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人間好き(ボドゲ会感想)

ゆるふわさん主催のボドゲ会に、仲さん、みしろさん、白﨑さん、コソウの4人が参加した。

以下、会の感想というか心の整理のため終始自分語りになります。

リアルな双方向性

人と集まってゲームをしたり、肩肘張らずに思ったことを言い合ったり、何をするでもなくただ居る時間を共にするコミュニケーションがこんなにも楽しいのだということをここ数年間忘れていた。大学1年の頃、漫研の狭い部室に用もなく入り浸っていたときの感覚を思い出した。ボドゲを終えレンタルスペースを出て夜の公園で語り合う時間が特に良かった。大学生のように地べたに座り、コンビニで買ってきた酒を飲む空気感を忘れたくない大人たちが集まったからこそ、楽しかったのだろう。

会話を通じて私は他者に興味を持ってもらえることが大好きなのだと再発見した。その感情は人間の大多数が持ち合わせているものなのだろうが、それを忘れ私はほとんどの人間のことが苦手だと思い込んでいた。家とバイト先の往復、人と深く関わらない毎日を送っているうちに頭が凝り固まり、自己生成された毒が体内に溜まっていたようだった。人と会ってゲームしておしゃべりしていたら少しずつ解毒されていった。

口から毒をぶちまけたわけではない(はず)。シンプルかつ頭を使うコミュニケーション、つまり相手の話を聞き、自分の話を聞いてもらったり、言い出したテーマについてみんなに考えてもらったりした。その時間にかけがえのなさを感じた。

思うに他者と関わる癒しとは双方向性が最重要なのだ。投げたら返してほしいし、受け取ったら投げ返したい。そういう誠実なやりとりを私は切望しているのだ。

嬉しかったこと

具体的に良かった会話を挙げ出すとキリがないので2点に絞って書き残したい。

まずみしろさんが私のチコリ激推し記事を読んでくれ、本当にチコリを飲んでくれていたことが驚きで嬉しかった。あの記事は自分でもよくわからん勢いで書き上げたものなので滑っても仕方ないと放り投げていたが、ちゃんと受け手がいたのだと知れて安心した。noteのコメントって誰もがなかなか書けないと思うので、記事が誰かに響いていると実感することはほぼないのだが、無言で届いていることもあるのだなあと思った。
チコリの味がみしろさんの口に合わなかったようで申し訳ない。ミルクと砂糖を入れれば美味しくなります!

次に白﨑さんは私にいろんな肯定を与えてくださった。前私がnoteに上げた鬱々記事に対し、共感と前向きな解釈を直接伝えてくれて、暗いところが浄化された気持ちになった。そもそもあれを読んでくれたことがありがたいです。
実は私は、白﨑さんが音楽、写真、料理など私の知らない世界をたくさん知っていて、世界の愛し方と表現方法を知っていることに強烈な羨望を抱いていた。好きなものへの深い知とお洒落さが自分にはなく、後ろめたいことだと思っていた。だからどんな方なのだろうと内心びくびくしていたのですが、お会いしたらとても柔らかく私に歩調を合わせて話を聞いてくださって、固まった頭がほぐされるように気が軽くなった。私の好きな漫画とか、どうしてコソウという名前をつけたのかという楽しい質問をたくさん投げかけてくれ、インタビューを受けているかのようにノリノリでしゃべった。よくない憧れからよい憧れに変わっていった。
白﨑さんに、人に興味がないと自分で言っているけど本当は人間好きなのでは、と言われて、言い当てられたような気持ちになった。実際のところ私は他者に興味を持たれる自分が大好きで、他者に対して興味があるのかないのかよくわからないけれど、もし一緒に時を過ごした相手が楽しいと感じてくれていたのならそれは大した問題でなくなるのかもしれない。

人間初心者

ゆるふわさんと仲さんともおしゃべりして、話を聞いたり聞いてもらったりする喜びを覚えた。まるで人間初心者のような感想だけど、コミュニティに属すことが難しいニートやフリーター、というか多くの社会人にとって、こういう喜びは忘れがちになるのではないだろうか。

ニーマガで楽しい感覚を取り戻せて本当にありがたい機会をもらえたと思う。
また会が開かれたら参加します。

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