何を言うかではなく誰が言うか

こんにちは😃コッシーと申します。

愛知県で介護事業を運営している会社の介護事業部の統括責任者をしております。

【言葉に宿る力】

さて、古代日本から”言霊”という言葉があるように、昔から言葉には不思議な力が宿っていると言われています。

例えば小さい頃ケガをした時など母親から「大丈夫」と言われると不思議と痛みが軽くなったり、大好きなあの子から「頑張って!」と言われると妙な力が湧いてきたり、安西先生から「諦めたらそこで試合終了だよ」と言われると負けたと思ってた試合を逆転出来たりと、言葉はいろんなところで不思議な力を宿すのに役立っているように思えます。

ただこれはどんな言葉を言うかというよりも誰が言うかという要素がとても重要な気がします。

小さい頃したケガも全然知らないおばちゃんから「大丈夫」と言われても恐怖を感じますし、大嫌いなヤツから「頑張って!」と言われても皮肉に聞こえますし、安西先生ではなく田岡先生から「諦めたらそこで試合終了だよ」と言われても不安要素(くわっ)としか思えません。

【同じ言葉でも言う人によって全然違う】

これは介護の世界では本当によくある事で、同じ言葉をかけているのにかける人によって受け取り方が全然変わってきます。

僕ら介護者が言う「大丈夫です」と家族が言う「大丈夫」、また医者が言う「大丈夫です」は聞くご利用者にとっては全く意味合いが違ってきます。

これは何も医者が言ってるんだから良いという話ではなく、人によっては医者を全く信用していない方もいます。

誰にでも言葉が届くような影響力のある介護者になるのが一番良いのは間違いありませんが、なかなかそういうわけにもいきません。

重要なのは、誰にどのような言葉をかけてもらうかという事を適切に判断する能力だと思います。

ここは家族に「明日はデイサービスだからね」と言ってもらおうとか、あえて管理者が声をかけようとか、ご利用者のその時の状態状況を見て決めれるようになるのが、良い介護者なのではと思うところです。

現場からは以上です。それではまた。

コッシー

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