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知ってる?ママン No.56"いそいそと"

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引っ越しの手続きに駆け回るみきさん。

長男君は当時インターナショナルスクールのプリスクールに通っていた。けれど引っ越すと通い続けるのは非常に難しくなる。そこで地元の小学校に編入することになった。

森の幼稚園からインターナショナルスクール・・・そして公立小学校、はたしてどうなる??と僕は少々不安になった。

これまでいろんなことを乗り越えてきたけど少々個性が強い彼をどのようにしたらよいのか考えてしまった。

そのままでいい、と彼が倒れた時に思ったけれど親の心も揺れるものでこれから生きていく世界の中で多かれ少なかれ葛藤することに出会ったときに乗り越えていく力も必要であろうかとも思う・・・。

繊細な彼のことを思うと僕の心はざわついた・・・。それはみきさんも同じで・・・長男である以上、実験台1号。私たちも一番初めの子で勝手がわからないのだから葛藤したまま育ちあおう。という心境らしい・・・。

そんな中でも、せっせと荷作りをするみきさん。今回の引っ越しは夏休み最終日。僕の友人たちが荷物を運んでくれることになった。

僕の方は仕事に慣れだし順調に現場を回していく感覚楽しく・・・。前職とは違い、評価もどんどんと上がっていった。

新しいおうちに引っ越すに向けて家の中を少しずつ片付けていかないと思いつつも・・・仕事はどんどん忙しくなりなかなか片づけを手伝うことができず・・・。そのうちに引っ越しが4日後に・・・。

みきさんが本気モードになり、昼夜問わず梱包している。引っ越し2日前の朝方・・・ようやく梱包が落ち着いたらしい。みきさんは眠たい目をこすりながら「3日徹夜はちょっときつい・・・」と一言。

「3日も寝てないの?大丈夫?顔色も悪いよね?」

「たぶん・・・。でもちょっと体調的に限界かも・・・。帰って幼稚園おくったら少し休む。明日、引っ越しだからね。」

「気を付けてね。」そう伝えると、いってらっしゃい☆と手を振るみきさんに見送られ僕は駅の改札口に向かった。

そしていつもと同じようにルーティーンをこなし、本日のメインの仕事に取り掛かろうとしているところに一本の電話が入った。

でてみると「もしもし?ぱぱ?」長男君の声?

「どうしたの?」

「あのね、ママがお腹痛くて吐いて倒れちゃって救急車で病院にきたの。パパ来れる?」

「えっ?ママ?どうしたの?倒れたの?」

「うん、今○○病院にいるの。パパが来やすいかと思って、駅から近いでしょ?」

「わかった、そばに大人の人はいる?」

「うん、かわるね。」

そして看護師さんが出てみきさんの状況を知らされた。

血尿と嘔吐下痢で意識混濁。さらに激しい腹痛。今、検査している状況とのこと。

いそいで荷物を持ち上司に伝え会社を飛び出した。40分後、その病院に到着。

部屋を開けるとぐったりとしたみきさんがいた。

「大丈夫?」

「・・・大丈夫じゃない・・・。お腹痛い・・・」

いつも、あんなに我慢強いみきさんが泣いている。

検査がちょうど終わり説明が始まった。

「エコーなども調べて腎結石で間違いないと思います。造影剤などを使うとさらに細かく検査できますが血圧が低めなのが心配でしてこちらにサインをいただければ検査しますが。」

書類の内容を全部読んでみたが・・・血圧がすこぶる低いみきさんに受けさせるのは不安しかなかった。

「まあ、解決方法はお水をたくさん飲んで出すか手術か・・・ですね。」

「ならば、連れて帰ります。」

そういうと僕はみきさんを連れて帰ることにした。車がなかったので母に迎えにきてもらった。その途中、いつもの鍼灸院に立ち寄ることに。

次につづく・・・

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