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合理的な人とは

タイトルと著者に惹かれて
手に取りました。
「あなたを変える行動経済学」
大竹文雄さん
https://amzn.to/38LjPbq
 
 
本書の著者の大竹さんは大阪大学
CiDER特任教授。
個人的には、ピースの又吉直樹さんと
共演した、身近な出来事や社会現象を
経済学で読み解くNHK Eテレの番組
「オイコノミア」
https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009050685_00000
 
そして最近は新型コロナウイルス
感染症対策分科会のメンバーとして
積極的に発言なさっている様子を
拝見しています。
https://note.com/fohtake
 
 
本書の内容は、大竹さんが大学受験
予備校 早稲田塾で133名の高校生に
対して行った行動経済学のオンライン
連続講義の様子を編集したものです。
 
行動経済学を題材にした書籍は読み
にくいものが多いのですが、本書は
とっても読みやすかったです。
 
大谷更生が最も印象に残ったのは、
合理的な人の定義でした。
 
90ページ
「合理的」ということは、自分が
こうなりたいと思っていることと
整合的な行動がとれるという意味です。
そういう意思決定ができる人が
「合理的な人」です。
 
124ページ
人は誰でも、自分がこうしたら幸せに
なるとか、こういうことをしたいと
いう思いを持っています。
そして、実際に、そういう自分の思い
や好みと一致している行動をとって
いる人を経済学では「合理的な人」と
呼びます。
 
 
序章の冒頭20ページで紹介されていた
3つの問題、幸い全問正解でした。
答えが気になる方は、本書を手に
取ってみてくださいませ。
 
質問1
バットとボールが合わせて110円です。
バットはボールよりも100円高い。
ボールの値段はいくらですか。
 
質問2
5台の機械で5分間に5個のおもちゃが
できるとすれば、100台の機械で100個
のおもちゃを作るのに何分かかり
ますか。
 
質問3
ある池に浮草の塊があります。
毎日、浮草の面積が倍になって
いきます。
もし、48日で浮草が池全体を覆って
しまったとすれば、池の半分を覆う
のに何日かかったでしょうか。
 
 
目次
 
序章
直観が邪魔をする
 
第1章
「もったいない」を考える
 
第2章
損失は避けたい
 
第3章
先延ばしの心理
 
第4章
暗黙の選択の利用
 
第5章
みんながしています
 
第6章
ナッジとは何か?
 
第7章
仕事や勉強の中の行動経済学

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