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僕がとあるコンテンツの熱量に圧倒された話

こんにちは、こさめです。初めての人は初めまして。

これを読んでいるだいたいの人は僕のXから流れてきているとは思うんですけど、今回は最近ハマっているとあるマイナーコンテンツについて紹介したいなと思ってnoteを始めてみました。
たいした文才もない上に初めてのnote記事なので記事の適当さは多めに見てくださると助かります。

結論から話すとPROJECT:DATE(以下プロデ)という作品でジャンル的にはおそらくARG(代替現実ゲーム)と呼ばれるものに含まれるものなんだと思います。
この作品においてはゲーム内キャラと交流しつつたまに謎解きしていくのがメインといった感じです。

僕がこの作品と出会うきっかけとなったのはXのTLにたまたまおすすめで出てきたからなんですけど、その前にProject:;COLDシリーズ(以下プロコ)という大好きな作品がありまして、おそらくこれがなかったら多分見向きもしていなかったことでしょう。

今回の話に直接関係ないので少しだけにしておきますが、このプロコは4年ほど前からそこそこの人気で続いており、視聴者参加型で行う謎解き系のARGで先日その2.0にあたる話が完結しました。
特に今回は過去最大規模で数万人を集めつつ配信型デスゲームやリアルとの連動などで盛り上がり、実際に池袋まで行って謎のサイン会をしたりとここ数か月は僕的にもだいぶアツい期間だったと思います。
個人的には文句なく面白い話だったのでこちらも機会あれば紹介したいと思います。

興味がある方はリンクから飛んでざっと見てみるといいかもしれません。
夏にはこの2.0にあたる部分がゲーム化されますし、漫画などで複数のメディア展開がされてたりもします。
また一部で話題になってる人の財布シリーズやかがみの更生施設なども同じ会社の一部が関わってたりもします。

話を戻しましてこのProject:;COLD2.0が終わり、その熱も冷めないままなんか次の似たようなのないかなぁって思ってたらちょうどTLのおすすめで流れてきたのがこのプロデでした。

初めはただの個人製作品?でなんかやってるけど、なんも知らないままこれ何って感じでした。
ちょうどまだプロコの公式ディスコード鯖が残った人で動いていたので半ば巻き込む形でこれどうなのっていって投げ込んでみたところ、何人かの暇人融解班(Project:;COLDユーザーの総称)が名前だけは聞いたことあるとか、まだやってたんだなどと知名度は0ではないものの微妙でそんな中食いつき暇だからちょっと調べてみるかってなったのが約3週間ほど前のことになります。

公式X垢

が、ここからが沼コンテンツの始まりでした。最初はなんだこれとか読みにくすぎ、台本形式やめろ、中学生の書いた落書きか?などと馬鹿にしていた融解班でしたが徐々にそのヤバさが露呈していきます。

まずこれのメイン媒体が小説になるのですがこの作品自体は2022年辺りから続いておりその文章量に圧倒されます。

その一部抜粋

・・・多分ざっと見200万文字くらいある。しかも更新頻度が三日に一回数万字とか書いてて二年以上ほぼ休まずに更新。
この文章量馬鹿がよーってなりながらも謎解きに飢えていた融解班はさすがにこれを把握して読まないと謎が溶けないのかと頭を抱える始末。

ましてこの独特な文章に速攻で入っていける人はごく少数でした。
そこで分担で読みながら物語把握をまとめていき、こんなのまとめる価値がない時間の無駄などと言いながらも、暇人の集まりは専用スレを立てて少しづつ詳細把握に進んでいきます。

そうしてしばらく立つとあれこの作品意外と読めるな、最初だけキツイだけかとなっていき、日に日にむしろ台本形式がありがたい、誰がしゃべってるかすぐわかる神、十万字以下ならすらすら読めると手のひら返して洗脳されていくのでした。

ここらであらすじ的なものを簡易で書くと、ある日X(旧ツィッター)のアカウントが本名とリアルの写真固定されてしまいお互い以外のフォローが出来なくなった女子高生の集団。
自分を取り巻く環境を中心に不可解な現象に巻き込まれていくというものでアンドロイド、吸血鬼、タイムリープ、未来や平行世界の体入れ替わりにオカルト要素などわりとなんでもありな感じな日常非日常の中それを越えてお互いの関係が変わっていくというのが話の大筋になってます。
この色々な混ざり具合が独自の空間を作り上げてるなんだかよくわかんないけどすごい作品となっているのです。

そしてこの謎世界観は一年ごとにリアルタイムに進んでいき、一年たつと学年繰り上がり巻き込まれていくメンバーも年度で変わります(今のメイン登場人物は計25人と多く、現在その三年目になります。各年7~9名ほど)
これだけ色々あって我々の選択次第で展開分岐もするのに本筋のプロットがしっかりしてるのが無駄にすごいのです。

そしてここら辺りまで来ると徐々に人も増えていき元から追ってる人なども合流しなんとなくこの作品を理解していくことになります(ただ問題はあまりの物量に十日過ぎても全部読めてる人がほぼ0人だったことです)
この作品の特徴としてあらすじでも書いたキャラそれぞれが本当にXのSNSアカウントを持っており、それと交流していくことで物語の選択肢が増えて小説に影響が出るというスタンスになっています。

このキャラごとの個性あるアカウントは20数個ほどあります(しかも一部はわざわざ隠して運用)アホなのかな?と思いつつもこのポストは小説内での出来事と連動してて例えばキャラが異変に巻き込まれて行方不明になるとその仲がいいキャラ達が~いなくなった!などとポストするのでそれに対しての対応策で~に連絡して確認しようとかで行動が変わっていくわけです。

各アカウント関連ではキャラの個性や趣味趣向で異なるのはもちろん、ポストタイミングがまちまちなのもあるんですが、すごいことに本編の時系列で不可解現象に巻き込まれて本名に代わるまではアカウントを通常運用しています。
これにより中には一般人として普通にフォロワーと交流している日常アカウントの他に神椿関連で絵師をしていたり、好きな音楽を語ってたり、音楽活動やアニメ実況しているアカウントや受験勉強アカウントでひたすら勉強した時間をカウントしてるものなんかもあったりします(つまり突然訪れるお前の交流してるネットの人ゲームのキャラで実はいないよってやつ)
そしてこれに関して調べていると

これが作中のキャラで作られた実際のユニットなどがあったりすることが判明(このほかにも後日続編で登場する双子ユニットなども歌がある)
しかも本編開始前から中学生ユニットとして活動していて歌ってみたやラジオ、スペース活動、絵師の応援でFAを描いてたりする痕跡が見られます。

普段から謎解き上でのネトスト大好き融解班ですがここまで来るとこれはプロコより現実味あるのでは?西園寺いろはは実在するなどと言い始める事態に。何がここまで作者を制作意欲に搔き立てるのかなどと恐怖していくことになります。

一部ネタバレにはなりますが、さらに恐怖なことにこの物語、選択肢間違うとキャラが不幸な目にあったり、死亡や消滅してしまうので上のユニットの一部はその影響でアカウントや楽曲ごと世界から消滅してしまっているものがあるんですよね・・・。

つまりどういうことかというと、この我々融解班が参戦するまで約10人以下の参加者しかいないコンテンツ内で作られた楽曲や絵等が誰の目にも見つからないまま消滅しているということなんです・・・(一応あった痕跡のログは追える)異常じゃないですかこれ??
しかもこのユニット組んでるキャラがメインで活躍してるの二年目からなんですよ。イカれてんのかマジでって思いました。

もちろん小説上名前くらいは出てきたりするのですが単にモブだったキャラが裏で音楽ユニット組んでて数年後にメインとして本編出てくるのは書いてた当時の1,2年先なわけで・・・。

作者が一人で作ってるのかわかりませんけど無償でここまでの世界観を作れるのかっていうことにただただ圧倒されます(余談ですがサイトも隠しページやリンクが多くて面白いです)

少し長くなりましたがいかがだったでしょう、少しはこの作品のヤバさが伝わりましたでしょうか?
今回で三年目に突入しているPROJECT:DATE。
現在4月の一章が終わり来週から新章が始まっていくので興味ある人は是非僕と一緒に今年一年彼女たちと同じ沼に沈んでみませんか?という紹介でした。

一応今から参戦するなら公式サイトの緑のところにあるPROJECT:Twilightの登場人物を把握しながら小説項目で言う黄昏から読んでいくと全然追いつけると思います(もちろん余裕あれば最初からでも可)
三年目のレクリエーションとして行った人狼中の謎解き自体は一部の融解班がごり押しで終わらせてしまったので次回は月末GW辺りから再開予定のはずです。
気が向いたらストーリーまとめや謎解き解説、その他ネトストで調べたことなんかを投下するかもしれません。
最後に趣味で作った三年目の相関図を載せて終わりにします。
お読みいただきありがとうございました。

では機会があればまた。終

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