知ってる?ママン No.5"選択と決意"
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帰省する前日。
仕事納めをしている僕に上司のみなさんが「今から打ち上げするぞ。」と声をかけてきた。
お酒を飲みながらいろいろと話していた。僕はお酒に強くなかったので一応、付き合いだからとちびちび飲んでいると主任が横に現れた。
そしてなんだかいろいろと言われだしいかに僕がダメなやつなのかを永遠と話されだした。これまでも事あるたびにいろいろとあったけれどさすがに限界と思った瞬間いきなり殴られた・・・。
口の中に血の味がした・・・。
ゴリっと口の中に当たるもの・・・歯が折れた。次の瞬間、もう一発。
立ち上がり僕も一発殴り返した。相手は面食らって立ち上がれない。そこに所長のストップが入った・・・。
「ずっと、我慢してきたけどもう無理です。なんで一番年下というだけで・・・。お疲れさまでした。」とつぶやくと僕は足早に荷物をまとめ駅に向かった。
本当は実家に戻ったら会社を辞めようと思っていた・・・。
秋くらいから寂しさと辛さとぺしゃんこになっていたんだ。けれど親方と会い、いろんなことが楽しくなっていき、もうちょっと頑張ってみようと思えるようになっていた。
「新年会に行く約束をしたし、帰らないとなぁ」
そしてもう一つ考えていることがあった。親方のクリスマスプレゼントの話だった。
もしまじめにあの話を受けるのであれば自分の身の回りをちゃんとしないといけない。思った。
駅に着くと、一人の女性が僕を迎えに来てくれていた。
その子は2年くらいずるずるとついたり離れたりして当時付き合っていた子だった。
久しぶりに会えたので彼女の方は喜んでいてくれたが僕の心は浮かなかった。流れでデートしていつも通りのコース・・・そして勇気を出して伝えることにした。
「あのさ・・・終わりに・・しない?付き合うの・・・。」
彼女は「えっ?誰か向こうで付き合う人ができたの?なんで??」と言われたが、
「いや、まだ付き合っているとかそういうんじゃないけど・・・ちゃんとしないといけない気がして・・・これまでだらだらきちゃっていたから・・・・。」
「このままじゃダメなの?なんで??」と言われても・・・
「ごめん、初めて本当に好きな人ができたんだ。」としか言えなかった。
悲しそうな顔をする彼女・・・何とも言えない気持ちを引きずりながら別れを告げた。
そして自宅に戻る。
母は相変わらずパワフルで矢継ぎ早にいろんなところに連れ出した。今回はそのあわただしさに少々救われた・・・。
そして年が明け、関東に戻り新年会に向かった・・・。
次につづく・・・
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