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冒険の書『赤単の巻・令和のページ』

突然ですが、

例えばゲーム1先手ダブマリ

上記の初手をキープしたとします。

さてこの手札、何枚に見えますか?

眼鏡をはずした人に「この指何本に見える?」的な問いかけで恐縮ですが、もしこの後の内容を読み終えた時に"見え方"が変わっているようでしたら「筆をとった甲斐があった」と喜ばしい限りです。

ーーここまでアバンーー

・東方より桃が流れ来る

お世話になっております。東大阪は八戸ノ里のカードショップ「くじから」の宣伝広告塔役"くじからプロモーションズ"として町内お騒がせしているうちの1人、コサカと申します。

2020年8月、晴れる屋TC大阪店で開催された関西帝王戦レガシーにて"エルドラージポスト"を使い優勝。一定の成果を得たため「大きく打って大きく勝つ」このデッキの強さを当時信じて疑いませんでした。

がおー

しかし禁止制限改定による≪オーコ≫・≪秘儀術士≫の退場や相次ぐ目を見張るカード達の追加で環境がみるみる推移し、≪表現の反復≫によるリソース回復力と≪ドラゴンの怒りの媒介者≫や≪濁浪の執政≫の攻撃力を獲得した"URデルバー"の席巻に至ります。
その結果"エルドラージポスト"は調整の甲斐無く環境についていけず、2022年5月に東京で開催されたエターナルパーティーの2ヶ月前、ついに乗り換えを選んだ私は"URデルバー"を握っていました。(結果としては敗北の塩味でマグロの中落ちをたいらげる事となったのですが)

ところがその後『ニューカペナの街角』リリースを経たある日、

コーナーで差をつけろ

転機が訪れます。
≪鏡割りの寓話≫とメインから≪未認可霊柩車≫を大胆に採用した"赤単ストンピィ"のリストがMOで登場。"赤単"自体は私も以前にいわゆる"8ラブル+炎渦の部隊"型に『モダンホライゾン2』で出た≪激情≫を盛り込み試した時期もありましたが、先に挙げた≪反復≫と≪濁浪≫の回復&攻撃力には及ばず断念。
ですが今回の≪寓話≫は≪反復≫に勝るとも劣らないアドバンテージ獲得力を備え、≪霊柩車≫は(受動的でこそあれど)墓地を喰らい≪濁浪≫に匹敵するパワーで反撃する事を叶えてくれます。なるほど確かにこれなら"UR"と並びながら、なおかつ"土地単"や"デスタク"のような"URキラー"にも強く出られるのでは?
「回復力と攻撃力の両立」これを念頭に≪再鍛の刃、ラエリア≫や≪砕骨の巨人≫を元のリストへねじ込み早速テーブルトップ環境へ挑戦したところ、これが実に好感触でもはや文句のつけようがなく。

いや、ひとつだけ文句のつけ所がーー≪ゴブリンの熟練扇動者≫。このカードが「それ以上」を生み出さないゆえに「何かより良いものはなかろうか」と悩んでいたそんな2022年7月。
突如Twitter運河をドンブラコドンブラコと流れて来たのは「くじから」としても応援させて頂いているMOパンダ氏からのメッセージ。

「5/3トランプルが板です」

桃太郎爆誕

プロジェクトXのナレーションが聞こえてくる。
「これだ!と思った」
≪熟練扇動者≫に別れを告げつつ、8月の横浜・BMOレガシーという鬼ヶ島へ乗り込む事をすでに予定していた私は残された1ヶ月ほどの間デッキにきびだんごを与え続け、強く大きく育った冒険者は三匹に収まらないお供たちと共に当日7勝2敗・18位の戦績をおさめる結果と相成りました。めでたしめでたし。

・桃太郎とお供たち

まずは『桃太郎御一行様』集合写真

先の鬼退治を果たすためリソースとパワーの二刀流を追究する構成になっています。そのため各々が"百人力"に相当するかを「カード何枚分に相当するか」で見ながら、以下顔ぶれの紹介。

≪山≫

不毛の大地による赤マナ源やテンポ自体の損失を避けたい事や、「イニシアチブ」で基本土地サーチが発生する事などを考慮やや多めの7枚にしてあります。
役割としては赤マナが1つ出るその一点のみなのでカード1枚分

≪古えの墳墓≫・≪裏切り者の都≫

無色2マナが出るツートップ。
それぞれデメリットによる減点要素はありますが、1つの土地からマナが2つ出るという事は実質2枚分なので総合するとカード1.5枚分

≪反逆のるつぼ、霜剣山≫

魂力能力を持つ伝説の土地。
生成されるトークンで「イニシアチブ」を守ったり獲ったりする事もあり見かけ以上に優秀。ラエリアがたまに起動コストを軽減してくれます。
マナ源とトークン生成で2つの役割があるけれど基本的に片方しか選べないのでカード1.5枚分

≪髑髏砕きの一撃≫

(今回は最後の最後にサイドボードの調整を受けて削らざるを得なかったため3枚になっていますが)土地カウントが可能でありながら除去カウントにもなるし、≪金属モックス≫の"刻印"にも使える革命的なカード。2体の生物を同時に処理したりマナさえあれば大型生物の対処にも使えて便利。カード1.5枚分

≪猿人の指導霊≫

お供のサル担当。身を投げて赤マナになったり、霊柩車ドライバーのアルバイトに就いたりしますし、手が空けば歩兵としての活躍も。カード1.5枚分

≪砕骨の巨人≫

巨人でありながら制空権を得るためのキジ担当。
≪踏み付け≫のオマケとして≪イス卿の迷路≫等を突破できたりもします。≪巨人≫のパワーもデルバーの1.3倍で申し分なし。
火力+生物で純粋なカード2枚分

≪再鍛の刃、ラエリア≫

漢字変換ミスのしやすさNo.1(当社比)。衝動的ドローによるアドバンテージのイヌ担当。
無視できないサイズで動きながらリソース回復する様は≪ウーロ≫を思わせるものの、≪カラカス≫の対象になってしまう悲しみも同じ。こっそり≪霊柩車≫で自分の墓地を追放すると誘発して+1カウンターが増えます。
伝説ゆえのデメリットを加味してデッキには3枚投入、カード1.5枚分

≪混沌の洞窟の冒険者≫

検索しすぎて「こ」と入力するだけで予測変換されるようになった、今回の桃太郎。ラエリアと同様に衝動的ドロー能力を備えつつ、戦場に出た時「イニシアチブ」を得ます。
かつてかの「統治者」システムが評価されるまで時間差があったように、「イニシアチブ」についても私自身MOパンダ氏から"桃"を受け取るまでは「よくわからん」で止まっていました。ですが考えてみればひとたび≪冒険者≫が着地すれば独立したアドバンテージ源をタダで獲得できる、いわば誘発でプレインズウォーカーを1体生成するのと同じレベルです。唯一本人が4マナであるというハードルは、2マナ土地や各種マナ加速を擁するデッキならば苦ではありません。「イニシアチブ」維持のために"除去"を用意する事が前提とはなりますが、戦闘ダメージによる勝利を目指すにあたってブロッカーの排除=除去の搭載はもともと必然かと思います。
本体+衝動的ドロー+イニシアチブ−維持費=カード2枚分

≪激情≫

4匹目のお供。寝返った鬼かもしれない。
コンボやコントロールよりも戦闘主体になった今のような環境で特に力を発揮してくれます。「イニシアチブ」戦略にもマッチ。「想起」を利用すれば展開と除去を同一ターンに実行でき、余さず使うなら「想起で唱える→生け贄対応で≪霊柩車≫に搭乗→さらに生け贄対応で≪キキジキの鏡像≫でコピー→速攻6点と≪霊柩車≫でアタック」みたいなアクロバットが決まります。稼いだアドバンテージをこれの「想起」に還元していくのが理想。出すまでの状況を鑑みてカード1.5枚分

≪金属モックス≫

展開のギアを上げるために必要なカード。
しかしながら"刻印"が条件であり、アーティファクトである事のシナジーも基本的には無いため、このデッキ唯一のカード0.5枚分

≪虚空の杯≫

レガシー環境を渡り歩くための傘。
ハマれば1対複数交換を実現し、(≪実物提示教育≫デッキ以外の)コンボデッキに対抗するための要でもあります。
お値段以上、カード1.5枚分

≪未認可霊柩車≫

墓地を吸い込み圧殺・れいきゅうしゃ、『れいきゅうしゃ!』
値段が10倍になるほど評価が上がった"はたらくくるま"。墓地利用を妨害したその足で反撃に転じる事ができる必殺兵器で、対"UR"は2回に1回このカードで勝っていると感じるほど。"リアニ"や"スパイ"といった交通事故マッチに対する保険にもなり得ます。2台並ぶとあまり強くないため3枚採用。
運転手が要るものの役割は2つあるのでカード1.5枚分

≪血染めの月≫

赤単の代名詞。
土地コンボを目指すデッキの妨害だけでなく、≪ウルザの物語≫を無力化したり、赤色以外の色マナ2つが必要なカード(≪濁浪≫や≪タッサの信託者≫、≪魔の魅惑≫や≪ウーロ≫の脱出等)を封じたりする意味合いも有ります。
≪虚空の杯≫と同じくお値段以上、カード1.5枚分

≪鏡割りの寓話≫

赤単の歴史を変えたカード。従来のストンピィは一度手を離せば後は走るのを見守るだけの「ミニ四駆」でしたが、これによってゲーム中にギアチェンジとモーター交換が可能となりました。
1・2・3章それぞれがそれぞれに機能するためこの時点で3枚分、宝物生成能力や≪鏡像≫のコピー能力を加味すれば実質なんとカード3.5枚分

≪死亡//退場≫

メインから採用する事で≪カルドラの完成体≫を背負った細菌トークンや≪マリット・レイジ≫、そして≪濁浪≫など火力で対処困難な生物への保険かつ「イニシアチブ」維持にも繋がる追加の除去枠。使用目的が別個なためカード1.5枚分

≪赤霊破≫

青いカードが強ければ強いほど存在価値の生まれるカード。基本的には1対1交換を目指すためカード1枚分

≪魔術遠眼鏡≫

BMOレガシーに向けて調整する中で「一定数エルフやスニークが居る」と聞き及び、メインの≪髑髏砕き≫を削って増やしたカード。
対コンボのみならず、対"デスタク"やプレインズウォーカーを勝ち筋に据えたデッキに対しても有効。ただし1つの遠眼鏡で刺せるのは1種類、ひとりひとつずつ。カード1枚分

≪フェアリーの忌み者≫

墓地を経由する交通事故マッチ用。逆に交通事故マッチでない場合は≪霊柩車≫で間に合うので出番はありません。カード1枚分

≪三なる宝球≫

従来まではメインでの採用が主流でしたが、このアーティファクト自体は相手のライフを1点も減らしてくれません。ですのでこれを設置しないと致命的な結果をもたらす相手か、構えながらゲームメイクしようとするコントロール相手にのみインする「サイドカード」としての採用になりました。
本日3度目のお値段以上、カード1.5枚分

≪月の大魔術師≫

追加の≪月≫。
≪否定の力≫を構えた相手にこれを出すと良いリアクションをしてくれるかもしれません。本家と同様にカード1.5枚分

≪焦熱の合流点≫

アーティファクト対策であり≪紅蓮地獄≫であり≪溶岩の斧≫でもある。
どのモードで選んでも複数の役割を同時にこなすため、カード2枚分


・鬼ヶ島の様子

「全選手入場です!!」のコピペくらいシンプルにすればよかったなとここまで書いておいて若干悔いてますが、気を取り直して戦略の話をします。

<基本的には>

当然ながら≪意志の力≫が無いデッキなので「そのターンに訪れた脅威」には対応できません。また、1ターンで勝利条件を満たせるようなコンボも搭載していません。どんなに最高の動きをしたとしても勝つまでに3ターンはかかります。つまり意識すべきは『2ターン後に自分が笑っていられるかどうか』で、キープ基準もゲーム中の判断もこれに基づいています。
≪渦まく知識≫や≪思案≫を使っているデッキであればその「2ターン後の自分」を"前借り"して動く事ができる一方で、この赤単では2ターン後に備えながら展開していく必要がある、ということです。幸いにも衝動的ドロー能力や≪寓話≫2章のルーター能力で「少し先」の"前借り"が叶うようになりましたし、同時にそれが今挙げたカード達の強みでもあります。

<イニシアチブ>

ゲーム中最初に得た時は必ず基本土地サーチから始まります。一応、これだけでも枚数的には1アドです。
次の段から2つに1つを選ぶのですが「戦場にこちらの生物が一体もいない」場合か「二の矢を用意しないといけない」場合以外は基本的に左ルート(+1カウンター2個→本体5点ルーズ→1ドロー)、逆に上記のどちらかに当てはまる時は右ルート(占術2→宝物1個生成→4/1威迫スケルトン生成)を選びます。(これについても「2ターン後」に基づきます)
めでたく最後の段まで踏破したなら維持したごほうびが得られるはずです。最悪10枚公開した中に≪猿人の指導霊≫しかなかったとしてもそのサイズは5/5、十分でしょう。念のため言及すると、今まで両の手で数えられない位にはこの効果を使いましたが"ハズレ"を引いたことは一度もありません。

<サイドボーディング>

備忘録的に普段見かけるマッチアップ中心で列挙していきます。(個々の採用枚数や構築によってブレはあると思うので目安程度に)

・対UR
およそトップメタ。≪帳簿裂き≫を採用したバリエーション等もありますが対応としてはあまり変わりません。元々メインから相当意識している相手なので一番シンプルなインアウトです。
IN:≪死亡//退場≫1枚
OUT:(先手の時)≪金属モックス≫1枚・(後手の時)≪混沌の洞窟の冒険者≫1枚

・ミラーマッチ
今後もし増えたら執筆者冥利に尽きるというもの。無色のカードをアウトし赤いカードは刻印や想起に使えるため残す方向で。人によっては各種≪チャンドラ≫が入ってくるため消極策として≪遠眼鏡≫をイン。
IN:≪魔術遠眼鏡≫2枚、≪月の大魔術師≫1枚、≪焦熱の合流点≫3枚、≪死亡//退場≫1枚
OUT:≪虚空の杯≫4枚、≪未認可霊柩車≫3枚

・対8cast
≪影槍≫のトランプル付与・ブロックされなくなる≪河童≫・≪監視者≫や飛行機械トークンの空中戦力など思いの外「イニシアチブ」維持が難しく、どちらかと言えば相手の電力停止に尽力する方が優先されるため泣く泣く≪冒険者≫をアウトするマッチ。
IN:≪赤霊破≫3枚、≪魔術遠眼鏡≫1枚、≪月の大魔術師≫1枚、≪焦熱の合流点≫3枚
OUT:≪混沌の洞窟の冒険者≫3枚、≪金属モックス≫4枚、≪未認可霊柩車≫1枚

・対デスタク
普段プレイしている地域的に少なくないマッチアップ。バレるとつけ込まれるかもしれませんが、吹けば飛ぶ≪虚空の杯≫はアウトします。かたや≪霊柩車≫は流行りの≪救出専門家≫と≪永久のドラゴン≫に対応する可能性から1枚だけ残します。
IN:≪魔術遠眼鏡≫2枚、≪焦熱の合流点≫3枚、≪死亡//退場≫1枚
OUT:≪虚空の杯≫4枚、≪未認可霊柩車≫2枚

・対リアニメイト
事故マッチその1。先手であれば"置き物"が間に合うけれど後手はまず手を合わせるところからスタートです。形によってはサイド後≪実物提示教育≫が飛んでくる事も。
IN:≪魔術遠眼鏡≫1枚、≪フェアリーの忌み者≫2枚、≪三なる宝球≫3枚、≪月の大魔術師≫1枚、≪死亡//退場≫1枚
OUT:≪混沌の洞窟の冒険者≫3枚、≪激情≫4枚、≪血染めの月≫1枚

・対緑白系デプス
≪霊柩車≫がモノを言うマッチアップ。
IN:≪月の大魔術師≫1枚、≪死亡//退場≫1枚
OUT:≪再鍛の刃、ラエリア≫1枚、≪混沌の洞窟の冒険者≫1枚

・対エルフ
≪激情≫や≪合流点≫を上手く使ってさばきたいところですが、油断すると≪自然の秩序≫から≪大祖始≫が出てきます(BMOでもこれが敗因でした)
IN:≪魔術遠眼鏡≫1枚、≪月の大魔術師≫1枚、≪焦熱の合流点≫3枚、(先手の時)≪三なる宝球≫3枚
OUT:≪未認可霊柩車≫3枚、(先手の時)≪血染めの月≫4枚、≪死亡//退場≫1枚・(後手の時)≪血染めの月≫2枚

・対土地単
こっそり「イニシアチブ」が輝くマッチアップ。≪霊柩車≫も大忙し。
IN:≪魔術遠眼鏡≫2枚、≪月の大魔術師≫1枚、≪死亡//退場≫1枚
OUT:≪再鍛の刃、ラエリア≫1枚、≪激情≫3枚

・対スパイ
事故マッチその2。もし神社に寄ったらお賽銭の額を上げておきましょう。
IN:≪魔術遠眼鏡≫2枚、≪フェアリーの忌み者≫2枚、≪三なる宝球≫3枚、≪月の大魔術師≫1枚
OUT:≪激情≫4枚、≪血染めの月≫1枚、≪死亡//退場≫3枚

・対DDFT
パイルに入らなかったカード達から逆算して手札とパイルを想像する時間が癒やし。
IN:≪赤霊破≫3枚、≪魔術遠眼鏡≫2枚、≪三なる宝球≫3枚、≪月の大魔術師≫1枚、≪焦熱の合流点≫1枚
OUT:≪激情≫4枚、≪未認可霊柩車≫3枚、≪死亡//退場≫3枚

・対スニークショー
事故マッチその3。このマッチアップのために≪魔術遠眼鏡≫を増やしたと言って過言ではないレベル。
IN:≪赤霊破≫3枚、≪魔術遠眼鏡≫2枚、≪月の大魔術師≫1枚、≪焦熱の合流点≫3枚、≪死亡//退場≫1枚
OUT:≪激情≫2枚、≪虚空の杯≫4枚、≪未認可霊柩車≫3枚、≪血染めの月≫1枚

・オムニテル
≪騙し討ち≫ルートが無い分少しだけ楽、ほんの少しだけ。
IN:≪赤霊破≫3枚、≪魔術遠眼鏡≫2枚、≪三なる宝球≫3枚
OUT:≪虚空の杯≫4枚、≪血染めの月≫4枚

・対ペインター
ここではひとまず赤単ペインターの想定で記します。
IN:≪魔術遠眼鏡≫2枚、≪月の大魔術師≫1枚、≪焦熱の合流点≫3枚
OUT:≪金属モックス≫4枚、≪混沌の洞窟の冒険者≫2枚

・対アルーレン
空中戦力や瞬速生物が豊富なため「イニシアチブ」維持がやや難しいマッチアップ。
IN:≪赤霊破≫3枚、≪魔術遠眼鏡≫2枚、≪三なる宝球≫3枚、≪月の大魔術師≫1枚
OUT:≪混沌の洞窟の冒険者≫2枚、≪虚空の杯≫4枚、≪未認可霊柩車≫1枚、≪血染めの月≫2枚

・鬼退治を終えて

「鬼退治が終わるとどうなるの?」
「知らんのか? 鬼退治が始まる」

ここであらためて最初の質問、

この初手

何枚に見えますか?

あえて正解は設定しません。しませんが、冒頭でも述べたように「見え方」が変わっていたら嬉しいなと思います。
あとは、不採用となったカード達への手向けとして追記を有料箇所に設定しましたが、"そっ閉じ"して下さっても構いません。

それではここまで目を通して頂いた方々へ。
本当にありがとうございます。
もしいつか、荒々しい桃太郎達と冒険へ出る際にこの覚え書きが「ぼうけんのしょ」として手元にあれば幸いです。
あなたにイニシアチブのあらんことを……。

ここからハジマル ボクらの戦いの年代記

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