やっぱりお給料は大事
職員の娘さんの彼氏が感染してしまったらしく、娘さんが濃厚接触者に当たるかを確認したら「まぁ年頃の娘ですから…そりゃあ彼氏とねぇ…」と照れながら言ってましたが、そこは普通に「濃厚接触者です」と答えてくれら良いのにと思いました。
こんにちは、年頃だと何なんだと問い詰めたいコッシーです。
今日の記事では介護職員の方々のお給料についてのお話になります。「介護職じゃないし」とか「お金になんて興味ないし」と言う方は、記事の最後に僕の考えを綴っておりますのでそこだけでも読んでいただけると幸いです。それすら興味ないという方は、ブラウザーを閉じて恋人同士の濃厚接触について深く考えてみると良いと思います。
さて、介護業界に身を置く方なら既にご存知だと思いますが、厚生労働省より新たに介護職員等に対して『介護職員処遇改善支援補助金』が交付されることになりました。
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000895954.pdf
詳しくは各々お調べいただきたいのですが、どうやらコロナ克服・新時代開拓のための経済対策として介護職員の賃上げが閣議決定されたみたいです。
やっぱり働く上でお給料はとっても大事な要素になります。しかもそれが上がるとなるとめちゃくちゃ気になるところですよね。
いくら上がるのか、いつから上がるのか、自分は対象なのかなどなど気になって夜も8時間くらいしか眠れないと思いますので、本日の記事ではコッシー先生が皆さんの疑問を詳しく解説したいと思います。
ただ最初に断っておくとあくまで僕の見解になりますので、それが間違っていたとしても「ごめんね、テヘペロ」と可愛く謝ることしかできませんのでご了承ください。
それでは張り切っていってみましょー!
■いくら上がるの?
巷では1人当たり月額9,000円上がると噂されていますが、事業所ごとの補助金額によるので必ずしも9,000円上がるわけではないみたいです。
補助金額は介護報酬に交付率を掛けて決まるため、介護報酬が少なかったり、介護職員の人数が多かったりすると1人当たりの賃上げ金額は少なくなる可能性があります。
「げへへ、月9000円ってことは年間10万以上上がるじゃん!ひゃっほう!」と思っていた銭ゲバさんは注意してくださいね。
■いつから上がるの?
基本的に2月からの賃金改善みたいですが、間に合わなければ3月に2月分も含めて改善しても良いとのことです。
「よっしゃ!2月から給料上がるぜ!2月から発泡酒じゃなくてビールしちゃお!」と思っていたアル中さんは注意してくださいね。
■どうやってもらうの?
基本的にお給料でもらうことになります。ただ2月3月分は一時金でも良いので給料とは別に支払われる可能性もあります。
お給料でもらう際に注意すべき点は基本給が上がるのか手当が上がるのかというところだと思います。
「え?結局毎月もらうのであれば一緒じゃないの?」と思った方はもしかしたら人生損しているかもしれません。
多くの会社が賞与金額を算出する際に【基本給×○○カ月】という計算方法を用いていると思われます。ちなみにうちの会社でもそうです。
そうなると基本給が上がるのと手当が上がるのでは月額は変わらないかもしれませんが年間にすると結構な金額が変わってくるのかもしれません。
もし基本給じゃなくて手当を上げるような事業所だった場合、おそらくその辺りをきちんと計算に入れていると思われます。要チェックです。
■誰が上がるの?
これまでの処遇改善加算などはほとんどが介護職員に分配されておりましたが、今回の補助金に関しては少し様相が違います。
事業所の判断で、介護職員以外のその他の職員の処遇改善に補助金を充てることができます。その他の職員の範囲は、事業所の判断で柔軟に設定できます。
要綱にはこう記載されていることから、介護職員以外の方も賃上げされる可能性はあります。
「どうせ介護職だけだから私には関係ないし!」と場末のバーでヤケ酒を呑みながらマスターに絡んでいたそこ看護師さん。諦めるのはまだ早いです。
事業所の判断であなたも賃上げされる可能性は十分あります。自身の会社に一度確認してみると良いでしょう。
ただ訪問看護、訪問リハ、福祉用具貸与、そして居宅介護支援事業所は補助の対象外とされていますので注意してください。
■だから結局どうなの?
「くどくど言ってるけど結局どうなるの?一言で言ってよ!」と生き急いでいる方のために一言で言うなら、【事業所に聞け】と言ったところでしょうか。
事業所が申請しなければもらえませんし、目安金額として9,000円はあるもののいくら賃上げするかは事業所が決定します。さらに言うとどの職種を賃上げするかも事業所が判断するわけです。
ですので、結局のところ自分の所属している事業所に聞くのが手っ取り早いと思います。
今回の処遇改善は事業所判断に委ねてる部分が大きくそれぞれの事業所の色合いが濃く出るような気がします。
■最後に
誰にいくらいつ賃上げするかは事業所が決定することになりますが、それでも大切なのはその金額に納得できるかということだと思います。
なぜこの金額になったのか、この職種が上がってこの職種があがらないのはなぜか、なぜ基本給ではなく手当が上がるのか…などなど疑問に思ったことは絶対に確認した方が良いと思います。
納得しないまま働くのは後々の不満に繋がってしまうと思います。事業所には事業所なりの理由がありますのでしっかりとそれを確認し、納得すれば良いし、納得できなければ辞めれば良いと思います。
1番ダメなのは疑問に思ったまま我慢して働く事だと思います。
そして逆に支給する側の方々は、なぜこういうカタチで支給するのかをしっかりと職員に説明するのが本当に本当に大切だと思います。
「○月から○○円給料が上がりまーす。良かったですねー」
と結果だけ伝えるのはあんまり得策だとは思えません。現場の方々は本当に勉強されています。当然今回の補助金の件もしっかりと把握されています。
9,000円上がると思っていたのにそれよりも少なかったとか、看護師も上がると思っていたのに上がらなかったとか、それに対して何の説明も無かったら不満に繋がります。
せっかく給料が上がる良い制度なのに不満に繋がってしまったら意味がありません。しっかりと根拠を説明するのがとても大切だと思います。
長くなってしまいましたが大切なのは従業者と経営者がしっかりとコミュニケーションを取ることだと思います。
今回のような補助金の件だけではなく、やっぱり納得して働いてもらうのが1番ですからね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた。
コッシー
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