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#詩『王なる太陽』

雲間から射す夕陽の明かりはまるで
大空に穿たれた傷口のよう

そこから噴き出す熱い血潮は
万物を包み込み
愛し育みときに殺す

おお夕陽よ
すべてを紅く染めて
闇に呑み込む
昏き性(さが)よ

汝が願い願わんと
この星を照らす
神の如き愛に
我が身を焦がし滅ぼし

もう一度
母の手に抱かれて
再生する光のしぶきを
与えたまわん