知ってる？ママン No.６２"出世と異動"

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次女ちゃんが生まれて3か月が過ぎたころ、僕は地道に会社での評価をあげていた。そして異動が言い渡された。

さすがに・・・妻が産後間もないので引っ越しするのは難しいことを伝えると春までは今の自宅から通うことが許可された。

みきさんに伝えると春から新しい土地に行くんだぁ・・・と感慨深げ。このエリアに越してきて近場で２回の引っ越しはしたけれど、６年近く住んだことになる。良くも悪くも思い出がいっぱい。

そしてあっという間に半年がたち春を迎えた。おうち探しはスムーズでシュタイナー幼稚園がすぐそばにあるということ、新築の一軒家、横に公園、家から小学校までが近いなどの条件からそのおうちに決定。

今回の引っ越しは僕も頑張った。産後と言うことで交渉しお任せパックを出来るように頼んだのだ。

それでも最低限の荷作りは必要で・・・みきさんの指示のもと詰めていく。

僕の書斎に取り掛かっているとき「これなんだろう？」とみきさんが紙袋を開けた。

「あっ、それはΣ(ﾟДﾟ；≡；ﾟдﾟ)」

紙袋から取り出されたものを並べていくみきさん・・・。

「これビデオ？？プリンセスミッキー・・・ってミッキーは男の子で・・・あっ、これ・・・大人の？？」タイトルを読みながら僕の方をじっと見ていて・・・

「あの、それ見てません・・・。職人さんからいただいたもので・・・奥さん、妊婦だと・・・って。でも我が家にビデオデッキないし・・・見てないです。」（この頃、我が家ではシュタイナー教育に取り組むみたいな感じで・・・テレビ無し生活。シュタイナーさんのおかげで僕は助かりました・・・。）

「・・・そんなに怯えなくても。いただきものなんだね。じゃあ、処分してもよい？それとも取っておく？」

「もちろん、処分で(-_-;)」

今回こそ、株をあげるつもりが・・・どうして・・・すぐに片付けなかったんだ自分・・・。いつか片付けようと思っていたのに・・・いつかは来ない・・・。すぐに行動を学んだ瞬間でした。

そんな風なことも起きながら引っ越しを迎え新しいおうちに。お隣の県だけれど、空気感が違う。人が柔らかい感じがした。

隣のおうちには若夫婦が引っ越してきた。裏のおうちはおじいちゃんが一人暮らし。

幼稚園、小学校とそれぞれが新しい生活が始まりだした。

みきさんは幼稚園のおかあさんたちと早速仲良くなったようでおうちでアドラー心理学の勉強会やお産の勉強会をみんなで始めるようだ。どこに行っても楽しむことができてうらやましいくらい。

僕も自転車で通勤できる距離に会社があったので昼食も家に食べに帰れる。

穏やかな暮らし。会社での評価も上がり人生の充実度は上がっていった。

次につづく・・・

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