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デジタルなんていらない

オレンジティーのおまけに付いているハンドタオルが欲しくて毎日オレンジティーを飲んでいますが、余裕でハンドタオルが数枚買えるくらいもう飲んでいると思います。

こんにちは😃コッシーです。

(冒頭の挨拶にいい加減飽きてきたので、今日から変えてみました)


さて、近年のテクノロジーの進歩は目覚ましいものがあり、こと介護事業においても最近はその影響を感じており、ほんの数年前までは全て手書きで行っていた作業も今ではタブレットなどを活用するなど、大部分でデジタル化が進んでおります。

厚労省もデジタル化には力を入れており、日常のケア記録から国保連に対する請求までを一つのシステムで行える、いわゆる『一気通貫システム』の導入の切替に伴う費用に対して補助金も出しているほどです。

この大きな目的は、介護職の人材不足に対応するため、少しでも業務の効率化を図り、職員一人一人に対する負担を軽くするにということだと思われます。

しかし介護業界というのは、こういうデジタル化に対して拒否反応を示す方々が一定数おり、その大部分の言い分というのが『今のままで全く問題はありません』という事だと思います。

その言い分はすごく理解できます。確かに現状では業務が滞りなく回っており、デジタル化の必要性は感じないかもしれません。それに『デジタル化』というと何だか小難しい感じがして、使いこなせるかが不安に思う気持ちも分かります。

しかし、現状は問題ないかもしれませんが、それは”今は”という事だけであり、中期的な視点で見るとそのままだと問題が起きてしまう可能性が高いのです。それにデジタル化が進めば確実に業務の効率化が図れ、事務作業ではなく本業である介護業務に費やせる時間を増やすことができます。

操作等で不安があるかもしれませんが、それもスマホを触ることが出来るならばおそらく大きな問題はないと思われます。

だからデジタル化に否定的になる必要は全くないので導入を進めて行きましょう!!


・・・って言う事を拒否されてる方に説明しても多分ダメだと思います

「分かりました!」と納得してくれてデジタル化を受け入れてくれる人はほとんどいないと思います。

必要ないと思っている人にいくら必要性を説いても納得してくれるはずがありません。

例えば、みなさんコンビニで商品を買った時の支払い方法ってどうしてますか?

現金で払われてる方も少なくないと思います。

最近ではPayPayのような電子マネーでの支払いも出来るようになりました。

電子マネーだといちいち財布も出さなくていいし、ポイントも多く溜まったりするので、支払い方法は電子マネーに替えた方が良いと思います、って言われたとしたら、もしかして変更する方もいるかもしれませんが、現金払いの多くの方は現状で何の問題もないため、おそらく変更しないのではないでしょうか。

だって現金払いで全く問題ないですもんね!変更するのって何だかめんどくさそうですもんね!!ペイペイ言われてもなんのこっちゃですもんね!!!

多分、介護業界のデジタル化に対する拒否反応を示す方々もこれと似たような気持ちだと思います。

では、そういう方々の考えを変えるためにどのようにすれば良いのでしょうか。


うちの事業所でも数年前にケア記録を手書きから全てタブレット入力に切り替えようとしました。

現場からはめちゃくちゃ反発がありました。

「今のままで問題はない!」「余計に手間がかかる!」「機械が故障したらどうするんだ!」などなど、その拒否反応は凄まじいものがありました。

このまま強引に導入したとしても、納得していないスタッフが不満タラタラで作業する姿が目に浮かびました。きっと理解してもらうのに相当な時間がかかると思いました。

そこで、僕は約1カ月間、ほとんど現場に張り付いてスタッフと一緒にタブレットの入力作業を行いました。

「分からない」と言われたらその場で教え、「出来ない」と言われたらすぐやって見せました。

とにかく1カ月間それをひたすら繰り返し行いました。

すると、最初は凄まじい拒否反応を示していたのがウソのように、「やってみたら簡単だった」「便利だわー」とほとんどスタッフが理解をしてくれました。このタブレット化を機に自分の携帯もスマホに替えた方も何名もいるほどでした。

ちなみに、それから数年経った今では、逆に僕が知らなかった使い方を教えてくれるスタッフもおります(笑)


必要ないと思ってる方にどれだけメリットを伝えてもそれは暖簾に腕押しであり、それよりもスタッフと一緒に作業をした方が早く理解してくれると思います。

いちいちそんな時間かけれないよ!と思う方もいるかもしれませんが、そこに時間とコストをかけないと後で絶対に問題が起きると思います。

導入の部分で寄り添い丁寧に時間をかける事で、実際現場で使用する職員さんの理解も深まり、仮に問題が起きた時でも職員さん自らシステムの業者に連絡して対処してくれるようになります。

結局トータルすると、こっちの方が時間がかかってないと思いますよ。


現場からは以上です。それではまた。

コッシー

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