KARTEとIVRyの事業連携機能の開発裏側日記

自己紹介

初めましてIVRy のエンジニアの小瀬です。

IVRyがIVRyになる前から、CEOの奥西と色んなプロダクトを作ってきました。
自分が作ってきたサービスが伸びている様子を間近で目撃していて、興奮と驚きが止まらない毎日を送っています。

KARTE連携とは

ご存知の方が多いと思いますが、KARTEとは、株式会社PLAIDのCX(顧客体験)プラットフォームです。

そのKARTEと、弊社の電話自動応答サービスIVRyを連携させていただくことになりました。この連携により、下図のようなコールトラッキングが可能になります。

電話とインターネット上の情報は分断されてしまう事が多いですが、この連携でその二つを繋げることができました。「知っている人」or 「知らない人」くらいでの判断しかできなかった電話の情報量が増え、掛ける側も掛けられる側も体験が向上する機能になったと思います。

個人的に、この機能はかなり大きな一歩だなと思いますし、これを使った付加機能も今後発展していくだろうなと考えております。

詳細は下記にまとまってます。

事業提携までの流れ

IVRyが資金調達をする前、受託開発をやりながらその資金でIVRyの開発をしていました。
最近受託案件やってないけど、資金大丈夫なのかなー、そんなことを思っていると、CEOの奥西から
「PLAIDさんが資金調達と事業連携をしてくれるかもしれない」

マジ!?とテンションが上がった反面、これは失敗できないぞ。。。と緊張と不安も入り混じりました。
やり切るガッツだけはあるから大丈夫だ!!と自分を奮い立たたせ、株式会社PLAID 本社へ。

PLAIDさんの方々と一緒に仕事をしてみて

圧倒的なオフィス、偶然の出会い

PLAIDさんの本社は、そうGINZA SIX。僕はあそこにオフィスビルがあることさえ知りませんでした。笑
中にはいると、おしゃれな内装、仕切りが一切ない理想的なオフィス。社内は常に活発な議論が行われてたくさんの人の声が響いていました。

そして僕らもMTG の席に着くと目の前には知っている顔が

「小瀬久しぶり」

前を見ると大学時代の軽音サークルの先輩、激うまギタリストの竹村(ちくそん)さんが。

左が私(小瀬)で右が竹村さん

https://twitter.com/tikson (竹村さんのTwitter はこちら)

まさか、こんな偶然が起きるとは。。。コネでもなんでもなくこうやって知り合いとビジネスで絡むことができたことはすごく嬉しいですね。

余談ですが、実は僕も本気で音楽をやっていまして、学生時代はタワレコメンに選ばれたりアメリカツアーを観光したりしていました。

組織に感銘を受ける

自分の想像と違い(?)、PLAIDさんは本当に優しい人ばかりでした。もちろんみんな超優秀です。その上、失敗への許容性や、挑戦への寛容性を兼ね揃えていて、一人一人が自分の意志で行動している、そんな人たちが集まった組織です。
自分もこんな組織を作りたいし、こうなるぞと強く思いました。。。!!
(現在IVRyは幅広く人材を募集してるのでよかったらみてってね!)

キックオフMTGから2ヶ月で導通

事業提携での開発にもかかわらず、実装までの打ち合わせは12月のキックオフの1回だけでした。そこからはNotion, Slackベースの情報共有、2月頭には結合テストまで進み、スムーズに開発をすることができました。
今回の開発があまりにも潤滑に行われ、振り返りをしていなかったのですが、この機会に良かったポイントを改めて考察してみました。

企画の時点である程度の設計ができていた

事業提携では、お互いの考えや文化も違いますし、やはり気を遣う関係である事は間違いありません。
そのため、企画書の時点で「これはめっちゃ大変なんでできませんよ….」みたいな事があると、落とし所を見つけたり、相手を配慮して作り過ぎをしてしまったり、無駄な工数が増える傾向にあると思います。

今回の企画を作った、弊社の奥西とPLAID宮原さん(https://twitter.com/shinobu_m814)は元々がエンジニアという事もあり

  • どういうインフラが必要?

  • どういうAPIが必要?

  • どういうデータが必要?& 取得可能?

  • どっちが何をやる?

みたいなところまで企画段階で言語化してくれていました。もちろん具体的な構成まで落とし込むのはエンジニアがやるのですが、上記のおかげで、最初からtoo much な実装を避ける設計になっていたのはとても良かったです。

お互いのメリットを考えてくれている

今回の事業提携で、PLAIDさん専用のサーバを組む予定でしたが、PLAIDさん側から

「汎用的なものにして同じ仕組みを使って他のクライアントと連携してもらって良い」

と言い切ってくれました。
このことにより、IVRy 側のミッションは「PLAIDさん側の実装負担を軽減する事」に変わりました。
もちろん、それはPLAIDさんの負担軽減だけでなく、簡単にこの仕組みを導入できるような設計にすることが目的です。

上記の方針が定まったおかげで例えば

  • この連携のためにPLAIDさんに設定用のデータを保存させない

  • 変数名やAPI名にkarte などの名前を使わない

など、考えがよりシャープになり、IVRy側の設計をスムーズに行う事ができました。

コミュニケーションの取りやすさ

仕様詳細はnotion で簡単なドキュメントを作り、あとはSlack ベースで会話をして詳細を詰めました。

事業提携の場で下記のようなちょっとした変更をする場合、「連絡するのめんどくさいし、まあいっか」みたいな気持ちが心のどこかにでてくるのですが、今回は社内での開発と同じようにラフに連絡を取り合って開発をできました。

この例はもちろん一部ですが、「コミュニケーションがめんどくさいからこのまま実装しちゃおう」という品質が悪いコードを産む典型的なパターンを回避できたことも、今回すごく大きい点でした。

PLAIDさんと事業提携をしてみた感想

これからIVRyはどういう組織にしていけばいいのだろう?と漠然と思っていた時に、PLAIDさんのような組織を間近で見ることができてすごく刺激を受けました!
今回発表させていただいた提携機能だけでなく、様々な利益を享受していただいたなと、感謝しかありません。

これからも、精進してまいります!

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