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『カルマティックあげるよ』KOSSE担当話

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同じMAYBECUCUMBERSのメンバーETSUとの共同制作エッセイ作品『カルマティックあげるよ』にて、自身が担当したお話をまとめてます。 エッセイについての紹介文はこちら。h… もっと読む
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#エッセイ

はじめてのケータイ(カルマティックあげるよ ♯181)

(文:KOSE) 2020年のある日、部屋を整理していたら、昔使っていた携帯電話が棚の奥から出て…

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貧乳ホルスタイン(カルマティックあげるよ ♯179)

(文:コセ) 今から12年前、丑年の2009年の新春。 ポストを開けると親友のエツから年賀状が…

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貧民街の神社(カルマティックあげるよ ♯162)

天候にも恵まれたある日、エツと二人で車を走らせながら、いくつもの神社を巡りお参りをしてい…

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ナイト・オブ・シンクロニシティ:後編(カルマティックあげるよ ♯150)

不思議な一夜の記録、後編。 前編はこちら 真夜中の田舎道を、僕ら3人を乗せたジムニーは進…

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ナイト・オブ・シンクロニシティ:前編(カルマティックあげるよ ♯148)

これから記すことは、僕とエツとトシが共に遭遇した、ある不思議な一夜についての記録である。…

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遠藤ミチロウさんの想い出・後編(カルマティックあげるよ ♯136)

前編はこちらから 「ジジイ!ジジイ!ニュージジイ!  トエンティワンセンチュリーイ!ク…

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遠藤ミチロウさんの想い出・前編(カルマティックあげるよ ♯135)

筆:KOSSE 「4月22日・遠藤ミチロウLIVE、当店にて開催。店内にてチケット販売中。」 それは大学4年生に進級したばかりの、春風の吹く4月初旬の頃だった。散歩のテリトリーだった道を徘徊中、よく前を通るカフェの窓ガラスに、そう書かれたポスターが貼られているのを見つけた。 「えっミチロウさん来るの!?マジかよ!」 驚いた僕は、チケットを入手するため迷うことなくそのカフェの中へと入った。僕は遠藤ミチロウのファンの1人であった。 遠藤ミチロウという人物は日本の

かずさ(カルマティックあげるよ ♯122)

ある離れた土地にある劇場へ映画を観に行った。正直なところ期待はずれな出来だった。わびしい…

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AMCW-4077(カルマティックあげるよ ♯121)

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爪切り(カルマティックあげるよ ♯119)

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五大尊花木公園つつじ祭り(カルマティックあげるよ ♯116)

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+10

謎の珍スポ(カルマティックあげるよ ♯115)

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秋田旅行記(2018.4)その4(カルマティックあげるよ ♯114)

2018年4月28日、15時頃。 四同舎1階のお座敷の部屋を見学し終わった僕は2階へと上がるため、…

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秋田旅行記(2018.4)その3(カルマティックあげるよ ♯102)

2018年4月28日、14時過ぎ頃。 僕は見学をお願いした四同舎の中にいた。 四同舎のエントランスホールは吹き抜けの中を螺旋階段が通り、南側に設けられた大小複数の窓から光が差し込むという構造だった。視界のほとんどがモノトーンでまとめられたその空間は一見無機質で冷たい印象なれど、なんだか心がだんだんと晴れ晴れしていくような、不思議な居心地の良さがあった。 挨拶の後、管理者である清水川さんが白井晟一がいかなる建築家だったかについて、簡単に説明をしてくれた。 白井氏が他の著