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事業所の選び方~賃金編~

こんにちは😃コッシーと申します。

愛知県で介護事業を運営している会社の介護事業部の統括責任者をしております。

さて、介護業界というのは割と働く人の入れ替わりが激しい世界です。

事業所ごとのやり方は当然あるものの、仕事内容としては同一のモノが多く、今までの経験を具体的に活かせる事が多いと思われます。

同じ(ような)仕事をするのであれば、より自分を評価してくれるところへ、という思いから転職をされるのは至極真っ当な考えだと思います。

では、皆さんが転職される際に事業所のどこを確認して決めていますか?

賃金だけで決めてしまい、働いてみたらこんなはずでは無かったと感じる事もあるのではないでしょうか。

本日の記事では、皆様がバラ色の転職ライフを送れるように愛知県屈指のロン毛統括責任者のこの私が考える事業所選びのポイントを特別に教えて差し上げます。

本来なら手数料をいただくところですが、昨日息子が7歳の誕生日を迎え、とても気分が良いので料金はいただきません。

息子に心の中で「おめでとう」と言ってあげてください。

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(ゼスプリのCMが大好きな息子です)


【※処遇改善手当含む】

求人広告の基本給や時給のところに『※処遇改善含む』と記載されていたら注意してください。

一見時給が高いように見えても実はそうでもないケースがあります。

処遇改善加算に関しては、厚生労働省からきちんと通常の時給を分けて明記するように通達されていますので、求人広告に『※処遇改善含む』と記載されているか、『※処遇改善50円分含む』と記載されているかだけでも事業所としての優しさが分かると思います。

仮に処遇改善が50円だとして、あなたが週40時間働くフルパートさんだとしたら、処遇改善分の賃金は、1ヶ月で50円×40時間×4週=8,000円になります。

事業所の規模や職員数などで金額は変わってくるので一概には言えませんが、例えば現在介護事業所で勤務されている方はその金額を今もらっている処遇改善手当と比較するのも良いかもしれません。

ちなみにうちの事業所のフルパートさんの昨年度の処遇改善手当は1ヶ月約33,000円ほどです。

あと、今は処遇改善加算の他に特定処遇改善加算が新設されていますので、そちらの加算を取得しているかもポイントの一つかもしれません。


【資格ごとに時給が設定されているか】

今は少なくなったと思いますが、一昔前は介護職で時給は一括りにされており、介護福祉士だろうが、ヘルパー2級だろうが時給が一緒という時代がありました。

求人募集などで『介護職950円~※経験加味します』みたいな文言をよく見かけますが、ここでいう経験が年数なのか資格なのかなどを確認された方が良いと思います。

特に介護福祉士の資格を持っている方は、その資格が加算の算定要件に加味されたり、生活相談員などの役割を担えるので、しっかりと資格によって賃金が設定されているか、また手当がもらえるかなどは確認すべきポイントです。


【昇給の有無】

入職した時は時給が割と高かったけど何年もずーーーっと昇給がない、なんてことは特にパートさんだとよくある話で、きちんと昇給があるのかないのかは確認された方が良いと思います。

たまに、「基本的に昇給はありますが、会社の業績によってはない場合もあります。」と言うところがありますが、確かに会社の業績が悪ければ昇給も難しい年もあるでしょう。しかし、その基準は確認した方が良いでしょう。

赤字の場合なのか、それともこれくらい利益が出る時なのか、もし「ちょっと一概には言えないなぁ」と言われたら近年の実績を確認しましょう。

昨年は昇給があったのか、あった場合は利益が出てるのか出ていないのか、今年も同じ基準とは限りませんが一つの目安にはなると思います。

ちなみにうちは毎年10円上がります。利益が出ようが出よまいが必ず上がります。逆に利益がめちゃくちゃ出てもいっきに100円アップするようなこともありません。


【ポイントを整理するね】

事業所選びのポイント整理します。

①処遇改善の支給方法やおおよその金額を確認する(時給なのか、一時金なのなど)

②特定処遇改善加算を取得しているかどうかを確認する

③経験を加味します、という経験が何を指すかを確認する。

④資格ごとに時給や手当が設定されているかどうかを確認する

⑤昇給があるかどうかを確認する

⑥昨年度の昇給内容を確認する


さて、ひとまず今日は『賃金編』とさせていただき賃金に関するポイントを整理させていただきました。

もちろん確認すべき事項は他にあると思いますが、つい見逃しがちな部分をピックアップさせていただきました。

職場選びは本当に大切でとても難しいです。いざ面接の場に立つと緊張や遠慮などで聞きたい事が聞けないまま終わってしまい、入職したら「聞いてたのとちゃう!」となってしまう事もあります。

それを防ぐのに少しでも今回の記事がお役に立てたら幸いです。

気が向いたらどこかのタイミングで『環境編』をお送りさせていただきますね。


最後に、ご理解いただいてると思いますが、あくまで『僕の個人的な見解』ですので、いつも通り「ロン毛が何かほざいてるわ」くらいの感覚でお読みくださいね。

(いや言い過ぎだろ)


現場からは以上です。それではまた。

コッシー

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