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元旦の過ごし方

ある方の記事に『コロナ明けたらローストビーフ』とコメントしたのですが、自分で言っていてなかなか良い標語だなと思いました。

皆さんも自分のやりたい事を『コロナ明けたら○○』と宣言することで楽しい気持ちになるかもしれません。#単純な男

こんにちは、コッシーです。


さて、年明け2日目ということで、世間はまだまだお正月モードだと思います。せっかくなので僕の今日の記事も正月モードにさせていただきまして、うちの施設でのお正月の過ごし方を振り返りたいと思います。

マターリとした気持ちでコタツでゴロゴロしてお餅やミカンを食べながら、正月特番のTVがつまらない時などの箸休め程度にお読みいただければ幸いです。#箸休めnoteを目指します


うちの施設の元旦は僕の挨拶から始まります。

朝食前、入居者全員が食堂に集まったところでお話をさせていただきます。

今年はやっぱりコロナにより昨年大変迷惑をかけた事とまだ今年もご協力いただく事、そしてそんな中でも皆様に楽しんでもらえるよういろいろと考えていくことをお伝えいたしました。

僕の話が終わると朝食です。

僕の記事を普段読んでいただいている方は何となく感じているかもしれませんが、僕は食事に関して少しだけこだわっていたりします。

別にお金をかけて豪華な物を食べてもらいたいというわけではないですし、栄養バランスを徹底的に考え抜いた身体にめちゃくちゃ良い超絶健康志向のご飯を提供したいわけでもありません(栄養バランスは大切ですけどね)。

僕は自分も入居者も『楽しめる』食事になったら良いなと思っています。

先のカニ雑炊もそうですが、味うんぬんよりもそれがあるだけで笑顔になれる、それが大切じゃないかと思います。

もちろん毎食毎食そんな気持ちで出しているわけではなく、ほとんど厨房に丸投げしていますので偉そうな事は言えませんが、節目節目の食事に関してはやっぱりこだわりたいと思うのです。

正月も当然節目の食事になりますので普段とは違うメニューにさせていただき、朝食にはお雑煮を出しました。

介護福祉のお仕事をされた事がある方は分かると思いますが、このお餅というのは高齢者にとって非常にリスキーな食べ物であり、ドラマなどで見られる餅を喉に詰まらせることが本当に普通に起こり得ます。

実際僕が介護のお仕事をやり始めたばかりの時、お正月に『焼餅』を食べましょうと提案したことがありました。当然スタッフからは猛反対されましたが、僕もまだ若かったせいもあり反対されると余計にやりたくなります。


コッシー「正月は焼餅にしましょう!」

スタッフ「いやいや焼餅は流石に危険ですって」

コッシー「食べてみたのかよ…」

スタッフ「!?」

コビッチ「焼餅を食べてみたのかよ!食べてみてないだろ!だったらまだ分かんないじゃないかっ!」

※映画『えんとつ町のプペル』絶賛公開中


というやり取りがあったかなかったかは分かりませんが、とにかく焼餅を強引に実施したわけです。

そうしたら見事にある利用者が喉に詰まらせました。幸いスタッフがすぐに気づき大事に至りませんでしたが、みんなから「だから言ったじゃん!」と総口撃されたのは言うまでもありません。#食べてみてなくても分かることありました


このようにお餅というのは高齢者にとって危険な食べ物ではありますが、それでもやっぱり正月くらいは食べさせてあげたいと思うので、小さくカットしたお餅で雑煮を作ります。

それでもスタッフがちゃんと入居者が食べれているかをチェックします。昨日は無事に皆さん全部召し上がっていました。

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昨日のお雑煮です。美味しそうでしょ。『寿』に見えます?


お昼は簡単なおせち料理にしました。決して豪華ではありませんが正月感を味わってもらえたと思います。

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昨日のおせち料理です。寿の箸がまた良い感じ。


例年なら昼食後にビンゴ大会を行っていますが、今年は残念ながら中止にしました。その代わりと言っては何ですが、バスタオルやニット帽などをプレゼントさせていただきました。

あとは夕食まで各々で過ごしてもらいます。ちなみに夕食は3食続けて特別メニューだと飽きてしまうので普通のメニューにしています。昨日は確か鶏肉の煮物だったと思います。

夕食を食べ終え、入居者がお部屋に戻ったら1日が終わります。あとは明日まで何事も無い事を祈るだけです。


昨日はこんな1日でした。

やはりコロナの影響で例年よりは寂しい正月になってしまいましたが仕方ありません。来年こそはみんなで笑い合える何かをしたいと思います。


ちなみに正月は毎年スタッフの昼食にお寿司をご馳走しています。宅配のお寿司になりますが、正月という大変な時に勤務してくれる感謝の気持ちから僕が自腹で買っています。

大事なことなのでもう1度言います。

僕が自腹でお寿司をご馳走しています。いいですか、決して経費じゃないですよ。自腹です。

ちなみに宅配のお寿司と言えど年末年始の特別料金になるため決してお安い買い物ではないのです。

でも良いんです。決して良い人ぶっているわけではありません。これにはちゃんと打算的な考えありまして、僕はスタッフに恩を売っているんです。

僕だけかもしれませんが、理由も無いのに人に奢ってもらうのって何となく遠慮したくありませんか?「いや別に奢ってもらわなくて結構です」ってなりません?

でもこういう「正月くらい」とか「正月に出勤してくれたから」みたいな理由付けをすることで気兼ねなく奢られることが出来ると思うんです。

そんな時に会社の経費で払ってしまっては意味がありません。僕はあえて自腹でお寿司を払っているのです。腹黒野郎です。


ただ毎年お寿司を奢っていたら、当たり前の風潮になってきており昨日なんて「寿司も飽きてきたら来年は違うのにしません?」っていう意見が出る始末です。

いいですか、しつこいようですがもう1回だけ言わせてもらいます。

自腹なんです。じ・ば・らですよ!

昨日の料金で言うと17,000円くらい払っているわけなんですよ!

さすがに17,000円も払うともう少し感謝をしてもらっても良いと思うので、記事の最後にこうしてお伝えさせていただき、皆さんに自慢させていただきました。#悲痛な叫び


現場からは以上です。それでは良い正月休みを。

コッシー

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