知ってる?ママン No.57"こんぺいとう"
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「あの、お願いがありまして・・・みきさんが腎結石のようなのですが何か良い方法ありますか?」
「えっ腎結石なの?働き過ぎた?食べすぎ?」
中に入りいろいろとお手当が始まった。「あの、今から少しだけ食事に子どもたちと行ってくるので、みきさんのことお願いします。」と託した。
(若気の至り?・・・今ならそんなこと言えない・・・たぶん、師匠たちは唖然としていたと思う・・・。苦しんで吐いている状態の妻を置き去り・・・。なにも考えていなかった・・・。)
食事を済ませお迎えに。するとさっきのみきさんと違い顔に赤みがさしていた。どうやらいろいろな方法で回復させてくれたらしい。
「原因は徹夜のし過ぎと、トマトの食べ過ぎだと思うよ。少しは引っ越しの手伝いしてあげなさい。」
僕はしょんぼりと「はい」と返事をした。
トマト・・・たしかボランティアで出かけた先で45リットルゴミ袋3袋分もらいそれを加工しこの夏中、トマト三昧だった・・・。ちょっと納得・・・。
引越しのことも確かに納得・・・。深く反省をした。
翌日、「金平糖みたいのが出てきたΣ( ̄□ ̄|||)」とみきさんの声が家に響いた。
無事に出てくれてよかった・・・。まずは一安心。そして僕の友達が集合。昨日の話を聞くと全員から大説教を僕は食らったのだった。
荷物を積み込み新しいおうちへ。みきさんが梱包した荷物はどの部屋に運ぶかも指示が書かれた状態で積み込みしやすく、荷ほどきもあっという間にできた。残された4箱は僕の・・・荷物で。行先不明のため押し入れに入れられた。
とにかくびっくりしたが、みきさんが復活し、無事に引っ越しが完了して本当に良かった。
みきさん本人も健康な体が一番大事だったことを思い出した。と話している。
「言ってくれたらやったのに」と話したら
「言ったよぉ・・・でも疲れているから明日、明日しか言わないじゃん、さとしくん。だからあきらめたの・・・。間に合わなくなっちゃうから。でもこれからは言う。ちゃんと、何が困っていてどうしたいのか伝える。これじゃあ、体がいくつあっても足りないからね。」
「的確に言ってくれたら動けるんだよ。」と話していると後ろから友人の軽いキックが僕の背中に・・・。
「奥さんの事、こんだけ追い込んでいて開き直るな!ちゃんと見てやれよ。今回、たまたまこんなもんで済んだからいいけど無理させすぎなんだよ。若いからって無理させていると痛い目見るぞ。仕事してればいいわけじゃないんだから。」
「・・・・そんなこと言っても忙しかったし・・・。」
「主婦業、なめんなよ・・・。どちらかっていうと結婚不適合者なんだから。捨てられたら終わりだぞ」
「まあまあ、今回は復活できたんでわたしも学んだのでちゃんと伝えます☆さあ、みんなでご飯食べましょ☆」とみきさん。
みんな、笑顔に戻り晩御飯。みんなにお礼を伝えお開きに。
新しいおうちでの暮らしが始まります。
次につづく・・・
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