かがくなニュースな現場へ行ってみた(災害避難所訓練の巻)

年に1回の、避難所設置訓練が先の日曜日にあった。
災害はいつも隣り合わせ。
一生一度は避難所生活もあるはずだけど、疑似体験も今回はじめて。
ついでにいうと、訓練場所の小学校にとっても、はじめての訓練で、正直、ドタバタ・ご愛嬌もありつつの行事だった。
・外国人の避難者役
人口の1%レベルで外国籍の人が住む町らしく、そんな役割もある。何事も訓練だもの。本部からその場で募集があり、面白がって応じたところ……「やることが、ない!」とりあえず電子辞書を取り出し、日本語がわからないフリして、聞いて回る演技を自主的にやったのだけど。……この演技、結構難しい(^^;
しまいには、間仕切りを組み立てる時に、ふつうに日本語で話し始めてしまい、『外国人違うんか!』と、ツッコミを受けたのは、内緒。

そんな中で登場したアレコレをご紹介
・折り紙スリッパ
まずは、冷える足元の対策から。
新聞紙見開き1枚を折って作るスリッパを皆で作る。
作り方は、リンク先をご参考に。
http://sonaeru.jp/goods/handiwork/groceries/g-9/
この日、小雪が舞う程度の寒さだったが、体育館の床の冷えが厳しかった。そんな時は、使い捨てカイロを挟み込むと最強(服の中にしばらく入れてから使いましょう)

・ベッド
ダンボール製のベッドです。材料は二重になっているダンボール(「ダブル・ダン」と呼ぶもの)ベンチとしても使えるくらい、重量に耐えるとのこと

・壁新聞王国?
電気を使うのも制約される環境のこと。かといって、回覧板も回そうにも自治組織が回り出すまでに時間がかかる。
原始的に見えて、模造紙と太マジックの張り紙が威力を見せつける。

・待ちに待った間仕切り
私たちの町では、「避難所開設後24時間を経過したら」とマニュアルにあるそうで、
終盤になりようやく、プライベートな空間を作る間仕切りを作り始めた。
畳大の集成材ボードを大きなクリップでつなぐ、というわかりやすい仕組み、なのが……。皆が始めて見るもの、小田原評定が始まってしまう。
……これで材料足りてるの?
……床と壁とが別な板みたいだけど、区別がわからない
等々、不完全な外国人(爆)へツッコミも入りつつ(前述)、開封後10分ほどいじくり回して、ようやく完成!
こういう時こそ、言い争いせずに冗談半分で作るくらいの方が、和んでいいのかもしれませんね。

・最終奥義「甘いもの」
どれだけ寒かろうと、途中で眠くなって子供さんがむずがろうと、避難所には最終奥義があり。
帰りに、自治会の方たちの炊き出しで、おぜんざいが。
お昼前の空腹に染み渡ります。
あまりのおいしさに、写真撮るの忘れるほど。
世界平和のためにも、甘いものの備蓄が欠かせませんね。

#災害知恵袋

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