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小人先輩に憧れる

こんにちは😃コッシーと申します。

愛知県で介護事業を運営している会社の介護事業部の統括責任者をしております。

さて、『小人の靴屋』というグリム童話をご存知でしょうか。

めちゃくちゃ簡単に説明すると、あるところにおじいさんとおばあさんが靴屋を営んでおり、とても貧しかったため1足分しか材料を買うことが出来ませんでした。

おじいさん達は「明日最後の靴を作ろう」と眠りにつきます。おじいさんが寝ている間に2人の裸の小人が次々と材料を縫いあわせ、あっという間に完璧な靴を完成させました。

次の日にその靴はいつもより高値で売れ、今度はそのお金で2足分の材料を買え、また寝ている間に小人が現れ・・・でそれを繰り返し、結局おじいさん達は幸せに暮らすっていうお話です。

(説明ベタですまん!!詳細はググってくだせえ!!)

お話はよくおとぎ話にあるハッピーエンドなんですが、僕は昔からこのお話の小人が大好きでして、なんなら尊敬の念すら抱いております。

この小人いや小人先輩の仕事におけるスタンスが粋でめちゃくちゃかっこよくて僕はかなり参考にさせていただいております。

本日の記事は皆様に小人先輩がいかに仕事ができるかを熱く語るだけの回となります。

たまにある全くためにならない記事です。(いつもだよ、って言っちゃダメ)


①おじいさん達が寝ている間に作業する

おじいさん達はまさか自分たちが寝ている間に靴が作られているなんて思ってもいません。

しかし起きたら靴が出来上がっているのです。しかもいつも以上の出来栄えで完成しているのです。

明日やろうと思って寝て起きたらすげー良い靴が出来ている、なんてとても素晴らしいサプライズだと思いませんか?


おばあさん「爺さんそろそろ起きなさいよ。最後の靴を作るんじゃろう」

おじいさん「おはよう、婆さんや。寂しいが最後の靴を作るとす・・・!?!?」

おばあさん「どうした?爺さん?」

おじいさん「く、靴が出来てる…⁉」

おばあさん「いつまで寝ぼけてるんだい(笑)。そんなわけな・・・で、出来てる!」

おじいさん「しかも何だこのクオリティは!」

おばあさん「おじいさんが作った靴がゴミクズに見える!」

松陰寺「いや言い過ぎだろって言えないほどのクオリティだ!」

という二人のやりとりが目に浮かびます。ぺこぱになったかは知りませんが、すごく嬉しかったに違いありません。


②決して自ら自分がやったと言わない

おじいさんやおばあさんは最初は誰が靴を作ったか知りませんでした。

しかし、何度も寝て起きたら靴が作られている現象を経験して、誰が作っているかを確認しようと思うわけです。(いや最初に気になるだろ!と思いますが、気にせず続けます。)

そして寝てるふりして待っていると小人たちが現れ靴を作り、そこで初めて靴を作る小人達の存在を知るわけです。

小人達は決して自分から正体を明かしていませんし、鶴の恩返しみたいに羽をそっと置いていたり、シンデレラみたいにガラスの靴を片方脱いでいく、みたいなヒントも与えません。

ノーヒントでおじいさん達は小人の存在まで辿り着いているわけです。

これが本当に粋だと思います。だって下手したら自分たちの存在を知られる事がない可能性もあるわけです。

つまり小人達は見返りを求めているわけではなく、純粋におじいさん達のために靴を作っているのです。カッコ良過ぎません?


③行いがバレたらそっと姿を消す

小人達はなぜか裸で作業をしています。それを見かねたおじいさん達は小人達の服を作ってそっと置いておきます。小人達はその服を大変気に入り服を着て部屋から飛び出すともう二度と現れませんでした。

文章だけ見ると、「え?なんで?」と思いますが、推察するに小人達はおじいさん達に自分たちの存在がバレたのだと気づいたのではないでしょうか。

そして自分たちの役目が終わったことを察し、二人の前からそっと姿を消したに違いありません。そうに決まっています。

その後のおじいさん達が成功している事から、小人達はおじいさん達にノウハウも教えたに違いありません。そうに決まっています。決まってるったら決まっているんだい。


さて、以上3点の事を仕事に置き換えて考えると、

①相手がいないところで相手の仕事を相手の想像以上のクオリティで進める

②見返りを決して求めず、相手の利益だけを考える

③自分がいなくなっても相手が自分と同等の仕事が出来るようにする

という事だと思います。

何度も言いますが、この仕事のスタンスが粋でカッコいいんですよね。

僕もそんな小人先輩みたいになりたい、小人先輩みたいに思われたいと常日頃小人先輩を意識しながら仕事をしていましたが、つい最近パートさんからこの『小人の靴屋』に続きがあるということを教えてもらいました。

憧れの小人先輩にネクストストーリーがあったなんて!と若干興奮気味にググってみると、僕の知っていた第1部と違って、2部と3部はめちゃくちゃ怖い話でした!

しかも怖いだけではなくて、その内容は意味が分からず背筋に冷たいモノを感じました。

今まで「小人の靴屋が理想です」なんて安易に言っておりましたが、2部と3部を知っている人からすると、完全にサイコパスだと思うので、もう小人先輩に憧れるのはダメだなって思いました。

(特に第3部、怖すぎるよ)


現場からは以上です。それではまた。

コッシー

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