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奥さんからの挑戦状

ゼロさんの企画に参加させていただき、改めて自分の記事を読み返しましたが結構良い事書いてるなぁと感心した次第です。#自分大好き

※6/19までです!まだ間に合いますよ!

こんにちは、コッシーです。


さて、人が成長をするのには様々な方法があると思います。

例えば一つの事を毎日コツコツと継続することでそれに関するスキルがアップしたり、または先生や仕事の先輩などからアドバイスをもらったり、書籍やセミナーなどに参加をして知識を得たりなど、本当に多種多様にあると思います。

その一つに、『新しいチャレンジをする』というのもあげられるのではないでしょうか。

人は何か新しい事柄にチャレンジをしようと考えた時、どうしてもリスクや失敗した時のことを考えて躊躇してしてしまう場合があります。

確かに結果は重要であり、それによって今後の展開などが変わってしまう事もあるかもしれません。

しかし成長という側面で考えた時、実は結果がどうであれあまり関係ないのではないかと思っています。

つまり、新しいチャレンジをする事自体がもう成長に繋がっており、そこで成功しても失敗しても自分自身は大きく成長出来ているのです。ともすれば、失敗した方が大きく成長する場合もあると思います。

前置きが長くなりましたが、今日は僕の新たなチャレンジを皆さんに知っていただけたらと思い筆を取りました。


昨日の話です。

昨日は本当に久しぶりの丸1日のお休みでしたので、家でゆっくりしようと思っておりました。

前日の仕事をしている時から、いかにダラダラ過ごしてやろうかとワクワクしておりましたが、そんな時に奥さんからこんな連絡がありました。


「明日は友達の誕生日会でみんなで集まるからロービーよろしくね」


ロービーとは何のこっちゃ?と思われた方もいるかもしれせん。ロービーとはローストビーフの略です。ローストビーフをロービーと略するのは世界広しといえどもうちの奥さんくらいでしょう。

ご承知の方もいると思いますが、僕の唯一の趣味と言えるのが『ローストビーフを作る事』です。これまでも数多くのローストビーフを作ってきました。当然奥さんもそれを目の当たりにしているわけで、ローストビーフをロービーと略すのも無理はないのです。

ローストビーフって肉焼いて切るだけみたいな安易な料理なイメージですけど、実はそんなこともなく結構時間をかけて作るんです。僕の手際が悪いだけかもしれませんが、いつも何時間も手間をかけ、割と丁寧に作っているんです。

当然お仕事の日に作る事は時間的に難しく、だいたいがお休みの日に作っています。奥さんから依頼された日はちょうどお休みにあたるため作れない事はありません。

これまでも奥さんの女子会などにローストビーフを何度も提供してきました。ありがたい事に奥さんの友人達からは大変好評いただいており、僕もプロローストビーファーとしては嬉しく思っています。

ここ最近はお休みが取れてなかったため奥さんの友人達にロービーを提供したのは結構前に遡ってしまいます。

今回のお休みは何も考えずダラダラしまくってアメーバのように溶けてやろうかと思っておりましたが、僕のロービーを待ってくれているファンがいます。

ファンを大事にするのがプロだと思うのです。

「了解」

僕のファンへの想いをたった二文字に込めて奥さんに返事をしました。

「サンキュー。誕生日会は10人くらい来るからよろしくね^^」

いや10人て!

僕がこれまで女子会などに提供してきたロービーはせいぜい5人分くらいです。その倍となるとかなりの量になると思われます。

何度も言いますが、ロービーは肉焼いて切るだけではありません。ちゃんといくつかの工程を踏むのです。当たり前ですが食べる人数が増えれば増えるほど用意する肉の量も増えおのずと作業時間も増えるわけです。

「じゅ、10人前かぁ…」

さすがに10人前を作る事に難色を示すと、奥さんからこんな風に言われました。

「いや他の料理もあるから10人分もいらないよ」

食事が僕のロービーしかないなんて、そんなシュールな誕生日会はさすがにあるわけなく、普通に他の料理もたくさんあるようで、ロービーの量をいつもよりも若干多めにすれば良いとのことでした。

安堵したのも束の間、奥さんから思いがけない挑戦状を叩きつけられたのでです。


「でもいろんな味を楽しみたいから、3種類くらい作れる?」

いや3種類て!

くどいようですが、ロービーは本当に時間がかかるのです。1種類でも大変なのに3種類も作るとなるとプロビーファーとして1級ライセンスを持つこの僕でも相当な体力を要すると思います。

というか、僕はこれまで一度に3種類ものロービーを作ったことがありません。もしかして上手く作れない可能性もあります。失敗してしまったら僕のロービーを心待ちにしてくれているファンに対して申し訳がありません。

今回は1種類、せめて2種類にしてくれない?そう奥さんに伝えると、奥さんは覇王色を身に纏いながら僕に言いました。


「ウダウダ言ってないでとりあえず作ればいいじゃん。失敗しても大丈夫だって。私が食べれば良いし、私がみんなに謝れば良いんだから。」

頼んでる分際で覇王色を纏いながら恫喝するのはどうかと思いますが、僕はこの奥さんの言葉に雷に打たれたような衝撃を受けました。

「ウダウダ言ってないでとりあえず作ればいいじゃん」

ウダウダと文句を言ったり迷ったりしてるだけではそこから1歩も前に進んでいません。

たとえ失敗したとしてもチャレンジをすることで次に作る時の参考にはできます。つまり成長はできるのです。

「分かった!やってみるわ!」

「うむ。頑張りたまえ」

決して奥さんの覇王色に屈したわけではなく、あくまで自分自身の成長のために(ここ重要)、3種類のロービー作りを決意した僕はお休みの日早速ロービー作りに取り掛かりました。

朝一にスーパーでお肉は購入して、3種類の味付けを考えました。

僕が選んだ味付けは、まずロービーの王道と言える味ローズマリー、次にほどよい刺激を欲っする人向けにレッドペッパー、最後にどんな肉とも相性バッチリのブラックペッパー、この3種類に決めて調理に取り掛かりました。

さすがに3種類ともあっていつもよりも難しく、そしていつもよりも時間がかかりました。途中何度も「あれ?僕の本業なんだっけ?」と諦めかけましたがその度に奥さんの覇王しょ…いや言葉を思い出し自分を奮い立たせて頑張りました。

肉を切り過ぎてもう右腕の握力が無くなった頃…ついに3種類のロービーが完成したのです!!


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右からレッドペッパー、ローズマリー、そしてブラックペッパーです。

いやどれも一緒に見えるわ!と思った人はきっと心が薄汚れているのでしょう。滝に打たれた方が良いと思います。

3種類のロービーを奥さんに持たせて誕生日会へと見送りました。

1時間か2時間経った頃でしょうか。奥さんから1通のLINEが入ります。


「全部売れたよ。美味しかったって」


どうやら今回のチャレンジは成功したようです。1人缶チューハイを片手に心の中で乾杯しました。


もし今、何かに迷って立ち止まっている方やリスクを恐れて新たなチャレンジに躊躇されてる方がいるのなら僕はこの名言を贈りたい。


ウダウダ言ってないでとりあえず作ればいいじゃん(byコッシー奥さん)


つまり、とりあえず1歩踏み出してみることが大切だと思います。そりゃ100%失敗することや大事故やケガをする恐れがある場合は別ですが、そうではないのなら、あれやこれやと理由をつけて迷ってるのではなく、とりあえずやっちゃいましょうよ。

事態は思っていたよりも簡単かもしれませんし、もしかしたら失敗してしまうかもしれません。ただどちらせよ成長につながる良い経験になります。立ち止まっているよりもよっぽど建設的だと思います。

ほら、ローストビーフも肉を焼き始めないと絶対に作れませんもんね(^_-)


今回のチャレンジで僕はプロローストビーファーとして一つ階段を昇った気がします。さらなる高みを目指しこれからも日々精進していきたいと思いますので応援よろしくお願いいたします。#いや本業を頑張れよ


それではまた。

コッシー

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