知ってる？ママン No.８４"役割のちがい"

2021年6月14日 23:58

前回はこちら↓

新月の日、みきさんと共に梅もぎに。六女ちゃんとの約束を守るべく「おいしい梅干しと梅ジュースを仕込む」と気合を入れて朝9時に農園に到着。

ここの農園は、無農薬有機栽培で南高梅を育てている。おじいさんとおばあさんが毎年、笑顔で出迎えてくれるのだ。

いつもだと、五女ちゃんや六女ちゃんのお供と一緒に来るため、大人一人は子どもを見る係になってしまう。去年は長女ちゃんが六女ちゃんを一緒に涼みながら様子を見てくれていたんだったなぁ・・・。

「おぉ～？今年はお供がおらんから大人二人でサクサク取れるかな？」とおじいさん。

「そうですね。張り切って梅もぎします。」と笑顔のみきさん。

些か寂しい気持ちを切り替え、収穫開始。

この木はちょっと小ぶりかな？もう少し待ったほうがいいかな？と梅の様子を見ながら対話をしていく。そのうちに葉に隠れているけれど収穫するにベストな木を見つけた。

脚立に上りながら一粒一粒丁寧にもいでいく。

熟れているのはそっと触れるだけどコロッと手の中に入ってくる。その感覚を大切に。

みきさんはと言うと・・・。朝イチで来たために風で落ちた梅が食べ時なのに片付けられてしまうのがいたたまれず・・・落ち梅拾いを始めてしまった(;^ω^)昨年も子どもと一緒に拾っていた気がする・・・。そのおかげで美味しい梅ジャムを食べれたので良いのですが・・・。

小一時間、梅拾いをしていたみきさん。ようやく我に返り、梅干し用と梅ジュース用の梅を脚立に登り取り始める。

「あ～、ここにかたまりでいるのに・・・届かない・・・(>_<)」

「どこ？」様子を見に行くと・・・本当にかなりのかたまりで梅が鈴なりでなっている。

持ち場を交代することに。面白いくらい収穫できる。

すると、また向こうで「ここにもかたまりが(;・∀・)届かない・・・(>_<)」

身長155センチ弱のみきさん・・・悔しいようで・・・。脚立の上でごそごそと頑張ってみますが届かず・・・。

こどもの抱っこのし過ぎで縮まったとはいえ178センチはあるはずの僕の身長はこういう時には有効だったりします。その茂みに行き梅をもいでいるといじけているみきさんに声を掛けました。

「みきさんは、かたまり発見のプロだね。すごい才能だよ☆どうしてそんなに見つけられるの？」

「う～ん、なんでだろう？梅さんがここ～と教えてくれるのと・・・小さいから木に潜り込んでかき分けて覗きに行くとそこにかたまりがいて・・・。」

「たぶん、いいコンビなんだよ。見つけられるけど手が届かないみきさんと、見つけられないけど手が届くぼく。役割が違うだけ。」

それにしても・・・まさか・・・梅の声をたどりに探していたとは・・・(;'∀')奥が深いです。

気が付けば2時間ほどが経っていました。籠には落ち梅が16キロ。もぎり梅が19キロほどに・・・。

水分補給と休憩をはさみながらのつもりでしたが些か暑さに当たったようでこの日は終了にすることに。

おうちに帰ると、長女ちゃんから畑にシカが入ったとの伝達が・・・。

さぁ・・・どうする？？

次につづく・・・

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