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「春色ラプソディー2」感想

「春色ラプソディ2」千穐楽おめでとうございます。

Aセットを二回観劇しました。初日と3月20日だったのですが、キャストの皆さんの成長が著しくてとても驚きました。簡単ではありますが感想を書いていこうと思います。
※ ネタバレを含みます。ネタバレなしでDVDを見たい方は回避してください。


「春が来る」

婚活サイトに登録した二人の30代の話。喫茶店で待ち合わせの相手を待つふたりのそわそわした感じ、それに付き合わされる年下の面白がる感じ、その対比がそれぞれ面白かったです。ダンスシーンに関しては2度目に見た時があまりに楽しそうで生き生きとして見えて、つい手拍子をしてしまいました。みんなすごく可愛かった。主人公の二人に春がくると良いねえ。


「アカシアは散らず」

この話が一番好きかもしれない。二人の女性漫才師のコンビが解散する話。コンビの一人が家庭の事情で辞めるらしいことが分かる。もう一人はピン芸人として続けるらしい。最後のお笑いライブ。二人の道が分かれてもふたりの友情は続くということが、表情から見て取れてお笑いコンビとしては終わるけれど、ふたりの友情が続くと信じられてとても良かった。


「春の嵐は突然に」

店長代理の周りの人との接し方と仕事への慣れと未来への漠然とした不安。我が身に覚えのある安定と不安定の狭間。とにかくそれは置いといて、突然のテレビ電話の子供への顔芸が最高。こなれたバイトの子の「答え考えておきます」というのが雑談なのか上司への提出する答えなのか区別がついていないあたりも可愛い。

おばちゃんと初めてのバイトの子のコンビもいい味をだしていた。途中乱入してくるクレームの人の振り切ったテンパり方も好き。面白かったです。


「人事異動」

ある意味、推しの人の顔芸で出落ち。

あんなに顔のうるさい人だったっけと改めて認識した。そこも好き。二人の部下のテンポ良い会話と、それに合わせて上手に出てくる個性強過ぎの社員たち。最高か。

特に好きだった地下アイドルさん。暗証番号を教えたい。(教えないけど) 部下二人がアカシアのふたりだったのがこれまたツボで。推しが三人並んだようなものだったのでとにかく楽しかった。


「クローバーズ・フレンド」

やべえ4人組。女同士の極端な裏表あるある。実際そういうとこもなくはないけど、異性が書いているなあという容赦ない感じもした。好きなのは存在自体がずるい足を高く挙げて歩く人。ナニアレ面白すぎんだろ。

社長令嬢の可愛い子ぶりっ子プラス猫を被らなくなった時の冷めた話し方が好き。若い時に羽振りが良いのはやばいね。


「引っ越しの条件」

最初に出てくるおじさんと姪。おじさんのシャツのガラが激しい。日替わりだったそうで、楽しませていただきました。姪御さんかわいい、超かわいい。恵比寿から歩いて2時間は恵比寿じゃないよね。

田舎をバカにしてたはずの不動産屋の女性と、超絶金持ちのお嬢さんのやりとりが、好きすぎて辛い。お金持ちの女の子が、家族の中ではそれなりに発言権がありそうなのもウケる。友達いないと言っていたけれど、多分大学でめちゃめちゃ仲いい子ができそうな気がする。不動産屋のお姉さん玉の輿できるといいですね。


「荷解きは置いといて」

とにかく漫画家さんかわいい。アシスタントの男性の微妙なずれたツッコミも可愛い。唐突に始まる漫画のネームづくりとその横で実写で繰り広げられる漫画のシーン。表現が天才。ドSっぽい年下は可愛すぎてドSに見えない。かつ、セリフを聞いてそれドSか?ホストでは?ってなった。主人公の女の子の可愛いけど、後輩のソコにキュンなんすか?というキュンポイントの絶妙なズレも大好き。いやー、吉川さん天才だなー。あ、忘れていたけど、めちゃくちゃ好きなのが女性編集者。何あれ大好き。めっちゃ雰囲気出てた。


「花見と芸術」

唐突に行われる無茶振りの嵐。二回みたけどお題も無茶だった。2度目見たときは、先生を迎えに来た中里さんが犠牲になってた。絵を仕上げた時にドヤッしてたのがすごく可愛かった。優雅にピアノを弾く狼男はちょっと描けない。お二人ともスゴい。結局、画家の先生の絵がすごいのかどうか、見られなかったのがちょっと残念。あと女の子たち、実はすごい経歴の持ち主だったりするんだろうか。そんな想像の余地を残してくれたのもとても良かった。



以上「春色ラプソディ2」の感想でした。

短い時間で適当にまとめたので、雑ですいません。

キャストの皆さんの成長がすごくて、キラキラした若さと春を爛漫に浴びる事ができる舞台でした。観る事が出来てとても良かったです。ありがとうございました。

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