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知ってる?ママン No.40"不穏な流れ?"

前回はこちら↓

「私も、ランチに行くところなんで一緒に行きますか?おいしいところあるんで。」

「ありがとうございます。」

そして僕は彼女と一緒にランチに行った。

連れて行ってくれたところは洋食屋さん。パスタがおすすめらしい・・・。

彼女は日替わりを頼む。「じゃあ、同じものを」と僕も頼んだ。

食事が運ばれてくるまでの間、彼女は色々と話し始めた。

「実は、今働いているところをやめて学校に行こうか悩んでいて・・・高校を卒業して今の会社に入ってこのまんまでいいのかなぁと。年齢的にも考えないと・・・」

「年齢って・・・何歳なの?」

「23歳ですけど・・・」

「うちの妻の一つ上ですね(^▽^)」

「そうなんですね、奥さんお若いですね。」

「高校出てすぐに結婚したんで・・・」

「ふ~ん、そうかぁ。うらやましいなぁ。」

そこで食事が出てきた。口に運ぶと・・・

「おいし~い」言葉が自然と出てくる感じ。

「でしょ(^▽^)/」と彼女は笑顔。

「うん、おいしい。うちの奥さんのと同じくらい。」

「・・・ちょっと、いらつきますね。ならもっとおいしいお店紹介します。そこのお店、夜しか営業していないのでお仕事のあといきません?」

「う~ん、ちょっと考えるね。妻に聞いてみる。」

「奥さん、怖いんですか(^▽^)?」

「う~ん、怖いかなぁ・・・怖くはないような・・・ただ、家が居心地が悪い感じで・・・。」

「おうち?大変なんですか?」

食べながら今の家の状況を話し出した・・・。

「それは、大変ですね。なら、なおさらおいしいもの食べに行きましょ(⌒∇⌒)ご馳走します☆来週の水曜あいてます?」

スケジュール帳をのぞくと・・・特に予定はなかった。

「それじゃ、お言葉に甘えて」そう約束して仕事にもどった。

・・・仕事を終えて家に戻る。久しぶりに8時過ぎに家に戻れた。居間の扉を開けると僕の顔を見た途端・・・妹が扉をバタンッと閉めて部屋を出ていった。居間にはだれもおらず部屋へ行くと・・・タイミング悪く寝かしつけ真っ最中だったようで・・・

「う~~ん、あとちょっとで寝かしつけできるところだったのに・・・一時間が・・・。」落胆するみきさん(どうやら1時間かけて絵本を読み聞かせもう少しというタイミング・・・と言われても・・・。)

「ごめん・・・。」僕は再び居間に降りた・・・。そして用意してくれてあったご飯を温めた。テーブルについて食事をしていると、母が降りてきた。

「おかえりなさい。珍しく早いわね。・・・みきちゃんなんだけど、どうしてあんなになんで?と聞いてくるの・・・はいって、言えないでしょ・・・。一番最初に付き合ったあの子は本当にいい子だったのに・・・孫はかわいいけどねぇ・・・。」横でぶつぶつ言いだした・・・。僕は返事をしないままテレビのスイッチを入れて画面を眺め続けた・・・。

お風呂に入って・・・どうしてこんなことになっているんだろう。みきさんがもう少し母と分かり合ってくれたらいいのかな?母ももう少し丸くなってくれれば・・・。一番のネックは妹か?そう思いながらふと、今日のランチタイムを思い出した。

久しぶりにホッとする時間だった気がする。そう思いながらお風呂を上がった。そこにガチャっとドアが開き僕はびっくり。・・・みきさんが着替えをもって来てくれた。

「ごめんね、ギリギリになっちゃって。ようやく寝てくれたの、子どもたち。服ないと寒くなっちゃうでしょ。」と。僕のパジャマを抱きしめながら突然、泣き出した・・・。

次につづく・・・

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