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リーダーって難しい

今日はお休みだったため、夕飯を僕が作ったんですが、メニューをローストビーフかビーフシチューか迷った結果ローストビーフシチューにしました。ハンバーグカレーに続き夢のメニューを作ってしまいました。料理の天才かもしれません。

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こんにちは、コッシーです。


さて、ノー友の真咲さんとネズミさんがリーダーについての記事を書いておられました。

お二人とも独自の視点から各々のリーダー論を書かれており、思わず「なるほど!」と唸る内容になっておりますので是非ご一読ください。

(お二人の記事は↓から)


僕は介護事業部の統括責任者を担っており、一応リーダーとしてお仕事をさせていただいておりますので、お二人の記事に便乗させていただきリーダーについて思う事を書いていきたいと思います。


リーダーと言っても色々なタイプがあると思っています。

みんなをグイグイと引っ張っていくカリスマタイプのリーダーもいれば、影でメンバーを支える縁の下の力持ちタイプのリーダーもいます。

また自分自身には力はないものの、メンバーから「この人のために頑張りたい」と思ってもらえるリーダーもいます。

どのリーダーが優れているかは一概には言えないと思っており、状況次第では様々なタイプのリーダーになることが求められる場合もあるかもしれません。

結論から言ってしまうとどんなリーダーが良いかは決まっていないかなと思います。

こんな風に言ってしまうと身も蓋もなくなってしまうため、本日の記事では僕が【統括責任者】に就任した時に誓った思いを偉そうに書かせていただきます。


うちの介護事業部では僕が統括責任者に就任する前までは、全体を管理していたのは部長でした。まぁ事業”部”というくらいですからトップが部長なのは当然だと思いますし、僕も当時は疑問すら抱いておりませんでした。

当時の部長、Nさんは元々は医療系の老健の施設長をされていた方で定年退職後にうちに入社されました。豊富な経験と知識から的確なアドバイスや指示などを下さることから部下からの信頼は厚かったと思います。

そんなN部長は「俺はもう年だから、後釜を育てるのが俺の最後の仕事だ」とよく言われており、その言葉通りいろんな仕事を僕に任せてくれました。

N部長の想いに応えるべく僕は一生懸命仕事をしました。しかし僕のやる気とは裏腹に、市役所から委託を受けている仕事で大きなミスをしてしまいました。

完全に僕のミスであり、100%僕が悪かったので、市役所側はめちゃくちゃ怒りました。僕は誠心誠意謝罪をしましたが許してもらえず、「あなたじゃ話にならないから上の人を連れてきてください」と言われました。

僕は正直にN部長に相談をしました。本当は僕1人で解決をしたかったですが、もうそういう状況では無かったため、悔しいですがN部長の力をお借りしたいと思っていました。

でもN部長からは断られました。

その理由としては、こういう状況だからこそ逆に自分1人の力で解決できた時には大きく成長できるはずだ、とのことでした。

言いたい事も分かるし、それだけ僕を信頼してくれるのも嬉しかったですが、僕はめちゃくちゃ嫌でした。もう散々頭を下げて謝罪しましたが、それでも許してもらえない状況でまた自分1人で行くなんて…考えただけで地獄でした。

僕は再度N部長にお願いをしました。一緒に謝ってもらえませんか?お願いします、とN部長に懇願しました。

しかしN部長は、「俺が謝るのは簡単だけど、こういう機会はなかなか無いから頑張ってみろ!」と激励されるだけで、ついには首を縦に振る事はありませんでした。

僕は絶望の中、重い足取りで市役所に行き1人で頭を下げました。市役所からは「上司が来ないなんてどういう会社だ!」「本当は上司報告してないだろ!」「あなたごときが取れる責任じゃないんだよ!」などなど散々言われましたが、最終的には頭を下げ続けることしか出来ない僕に市役所が折れたカタチになり、許してもらえました。

「よくやったな」とN部長から労いの言葉をかけてもらいましたが、僕には達成感や爽快感は全くなく、ただただN部長への恨みの気持ちが残っただけでした。


ほどなくして諸事情からN部長が退職することになり、その後釜を僕が引き継ぐことになりました。

その時に僕が強く誓ったのが、「責任は全部僕が取る」ということです。部下に責任を押し付けたり逃げたりすることだけは絶対にしないと固く心に誓いました。

そういう思いを込めて、僕は【部長】ではなく、事業部全体の責任を負うという意味を込めて【統括責任者】という肩書にさせてもらいました。


そんな思いからスタートした統括責任者ですが、未だにリーダーとしてどういう行動を取るべきか、どんな判断をするべきかなど迷いながらやっています。

自分にリーダーとしての器があるかは分かりませんが、僕のような思いをさせないために、部下からのヘルプは絶対に見逃さないようにしたいと思います。そして部下のために頭を下げれるそんなリーダーになりたいと思います。

大丈夫、あの地獄の状況でも頭を下げ続ける事が出来た僕に出来ない謝罪はありません。そういう僕を育てたという意味ではN部長の考えはあながち間違っていなかったかもしれません。

うーん…リーダーって難しいですね。


現場からは以上です。それではまた。

コッシー

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