見出し画像

画像生成AI=インスタントラーメン仮説

はじめに

ふと、DLsiteのAI生成コーナーを眺めていたら、AI製のCG集を見て思った。

センシティブなためここだけ表示

…高くねえか?

この作品は現在150ほど売れていて、全く需要がないわけではないようだ。
このCG集は500枚のセットであるというのもバリューなのだろう。
(今現在セール中なので売れている、という線も抜きにしてはいけない)

私だったらまず買わない。
というのも、単に画像生成AI(NovelAI)で生成した画像ならば、自分で作ったほうがいいもの(好みのもの)が作れるからだ。

13.99ドルのプランの場合、1枚ずつ生成するなら無制限枚数の生成が可能になる。


ちなみに、現在NovelAIの最高額のプランは月額13.99ドル(現在のレートで2,100円程度)である。

どちらかに金を払うなら、あなたはどっちにする?



画像生成AIとインスタントラーメンは似ている

さて本題に入ろう。
画像生成はインスタントラーメンに似ている。

そこで、まずはインスタントラーメンの特徴を挙げてみよう。

安い。
工業的に作られたものである。
ユーザーが好きなようにカスタマイズできる。
それほど手間と技術をかけずにおいしく食べられる。

次に、画像生成AIでのイラストの特徴を挙げてみよう。

安い。(ここで言う価格とは、イラストレーターに発注することである)
機械的に作られたものである。
ユーザーが好きなようにプロンプト、その他技術でカスタマイズできる。
それほど手間と技術をかけずにある程度良い絵が得られる。

とても良く似ている。ただし、この比較が成立しているのは、
私にとっての話だ。
インスタントラーメン(画像生成AI)を作る技術(知識)がない人」は、それがAI製であろうとも、ある程度の価値があるのだろうと思う。

しかし時代が進み、画像生成AI技術が社会に浸透した時。
画像生成AIだけで作られた付加価値のないものを、わざわざ金を払って入手しようとするだろうか


インスタントラーメンの魅力

私の大好きな漫画、らーめん再遊記にて、インスタントラーメン専門店の話があるのでこちらを紹介する。

らーめん再遊記 112ページより(Kindle)
らーめん再遊記 112ページより

この話には深く同意できる。
インスタントラーメンをわざわざ店で食べたいなんて思わないし、わざわざ他人の作った画像生成AIのイラストを特別に欲しいとも思わない。


さいごに

インスタントラーメンを店のラーメンとして売ろうとする話がらーめん再遊記に存在するので、軽く紹介する。

らーめん再遊記 52ページより
らーめん再遊記 53ページより

当然の話で、皆が簡単に作れるものにわざわざ高い金を払おうとする客などいない。

らーめん再遊記 56ページより

これの画像生成AI版の話はマジで起こりそう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?