますので、前回の記事を先にお読みいただけると幸いです。
【さらっと前回のおさらい】
新型コロナの影響により営業を自粛している福祉用具貸与事業所がこの期間にやれる事とは?!
管理者T君が考えたのは【手すりの1本無料キャンペーン】。自粛明け後期間限定で住宅改修における手すり工事の1本目を無料にしますという案。
そんなT君が考えた妙案を僕が却下した理由とは?!(相変わらず説明ベタでごめんよ)
【期間限定が良くない】
却下と言ってしまうと、T君考案のキャンペーンが全然良くない企画だとイメージされてしまうかもしれませんが、非常に良い案だと思います。
T君が考えたキャンペーンの狙いを簡単に説明すると以下の3点です。
①コロナの影響により金銭的に苦しくなった方への支援
②コロナの影響により介護施設に入居出来なくなってしまった方への自宅で過ごすための支援
③新規利用者の獲得への営業ツールとして
新型コロナウイルスで苦しまれたご利用者の支援になりますし営業ツールとしてもケアマネさんのところへ訪問する理由になる良い案です。
あとはキャンペーンでかかる費用の算出とチラシの作成やどれくらい新規が見込めばペイできるかなどをシミュレーションすれば、すぐにでも始められそうです。
そんな良い案に僕が気になったのが、【期間限定】という事。
T君は今回のキャンペーンの期間を1ヶ月ほどと考えています。1ヶ月限定にしたとすると、手すりが本当に必要な方へ権利が付与されるか疑問が残ります。
もう少し詳しく説明すると、当然の事ながら手すりというのはご利用者全員が必要とする物ではありません。例えばトイレでの立ち上がりに不安がある方や着替えをする際に何かにつかまっていないと不安定な方など、手すりを必要な方はその理由が非常に明確になります。
1人のケアマネさんが受け持っているご利用者の数は約30名ほどで、その30名の方で1ヶ月以内に手すりが本当に必要な方が果たして何名いるかという問題になってきます。
1ヶ月の期間限定にしてしまうと、今はいらないけど将来的に必要になるかもしれないからとりあえず付ける、という方が出てくるかもしれません。
それでも助かる事は間違いないですが、手すりが本当に必要で付けた方と、とりあえず付けた方とではいやらしい話ですが感謝度合いが全然変わってくると思いますし、それはケアマネさんにとっても同じで、ご利用者、ご家族からの感謝度合いが変わってくると思うのです。
やるんだったらやっぱり喜ばれた方が嬉しいじゃないですか(笑)
そういった理由で期間限定はあまり具合が良くない、かといって未来永劫無料することも会社的に困難です。ではどうすれば良いのか?!それはまた次回にお話いたします。(まさかまさかの後編へ続く)
現場からは以上です。それではまた。
コッシー
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