「人脈つくれ」みたいな営業のなはし

営業職に転向した

今年で社会人6年目。
つい2週間前の8月1日、それまでやっていたエンジニア職から営業職に転向した。今ちょうど2週間経過した日曜の夕方である。


事の経緯

もともと某メーカ系SIerの「プレSE」という、いわば「半営業 / 半SE」のような仕事をしていた。新入社員当時から長い間、配属された先はパッケージ製品の担当部署だった。提案活動や受注活動、見積作成だってするし、客先訪問も多いSEの中でも不思議な立ち位置だった。

必要なものは「製品まわりの知識」だった。もちろん開発能力は求められるし、APサーバ/DBサーバの知識と実績は頑張って身につけた。
それでも配属当初から感じていた漠然としたモヤモヤは「自分は、この部署の担当製品ひとつで生きていく人間なのか?」というものだった。

エンジニアになった当初のイメージは、数か月~数年のプロジェクトに参画し、様々な業界・開発言語・インフラの実績を付けていくことだった。
いずれはコンサル寄りの上流にだって向かうと思っていた。
でも実際に突き付けられた現実は、あまりにも違うものだった。多くの社会人が何かしらの不平不満を感じながらも、その置かれた状況で生きていくものだと思う。しかし自分にはその現実に耐えられなかった。

それでかねてから考えていた営業職に転向した。
SE採用なのに、入社当初から営業寄りの仕事を任されていたのは、「何かしら適性を感じられていたのだろう」という謎の自信もあった。


人脈つくれみたいなニュアンスのやつ

それなりのビジネスマナーと業務経験を身につけた状態ではあるが、営業職としては新人に等しい状態での再出発となった。
ぶっちゃけ給料は下がった。感覚的には3.4年目の営業位だろうか。でも今のところ楽しそうで仕方がない。給与面での中長期的な目標もできた。

そんな中、この2週間で上司との会話の中で感じる「人とのつながり」みたいな言葉。
営業職において最上位レベルで大事なものだし、それを養い多くの会社との知り合いを作ることが今後の仕事において必要なものとは分かっている。
そのために新規顧客にテレアポすることも、お客さん先とのオフでのつながりも大事なものとは分かっている。今後、飲みに行くこともゴルフに行く機会だって増えることだろう。

でもそれが最適なルートなのだろうか。
営業職2週間のペーペーが大きなこと言えないが、ほかにだって自分を売っていく方法があると感じている。はじめて会ったお客さん相手に「この営業おもしろい人間だ、、」て思わせる方法があるはずだ。

何だっていい。例えば今やっているラジオで5万再生されるコンテンツを作るとか、twitterで10,000フォロワー作り上げるとか、趣味の音楽やスケボー、せんべろまわりでちょっとした有名人になるとか。
このブログだってそう。せっかく書いているんだし、10,000ビューくらい付くような良い記事を書いていきたい。

たくさんテレアポを行い、名刺交換して顧客を増やす昔ながらの「THE営業スタイル」はもちろん必要だと思うし、まずはその経験と重要度を身に染みて覚える必要はあると思う。意識の高そうな講演会やお食事会に参加して、名前を売ることも大事なのかもしれない。

まずは上に書いたような、基本的な部分を経験してみてから意見を書くべきだと思うのは重々承知ではあるが。

しかし今の時代に合った、新しい名前の売り方があるはずだ。
真っ向勝負を挑まないで、少し型破りな方法でのし上がってやろうと考えている。
それが達成できた時、自分は今の営業職からまた新しい仕事をしているかもしれない。

もちろん今書いているこの記事が、後から見たら恥ずかしくなるくらい馬鹿な事かもしれないけど、まずはこの2週間で抱いた所感を書き留める必要があった。
ここに書いたからには、それなりに実行に移さないとな。

とりあえず明日からまたテレアポの続きが楽しみで仕方ない。


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