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四大事務所それぞれの特徴とメリット・デメリット

みなさんこんにちは、弁護士の岩崎です。

(自己紹介)
いわゆる「四大」の一つである「森・濱田松本法律事務所」から「かなめ総合法律事務所」という事務所に移籍し、現在は主にスタートアップの支援をしています。
弁護士業のほかに、Lawyer's INFO やLL.M. INFOなどのウェブサイトも運営しています。

今回のテーマは、「四大事務所それぞれの特徴とメリット・デメリット」です。

四大事務所とは

知ってる人も多いと思いますが、日本には
・西村あさひ法律事務所(通称NA)
・森・濱田松本法律事務所(通称MHM)
・長島・大野・常松法律事務所(通称NOT)
・アンダーソン・毛利・友常法律事務所(通称AMT)
という弁護士が400人以上いる大きな法律事務所が4つあって、「四大」と言われたりしてます。
*最近は、TMI総合法律事務所(通称TMI)を入れて五大と言うこともあります。

特に就活中の方から、「四大のうちどこに入るべきでしょうか?」という質問をされることが多いので、今日は僕が思う各四大事務所の特徴についてお話します。

正直、四大間に大きな差はない

いきなりこんなこと言うのもあれですが、大前提として、(アソシエイト目線で言えば)、四大事務所間にそこまで大きな差はありません。

ざっくりいうと、四大はどこも
「めちゃくちゃ忙しいけどその分スキルはつくし報酬も高い。数年頑張ると転職市場での評価もかなり高くなる」
というところは共通していて、業務分野もほぼ重なっているので、事務所単位の差は正直誤差の範囲かなと思っています。

むしろ、各四大事務所の差より、その事務所のどのチームに入るか(主にどの分野の仕事をするか)の方が差が大きいです。同じ事務所でも、MAチームと訴訟チームとファイナンスチームではだいぶカルチャーが違ったりするので。

というわけで、最初から元も子もない話をしてしいました。自戒を込めて言えば、大抵の場合、選択自体よりも選択した道を正解にするように頑張ることの方が重要なのです。

とはいえ、僕が今悩んでいる立場だったら、「そんな正論は良いから今必要な情報が欲しい」と思うはずなので、以下では、僕が知ってる限りの各四大事務所の特徴を書いていきます。少しでも参考になったらうれしいです。

四大の忙しさや報酬面については、以下のような記事も書いているので、興味がある方はこちらもご覧ください。

かなり赤裸々に書いているので、以下、有料になります。
有料部分では、各四大の特徴やメリット・デメリットに加え、タイプ別のオススメ事務所などを書いています。

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