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雑記

つい先日バレンタインだと思っていたらいつの間にか雛祭りも過ぎ去っている事実に驚きを隠せません。

こんにちは、全く弥生感を感じないコッシーです。
#弥生感って何?


さて、しばらくnoteをおさぼりしておりましたので、本日はこの間の出来事をダイジェストでお届けしたいと思います。
要するにただの日記です。
取り留めのないお話になりますがお付き合いくださると幸いです。


■コッシー教創設
奥さんの知り合いの雑貨屋さんから売れ残ったパワーストーンのストラップをたくさんいただいた。

天使のカタチの可愛いストラップ

たくさんあったので入居者さん全員にお配りすると、皆さんとても喜んでくれて部屋の鍵やカバンなどに付けてくれた。
色は違うけど全員お揃いのストラップを見たスタッフがボソッと。

「新手の宗教みたいですね」

ちなみに僕も車のカギに付けている。


■席替えはいくつになってもドキドキ
新しく入居された方や退居された方がいたり、状態が変化された方などいるため食堂の席替えをすることにした。
席替えを行う前日に入居者さんにその旨を伝えた。
当日、「ドキドキして眠れなかったわぁ」と言われる入居者さんを見て、始業式などに行われる席替えを楽しみにしていた学生時代の自分を思い出してほっこりした。
新しい出会いがあると良いな。


■ウララな花粉症
毎年「今年の花粉はすごい!」と言われてる気がするけど、あえて言わせてもらう。

今年の花粉はものすっごいよ!!


くしゃみと鼻水がどうにも止まりません。


■雛祭りにおでん
いつも雛祭りの日はちらし寿司を提供しているけど、今年はすっかり忘れていて何故か昼食のメニューがおでんになっていた。

名古屋風味噌おでん

「今年はちらし寿司じゃないんだね」と言われる入居者さんに、「沖縄では雛祭りにおでんを食べる風習があるらしいですよ」と適当な事を言ったら入居者の間でその噂が広がり、後でスタッフからめちゃくちゃ怒られた。
#ごめんて


■これで良かったと思うしかない
ある女性の入居者さんで少し前から幻聴や幻覚の症状を訴える方がいた。
初めは「部屋で誰かの話声が聞こえる」や「昨日娘が来た(来ていない)」という事を時々言われる程度だった。
しかしその症状は日に日に酷くなっていくようで、「部屋に知らない男の人がいる!」と慌てて事務所に駆け込んできたり、夜中に部屋で1人大きな声で話しをされるようになった。

他の入居者から苦情もあったため娘さんに状況を伝え、一度専門の病院を受診されてはどうかと薦めた。
しかし娘さんは「年を取るとだんだんと認知機能が衰えていくと思うので様子を見てください」と言われ、病院に連れていく気は無いようだった。

確かにレビー小体型のように幻覚を見られたりする認知症状ある。
しかしそれは病院などで診断してみないとハッキリとは分からないし、仮にレビー小体型認知症だったとしても、また認知症ではなく精神疾患だったとしても何らかの治療は必要だと思われた。

少なくともこのままの状態で良いとは思えなかった。

再度、娘さんに病院受診を促してみたが、娘さんからは良い返事はもらえなかった。
それどころか、そういう状態の高齢者をお世話するのがそちらの仕事でしょう的なことを言われた。
家族の了承なくこちらで勝手に病院受診をするわけにも行かず、結局しばらく様子を見ることになった。

ある日の夜中だった。僕の携帯に施設から着信があった。
電話はその日宿直当番しているスタッフからだった。

「○○さんが自分の部屋に誰かがいて戻りたくないとお騒ぎしちゃってて。どうしましょう?」

電話口の後ろでは入居者の大きな声が聞こえる。
とりあえずスタッフルームで待機するよう伝えてすぐに施設に向かった。
僕が話をしてもその方は頑なに自分の部屋に戻ろうとされなかった。
結局その日は空いている別のお部屋に連れていくと安心してそこで眠った。

次の日の朝には夜中のことを全く覚えておらず、自分が何故別の部屋で寝ているか訳が分からない様子だった。
また同じようなことがあったら空いている別の部屋で寝てもらうようにして、また様子を見ることにした。きっと娘さんに伝えても様子を見てと言われるだけだと思った。
その日は落ち着いている様子で何事も無かったが、僕はいつ電話が鳴るか気が気じゃなくぐっすりと眠れなかった。

次の日は昼間から不穏な状態だった。
何度も何度も険しい顔で事務所に来られた。
食事の際も周囲をキョロキョロしてなかなか食べようとしなかった。
周りの入居者はその方を怪訝な顔で見ていた。

夜中は大丈夫かな…と心配していたが僕の不安は的中した。
日付が代わる頃、携帯が鳴る。
今度はその方が次々と他の入居者の部屋を尋ね回っているとのことだった。
居室にお連れしてもすぐに部屋から出てしまい、また訪問を繰り返してるようだった。
当然、他の入居者から苦情も寄せられており、僕はまたすぐに施設に向かった。

その日は1Fの事務所で一緒に過ごした。
何度も僕に「助けて!何とかして!」と訴えてくるその方を一晩中なだめた。
他の入居者やスタッフたちからも「何とかしてください」と言われた。
僕も助けて欲しかった。

この状態が続く事はその方にとっても良くないと思った。
再度娘さんに状況を伝えて、すぐに病院を受診してくださいと強く訴えた。
このままだと入居を継続することも難しくなります、とも伝えた。

娘さんから「やっかい払いってことですね」と嫌味を言われた。
否定しようと思ったが、実際その通りでもあった。

3日後くらいにその方と娘さんと僕の3人で精神病院を受診した。
実は事前にその病院の相談員に詳しい状態を伝えて「出来れば入院させて欲しい」と伝えてあった。
家族の了解があれば入院できると思いますと返答をもらっていた。

様々な検査や先生の診察があり、病院側から「希望されれば入院できますがどうされますか?」と言われた。
僕は娘さんも見て小さく頷いた。
娘さんは「こちらの施設では無理みたいなのでお願いします」と言われた。

「帰りたい!」と騒ぐその方に娘さんが「お母さんが夜中に暴れるからもう施設にはいられないの!」と怒っていた。
胸がズキンと痛んだがどうすることも出来ず病院を後にした。
施設の夜は静かになった。

1週間くらい経った頃、病院の相談員から連絡があった。

「CT検査を行いましたが認知症ではないですね。今はお薬などで落ち着いていますよ。お元気に過ごされています」

その言葉に安堵した。
娘さんに連絡をしようと思ったが、やめといた。
また退院が決まった時に連絡しようと思った。

何が正解だったかは未だに分からないが、これで良かったんだと思うしかなった。
また元気な姿で帰ってきて欲しい、そう願うしかなかった。


■おら東京さ行くだ
3/23(木)に日本最大級の介護の展示会『CareTEX東京』に参加するために東京に行きます。

関東方面にお住いの方でもしお時間ある方いらっしゃいましたら、僕とお茶でもしませんか?
午後2時くらいからコッシーの隣空いてます。



というわけでなんやかんやありましたが、元気でやっております。
またマイペースで更新していきますのでよろしくお願いします。


それではまた。

コッシー

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