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Ai3MのEEPROM書き換えをかじった話(と、将来的にEEPROM初期化の原因を探る)

kossanです。

書く書く詐欺をしてしまい、申し訳ありませんでした。

 前回の記事「Anycubic i3 MEGA-Sにおける吐出不良」で、突然の吐出不良の原因がEEPROM書き換えが何らかの理由で初期化されたことだったと結論づけました。この記事について、EEPROM書き換えの具体的な方法を加えると良い、というご指摘をいただいたので、こちらの記事にまとめます。
 なにぶん人様の記事の見よう見真似でやった事なので、より正確な部分はこちらの記事などを参考にしてください。

 参考記事リンク諸々(はるかぜポポポさんのnote, Marlin1.1.9カスタムファームのページ本家MarlinページGcode一覧

 特にEEPROM書き換えについては実質、はるかぜポポポさんの記事と同じ内容です。Repetier-HostのMac版での検証と実際にMarlin1.1.9のページにあるGcodeの実行が比較的新規性のある内容です。

使ったもの

Anycubic i3 MEGA (1匹)
PC (Macbook)
Repetier-Host (Mac版は比較的更新されていないようですが、今回の用途には十分でした。)
USBケーブル(プリンターに付属してくるような、A to B)

手順

1. プリンターとPCを接続し、Repetier-Host画面左上のConnectを押す。

画像1

 正常に接続された場合は、下に諸々の情報が表示されます。(表示される情報の種類は、すぐ上のタブから選択できます) 画像中央下のように接続がいつまで経ってもできない場合は、以下を確認してください。
・Baud Rate
 Anycubic i3 MEGAのBaud Rateは250000らしいです。謎に速いです。画像右側にあるように、設定変更はPrinter>Printer Settings>Connection からできます。
・競合ソフトウェア
 スライサーなど、同じUSBポートを使う別のソフトで先に繋げたままだと通信できません。他ソフトウェアでファームウェアを入れ直した後に使ったりするとやりがちです。

2. 画面右のPrint PanelからGcodeを送る

画像2

 ここを使って、Marlin1.1.9カスタムファームウェアのページにある以下のGcodeを送り、EEPROMを書き換えました。
M92 E384 ;set correct steps for the new extruder
M203 E30 ;limit extruder feedrate
M204 R1500.00 ;lower retract acceleration
M500 ;save the values
以上になります。

何故書き換わったか考察

 原因が判明すれば対策ができる。ということで、以下の方法で原因を調べようと思いました。
M502 - load hard coded default values の検証
各設定データの置き場所の把握
Marlinの読みとき

全て終わってからまとめて公開しようと思っていたのですが、時間がかかってしまうので、後々修正する形で出そうと思います。期待されていた方には、申し訳ありません。しばらくお待ちください。