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あれこれ考えて結局何もできなくなるの巻

ごきげんよう〜

タイトル通りなんですけどね。
ま〜これですわ。
人間関係も仕事もそう。

嫌な気持ちにさせないかな〜とか
でもこうかもしれないしな〜とか
ぐるぐる考えて結局何もできないことが多いんですね。
まあ性分なんで。

いま悩んでもしょうがないことで悩むな!
とかもありますね。
本当にそう。

でも切り替えられたら苦労しないんですわ。
まあ性分なんで。

今回は、その昔感想文書くために本を読んで、
「その人と同じ経験をしてきてないのに、どうやってアドバイスとか裁きをくだすんですか?」
て思った話です。

ネタバレを含むので予備知識ゼロで読みたい方は回れ右でお願いします。
ナチュラルにネタバレかますクセがあるので先に言います。
そーゆー性分てことにさせてください。

あと死の話題などなど、暗い話、重たい話が含まれますのでご注意ください。





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学生時代、読書感想文の課題は定番であったと思う。
ぼくのところは課題図書がいくつかあり、そこから自分で選んで感想文を書くタイプだった。

なぜこの話を選んだかは覚えていない。
先生が「重たい話だが挑戦待ってます」とでも言って、とんがってた僕が「ほーん、ならやったるわ」とか思ってた可能性はある。
思春期怖い。
短編集の中の一作なのですぐ読めました。

まず、Amazonから転載してきたのであらすじをどうぞ。

本の概要(アマゾンより転載)
「おめえ、おらが死んでも喰わねえな」
「喰わねえてば、喰わねえでねえか。同じ村の同じ船に乗ってるもんをよ。誰が喰うだ……」
昭和19年、厳冬の北海道羅臼で起きた「難破船長人喰事件」。
実在の事件をもとにした、戦後文学の極北。

雪と氷に閉ざされた北海の洞窟の中で、生死の境に追いつめられた人間同士が相食むにいたる惨劇を通して、極限状況における人間心理を真正面から直視した問題作「ひかりごけ」。


食べ物がない極限状態で、仲間の死体を食べて生き延びた。
春になって一人だけ救出されたが、人肉を食べた罪で裁判にかけられる。

うろ覚えなんだけど、裁判の場面で、
罪を犯したとして船長が激しく追求、批判される。
「なんてことを」
「人間のすることじゃない」
「死んでいった仲間に申し訳ないと思わないのか」

船長は「わたしは、わたしと同じ状況を経験した者にしか裁かれたくない」と言う。

その言葉に対しても厳しく批判される。

最後は死刑確定して終わり、とかだったかな。
覚えてないが。

船長のセリフを読んで、確かにな、と思ってしまった。
「死体を食べた」ことの残虐性?非人間性?について批判されているが、
実際その状況になったらどうするか。
自分が生きるために食べるか、そんなことはできないと死を選ぶか。



この本を読んでいたころ、小学生が同級生を殺害する事件があった。
僕の中の常識では、人を殺したいほど憎んだことはなかったし、「小学生が同級生を」ってことにも衝撃だった。

衝撃的なニュースや辛いニュースは
心が落ち込むので詳しく追わない。
Twitterのタイムラインからもミュートする。
ニュースも元々見ない。
なので詳しい内容は覚えていない。
衝撃を受けた、ということだけは覚えている。

そこに至った経緯がある。
家庭環境、人間関係、学校、等々。
そこには、その人だけが体験した苦しみがあったかもしれないし、ただそうしてみたかっただけかもしれない。
背景がわからずに、理解できずに、何を言えるだろうか。


今まで出会ってきた人、リアルの人間関係、ネットの人間関係でも、
いろいろな背景の人がいた。
僕が知らないだけで、苦しみを感じてきた人はたくさんいるだろう。
見かけた話題や、聞いた話について、
「それは違うだろ!」という言葉が口をついて出そうになる。
軽はずみに口から出ていくこともある。

でもそれは、
ただ単に無遠慮に自分の考えを押し付けてるだけかもしれないし、
過去の出来事からそういう考え方しかできなくなってるかもしれないし、
自覚がないかもしれないし、
自覚があるかもしれないし、

などと考えて、
頭の中でぐるぐるさせて、
何も言えない、
ということが多かった。
いまは少しマシになった気がしてる。

あなたのココが好きだよ!とか
あなたの作るコレは最高だね!とか
あなたの言葉で僕は救われてるよ!とか

伝えたい!という気持ちが強くなったのと

三十余年の人生の中で、
順調ではないし、上手くできてないことの方が多くて情けなくなるけれど、
多少なりとも心の容量が増えたり、他人を思いやれる余裕が出てきたからだと思う。

ただ、その心の容量の外側にいる人たちがいる。
自分の今までの人生では太刀打ちできない苦しみを持っていたり、手が、言葉が届かなかったりする。
そんな時に思うのは、
自分の言葉は薄っぺらだし、それっぽいことを言ってるだけだなってこと。
そもそも本人が助かろうと思っていなかったら届かないし、
助かろうと思っててもどうすればいいかわかってなかったりするし。
なんだか場をかき乱してばかりで、何にもなっていないよな、とぼんやり思ったり。

なんかこう、太刀打ちできない、なんとかしようと思うのもおこがましいんだけど、
それでもなんとかしたい、みたいな話で。
しかし自分の思いを投げても相手には届かなくて。
しかも自分の思ってることが本当に相手のためになるのかわからなくなってきたりとかね。


なんか途中から全然違う話になってるんですけど。
長く文章を書いてると大体そう…

いつも偉そうなこと言ってるけど、たまに冷静になって色々考えて、何も言えなくなっちゃうんですよね、
という話でした。

なんだかな〜
やるせないっていうか、悔しいっていうか
そもそも大したことできないけど
なんとかしたいって思ってしまうんですね

は〜

なんか言いたいことが全然まとまらない。
言語化の練習が必要ですね。
もっと本を読め。


それではまた〜

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