知ってる?ママン No.46"体に現れるサイン"
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突然の無言電話の終了に訝しがる僕・・・。
「なんでかなぁ?」とつぶやくとお弁当を作っていたみきさんが
「新しい彼でもできたのかなぁ?」とつぶやく。
「えっ?今の僕の話、聞いてた?」
「えっ?なにが?」みきさんが慌てふためいた・・・。
この後、20年してこの会話の謎が解けるのだがそこはお楽しみに・・・。
そしてこれからは母との関係性と向かい合う日々になっていく。
日ごとに大きくなっていくみきさんのお腹。それでも僕の送り迎えはやめず体調の悪い時でも点滴をしてからお迎えに来るくらい・・・。まあ、それくらい信用を失っていたのですが・・・。
現場も移動になり新しい現場は朝のラッシュがひどいところ。そこにも出産前日まで送迎に来てくれていました。
そして出産を迎え、30時間以上かかりましたが次男君が誕生。僕が仕事に出て30分後のことだったらしい・・・。胎教が悪すぎて胎児の時から嫌われているのかも・・・(´;ω;`)と思ったり。
ところが、そんなパワフルなみきさんが産後に弱っていきます。泣き止まない次男君・・・激しい夜泣き。抱っこして寝かしつけたと思ったらまた泣き出す。その声に妹が怒りだし・・・隅っこの方でひたすら次男君をあやすみきさん。
産後のヘトヘトの様子に見るに見かねた僕が抱っこをするとますますヒートアップ・・・。1時間以上泣き続けている次男君。おむつもミルクも済ませたのに・・・精神的に追い込まれ布団に赤ちゃんを投げ出そうとした瞬間・・・。みきさんから思いっきり蹴りが入った。「赤ちゃん、投げちゃダメでしょ!」
精神的に追い込まれ過ぎて思わず危険なことをしそうになった僕・・・。実家にいるのに泣かせないように音を立てないようにと追い込まれ過ぎておかしな精神状態にあることに気が付いた。これは急いで家を探さないといけない。5月に約束して帰ってきたのに・・・バタバタして気がついたら11月に・・・。
ふと職人さんから聞いた県営住宅に申し込んでみることにした。当たったら家計に負担なく引っ越しができるし・・・。そのくらい軽い気持ちで申し込んだがみきさんは心から楽しみにしている。
夜泣きの激しい次男君をみながら気を遣う暮らしを続けていたみきさん・・・。だんだんと全身に発疹が広がり始めました。あまりにもひどくお風呂に入るにもあちこち傷があり体を洗うこともできない・・・。頭を洗うにも指が腫れあがり曲げれず洗えない・・・。
病院へ行くと精神的に負担が大きかったためアトピーになったのでは?という見解で僕の件と実家での同居ストレスだとすぐに分かった。さらに産後で体を修復しないといけないのに夜泣きで眠れず・・・。
小さいころから喘息やアトピーがあり子どもの頃からアレルギーマーチに悩んだみきさん。お父さんたちは漢方やゲルマニウム飲料水などいろいろと試して中学生になるころに落ち着いたらしい。
本人はまあ、ぶり返しただけかなぁ・・・。「でもこんなんじゃあ、さとしくんに嫌われちゃうかも・・・。あんまり見ないでね・・・体中、傷だらけで・・・醜いから・・・。」
そういって自分で体中に薬を塗って包帯を巻いて・・・。
思わず僕はみきさんを抱きしめた。
「どんな姿でも大丈夫。どんなみきさんも大好きだから。この傷だって、絶対治るから。今までため込んできたものが出てきているだけ・・・。何がなんでも治すから」と伝えた。
みきさんは子どものように泣き出した。母が隣の部屋から慌てて様子を見に来るくらい・・・。さすがの母もここのところのみきさんの様子に心配でたまらなかったようで・・・知り合いの人におススメの酵素や漢方などを聞いてはもって来てくれるようになっていたのだった。
みきさんは泣くだけ泣いたら・・・布団の中で子どものように眠りについた。その晩は不思議と次男君の夜泣きはなく・・・僕も久しぶりにぐっすりと眠ることができたのだった。
次につづく・・・
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