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Attitude(態度、姿勢)大事。

夜、オーケストラの練習から帰宅して空を見上げるとオリオン座がちょうど正面に来る。春になりかけているなあと思う。新しいことをする気持ちになる季節だ。

新しいことといえば少し前に英検の1次試験を受けた。中学生の時に4級を受けて以来約35年ぶりだ。子どもが勉強しているのを見たらおもしろそうだったので私もやってみることにした次第である。問題集や教本もあるにはあるが、今はオンラインで勉強できるものが色々ある。スタディギアというサイトは英検の受験申し込みをするとプランが上がって試験対策もできる。毎日やっているとハマるもので気がつくと1時間ぐらいやってしまい、家事をする気も起こらず、「今日の晩御飯は親子丼ねー」なんていう日も結構あった。

ハマってしまうのは勉強が好きだとかそういうことではないんだろうと思う。やらないと気が落ち着かない。それだけ。ゲームをする感覚だ。スタディギアで単語などをやっている時は全部正解しないと終わらないので嫌々やってる。そのくせ「コンプリートしてやる」と結構前向きになる。マイナスのやる気、というのもあるんだなあと思った。

1次試験は山を降りて町の中学校の教室で受験した。制服の子がほとんどで、みんな付箋がいっぱい貼ってあったり、色がたくさんついてたりする参考書や分厚いノートを持っていた。おおすごい。あのぐらい勉強しないとダメなのか、次回頑張ろう、と試験前から反省。そして学生の間にはおじさんおばさんもちらほらいた。同志よ、共に頑張ろう、という気になった。

受験票には換気のため窓を開けるので防寒の準備をしてくてください、と書かれていたのでこれでもか、というくらい膝掛けや座布団を持って行った。窓際の席を陣取ってよしよしと思ったが、壁からじわじわ寒さがくる。これは失敗だった。我が家の子どもたちがカイロの買い置きがないとブーブー文句を言うのも頷ける。もっと真ん中の列に座ればよかった、と思ったが気がついた時には移動できる席がなかった。強者風の大人諸君が真ん中あたりに座っている理由が分かり、私はまだまだだったとその日何度目かの反省をした。

さて、日曜日は2次試験だ。インターネットで色々と攻略法を書いているのを読んではみたが、結局のところ練習あるのみ、なようだ。1次試験が終わってから今日までの間に気が緩んでいたなあと反省するがまだ時間は半日ほどある。

金曜の夜、娘からアドバイスをもらった。「お母さんはフレンドリーさを全面に打ち出してアティチュード(attitude)を評価してもらったらいいよ」と。夫からは「笑いもとっていくといいよ」という言葉ももらった。なんか違う気がする。ほんとに違うと思うのだが、自分でもそこは是非に、と思う。滑らぬように程々に笑いをとって、試験官を楽しませて帰ってこよう。いや、そうじゃない。合格を目指してしっかり面接を受けよう、と思う。

では、また。ごきげんよう。